あさが、確か、「生きにくい世の中になった」と嘆き、「人の事を思いやる賢い頭と」「柔らかい心」が大事と、勉強会で語っていました。
あの時代がそうだったかどうかは分りませんが、これは今を生きる私たちへのメッセージでもあります。
そして、ずっと、どういうラストなのかと期待していたのですが、前日の回で亡くなった新次郎が、若い時の姿で丘の上にふと現れ(あさにしか見えません)あさが懸命に駆けつけます。
で、新次郎が「よくがんばった」というようなセリフを言うのですね、と、何と、あさも若い姿に戻っているのです。
もう、こうなってくると、気持ちの方が高ぶってしまい、セリフをはっきりと思いだせませんが、2人とも若い美しい頃
、心も体も生き生きとしていた頃ですね。
そのシーンの美しさに体が震えました。
素晴らしい演出だったと思います。
シナリオを書いてる身とすれば、あのシーンは実に巧みで、見事な自然な流れの中で、感動させるものと思います。
あさは自分の思いを生徒達に語った後(これは、私たちへのメッセージでもあるんですよね)で、幻の新次郎の元へと懸けていきますよね。
後世に自分の生きてきた道を語り、女性としての生き方をがんばって模索していってほしいみたいな事を言ったその後ですね。
このドラマの一貫したテーマで締めくくられています。
(いや〜感動で、セリフが頭に入らなかったですよ)
そういう、あさの全てを語った後での、あのラストシーンです。
言うまでもなく、あさも新次郎に続いて亡くなりますが、あの感動のラストシーンは、あさが天国で新次郎と再会したシーンでしょうか。
元気一杯で溌剌と生きてきた、あさの死は、決して暗い・悲しいものであってはならない。
でも、ラストシーンは、あさの晩年の社会貢献につながるものでなければならないし(あさが、人生観を語るシーンが絶対必要ですしね)、そして「夫婦愛」をメインに展開してきたドラマだけに、単に新次郎の死を悲しむことから立ち直るシーンであってもなりませんしね。(夫の死を悲しみ、寂しく思いながら、生きている。老いたあさの表情から窺われますね)
そういう意味で、このラストは、実にピッタリと当てはまったと思いますね。
私もシナリオをかじってますから、あさの臨終のシーンがあるとすれば、どういうシーンがいいのか、相当大森美香さんもNHKも頭をひねったと思いますよ。
それをああいう美しいシーンに仕立て上げるとは、あっぱれ、さすがだと思いました。
感動を有難うございました。
そして、大ファンの波瑠さんには、くれぐれもお体に気を付けて、皆に夢を与えてくれるいい女優さんになってもらいたいです。
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