ぬるい特オタの備忘録

毎日、仕事中になんか歌が脳内再生されてます。その備忘録。

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特警ウィンスペクター

TV特撮の放映本数が減ったままだった1990年はじめ、それまでの「東映特撮ヒーロー」とは一線を画す、意欲的な番組「特警ウィンスペクター」が放映開始されました。

op映像が無かったので、予告編だけでも・・・

opはこんな歌、けっこう熱い曲です

視聴率や玩具の売り上げで失敗できない=作品的に冒険することが難しかった時期なことと、ちょうどこの頃は連日のように報道されてた事件の影響で、マンガもアニメも特撮も批判の対象にされがちでした。

そんな背景で始まったこの番組は「特撮ヒーロー」に、人命救助・刑事ドラマ・社会派路線を盛り込んだ意欲作でした。

まず何より、決まった敵組織が存在しない。犯人がとんでもない装備を持ってたりマシンが暴走したりの回もありますが、基本的に犯罪者は人間。

そして主人公たち「特警」が最優先するのは、犯罪やそれに関連して起きた災害からの「人命救助」であり、犯人の処置も撲滅ではなく「逮捕」です。

イメージ 1
中央が主人公のスーツ、後ろは地&空のサポートロボ

すごい新機軸を盛り込んで、それを脚本家さんたちの連携で1年、やってのけました。とはいえ「特撮ヒーローによる人命救助」を画面として実現するために、絵的に派手にしようと無理してるトコもあったのは事実。
(約1名、これはちょっとな脚本家さんもいましたし)

山の上に飛んだ怪鳥を追って崖を登る緊迫のシーン・・・なのに、下に居た少年が「徒歩で先に登頂」して、しかも鳥との友情が芽生えてた、とか。

電車に仕掛けられた爆弾を発見、でも解除は間に合わない、爆弾を抱えて橋から飛び降り爆死・・・下が川なんだから、爆弾だけ投げれば無駄死にせずに・・・とか。

侵入されるとセキュリティシステムが作動&木っ端みじんに自爆するように作られている「銀行の金庫」とか・・・しかもその金庫の周囲には「殺人レーザー」が飛び交うし。

爆弾処理に手間取ってるうちに集まってきた野次馬たちを「危ない、逃げて」と外に逃がした後で、爆弾を持ってどこかへ走り出す・・・いや、野次馬を逃がした意味は・・・

特に初期は慣れてなかったのか「話の辻褄」という意味でのツッコミどころに加えて、演出の失敗や詰めの甘さも随所に散りばめられてます。観賞してて「え、なんで?」って思うようなコトは10話中9話ぐらいあります。あとサブタイトルも、内容が伝わってないのが多かった。

だけど、それまでの東映ヒーローとは違った雰囲気で、毎週の放映がほんとすごく楽しかったんです。基本的に1話完結で、毎回の多様な犯人・多様な動機・多様な犯罪、そして多様なレスキュー活動。

まるで、東映ヒーロー版「怪奇大作戦」とか「ウルトラQ」という感じ。

エピソードそのものも、パイロット版の意味合いも兼ねてる1話2話はもちろんのこと、印象深い話が色々とありました。その中でも私は、7話目の「幸せ祈る聖少女」って話が、特に印象深いです。

殺し屋が逃亡して、かつて警察にチクった村田(中田譲治さん)への復讐を企てる。

村田はもともと根っからの悪党ではなく・・・勤めていた会社が倒産→何をやってもうまくいかない→酒に溺れる→奥さんが病死→ますます自暴自棄→軽犯罪で捕まる→さらに高校生の娘のバイト先で金をせびる→昼間から酒びたり・・・人生の歯車が狂ってダメ親父になったというヤツですね。

そしてそんな父親に、自分のマフラーを外してそっとかけてあげる娘。

イメージ 2

・・・あれ、今って日曜の朝だよな?・・・たしかにさっきopを見たもんな、と思ったんですよ。なんだか、土曜の夜9時ぐらいからやってる番組の映像と、まんま同じ雰囲気だぞと。

この話は、中田譲治さん演じる村田の「ダメ親父」っぷりがとことん描かれてました。殺し屋の逃亡を知って怖くて隠れてたハズなのに、気づくと屋台で一杯やってる。娘を人質に取られたのに「俺は怖いんだよ」と繰り返すばかりで、助けに行く決心をするまでに一晩かかる。ラストでは、娘が作ってくれた弁当を大喜びで上下に振りまくり・・・あぁ弁当が潰れる・・・orz

当時、日曜の朝8時なんてA.早起きして友人と遊びに行くのでビデオ録画、B.ゆっくり寝たいのでビデオ録画、のどちらかだった私が、たまたまリアルタイム視聴した話でした。

CMも飛ばさずしっかり見たせいでよけい印象が強いのもありますが「どこまでダメ親父を描けるか」という人間味の演出に、他のエピソード以上に力が入ってる印象を受けたんですよ。

放映当時は「え、子供番組でここまでやるの?」と思ったけど、いま考えると、その「子供番組なのに」と無意識に作ってしまってる「枠」への挑戦って意味合いもあったのかもですね。そう考えると、1960〜70年代の熱意が甦った番組だったとも言えます。

幸い番組もヒットして玩具も売れたとか。以後、同じ路線でソルブレイン、エクシードラフトと続いたので、実際に人気があったんでしょう。この翌年の鳥人戦隊ジェットマンとともに、東映特撮の転機になった作品の一つです。

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