野島伸司脚本、芦田愛菜・シャーロットケイトフォックスW主演ですね。
これだけ見ても、興味がそそられますが、視聴率が悪かったようです。
私は、昨日録画していたものを観ましたので、その感想を書いてみたいと思います。
①もはや、ホームドラマは日本社会では受け入れられない。
数年前に、「家族のうた」が大失敗したのを思い出だしますね。
「OUR HOUSE」は、40年前の日本なら、受け入れられたかもしれません。
しかし、結婚しない人も多く、核家族化が異常なまで進んでいる今の日本、子供が欲しくても出来ない夫婦、こういう社会で、このドラマを受け入れる人がどれだけいるのか、リサーチも何もあったものじゃないいなあという感想を一番に抱きました。
「家政婦のミタ」は、確かに家族のドラマですが、視点が全く違いますね。
野島伸司は、こういう切口が得意だったはずなのに非常に残念でなりません。
このドラマ設定は、40年前の日本社会で、日本人の妻と再婚するような話なら、ほほえましいドラマとしてヒットしていたでしょうね。
単に、人気のある朝ドラヒロインを無理やり持ってきただけの気がしてなりません。
再婚相手が、外人であることにも、大いに違和感を覚えましたね。
とにもかくにも、かつての話題となった「高校教師」など、現代日本の抱える社会問題を切口にしていた野島伸司が、一体何に迎合したのでしょう、局の要請で、人気スターを使うから、イメージを壊さない様なドラマを作って欲しいと言われたのか・・・、全く分りません。
②主演が、どちらも良い人
ドラマは、少なくとも、善と悪が対立するような構造でなければなりません。
あるいは、悪が成長して、善に変わってゆくと言うのもドラマでは定説です。
仮に、40年前のドラマ設定であったとしても、再婚相手が悪なら、興味をそそりますね。
何かをたくらんでいるとかですね。謎めいてなけりゃ、誰も興味をそそりません。
あと、ドラマっていうのは、先を読ませちゃダメなんですよね。どうなるか分らないってのを描かないと。
このドラマは、W主演の二人が、お互いぶつかり合いながらも最後には分り合う、っていうドラマでしょう。
そんなの分かってながら、見ていて楽しいでしょうか?
どちらかに、癖のある設定でなければ、どちらの立場にも感情移入できません。
皆が良い人である、設定が悪い典型ですね。古き良き時代ならいいのでしょうが。
こういうドラマを作るのなら、せいぜい朝ドラでしょうね。
③構成の失敗。
最初に、全てを説明してしまっていますね。大失敗です。
母親が病気で死んで・・・。
こういうのは、如何に父親が常識はずれで非道か、ってのをわからすのに使ったのでしょうが、時が過ぎれば・・・うんぬんのナレーションで一気に意味のないシーンにしてしまっています。普通の生活に戻ってますから。
もし、この哀れな境遇をだすなら、第2話位でいいでしょう。
こういうことは、もっと後で分らせればいいのです。
それに、父親の存在はじめから出さず、普通におじいさんと子供達が生活しているシーンから入るべきすね。
すこしづつ父親がだらしのない存在で、滅多に家にいないか、あるいはふら〜っと出て行って、数年帰ってこないとか、しかし、こういう親でも、それが当たり前の家族設定にしておくべきでしたね。
それから、父親が非道なら、その父親を徹底的に憎まなくてはなりませんよ。
再婚相手を受け入れられないのは理屈としてわかるが、とても良い人物で、憎み切れない。
悪いのは全て父親だという事ですよ。
この二人を理解し、受け入れてゆくってのならわかりますが、第一話で父親の事を受け入れてますし、既に料理対決をするといったことから、もう家庭に入り込んでいますから、典型的な失敗です。
芦田愛菜が、シャーロットを雨降る外へ蹴飛ばす位の過激さが欲しかったですね。
以上、ご意見あればコメント下さい。