|
バンダイで手腕をふるった「村上天皇」こと村上克司さんのデザイン集が出版されるそうです。玩具会社ポピー(後のバンダイ・ボーイズトイ事業部)の社員時代に石森章太郎センセがデザインしたライジンゴーをリタッチしたのを皮切りに、数々の玩具デザインを手がけてきた方です。
オール・アバウト村上克司-特撮・ロボット工業デザインアート集
Amazonさんの販売ページから拝借しました
「超合金」の企画や、戦隊ヒーローの「ゴーグル」や宇宙刑事のデザイン、大鉄人17やレオパルドンからカーレンジャーまでの戦隊メカデザインなど、その功績は数え上げたらキリが無いほど。私の大好きなゴールドライタンや鉄人28号(太陽の使者)も氏の手によるモノです。
ゴールドライタンと、当時販売されていた玩具
・・・まあ逆に、マイナス部分も大きいんですけどね (^^;
特徴的なのが、ロボット玩具が大型化していった頃の商品。
様々なギミックを盛り込む必要もあったせいで、あからさまに無理のあるものも頻発しました。ワイヤーフレームで電送するのが表現ができずにパンタグラフみたいなフレームにパーツを入れる遊び方になったレザリオンとか、三体合体六変化と言っても6形態とも色が入れ替わっただけにしか見えないアルベガスとか、マクロスの真似をしてみたら弁当売りにしか見えなくなったグランドバースとか。
そもそも、いまの子供向け番組が「玩具主導」の流れになってるのも、氏の影響が大きかったみたいですし。
パンタグラフと、六変化と、弁当売り
あと社内外に対して権力を持っていたのか、かなり強権的だったという話もよく聞きます。「バイク戦艦(アドラステア)を出さないなら富野はクビだ」と発言したとか、若手がデザインに悩んでると「貸せ、俺がやる!」と取り上げてサラサラ描き上げたガンダムには唇が付いててせめてカバーを付けさせてくれと懇願させたとかなんてのは有名なトコ。
(だから村上「天皇」って呼ばれたりします)
でも、玩具主導のためとはいえ「戦隊ヒーローの追加戦士」や「1号ロボと2号ロボがスーパー合体」とかの燃える展開を生み出したとか、マシンロボとかタマゴラスなんかの「遊べる玩具」を作ったとかって、氏の才能と努力と強い想いのおかげ。
そもそもキャラクター玩具の質が上がったのも、氏の「テレビに出ているそのままのロボットを子どもに見せたい」(インタビューより)という思いからだと思いますし、かくいう私も、子供の頃にワクワクしながら手にした超合金の重みや質感はいまでも手に残ってます。
なにより「空気を読まない」とまで言われるほどの発想の自由さは、とんでもないコトも多い反面、新しい遊びを生み出す発想力という意味で、素直にすごいと思いますし。
発売は2月21日、届くのが楽しみです。
・・・あ、もしかしてこの本に(当然ながら没になった)「変形してウルトラマンの頭になるスーパーカー」のデザイン、入ってるかなぁ(笑)
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]



