子供心に「タイムショックの粋なおじさん」と刷り込まれていた田宮二郎。
たまたまTVで放映していた映画(記憶があやふやなんですが、たぶん悪名のどれか)で「カッコいい役者さん」「女たらしの役者さん」という認識も持った頃に「8時だョ!全員集合」に出演されたときの衝撃は忘れられません。
つぎはぎの服に短パン、ゴム靴をロープで縛ったいでたち
この姿でこっそり「タイムショック!」やってくれました
これがそのムービーです。興味のある方はどうぞ
TVで白い巨塔の放映中に自殺されて大騒ぎになった後、しばらくは私の記憶から薄れていってたんですが、学生の頃に京都の高野ってトコにあった映画館で何本か映画を観て、その演技の幅広さと、スラッとした長身に筋肉質な体つき、冷たいのか暖かいのかわからない端整な顔立ちなどを改めて認識したとき、すごく惜しい人を亡くしてるんだと思いました。
そんな彼の代表作の一つ「犬シリーズ」が、この9月までBSで放映されてまして、これはもちろん初期もいいんですが、個人的には後期3作「野良犬」「早撃ち犬」「勝負犬」が、爆笑曲撃ちも楽しめるし、田宮演じる鴨井大介のキャラクターも「二枚目の寅さん」みたいになってきてるしで、好きなんですよ。
(あ、爆笑って言っちゃった・笑)
当時の大人の事情はわかりませんし、報道されていたトキの空気感も掴めないので雰囲気もわかりません。この頃の大映には他にも好きな役者さんがたくさん居るんですが、その方たちとの人間関係なんかもわかりません。もちろん、本人がどんな気持ちで演じていたかもわかりません。
だけど少なくともこの頃の田宮二郎って、すごく頭が良くて度量の広い役者さんだったんだなと思うんですよ。
だって、こんな「犬シリーズ」の鴨井大介みたいな本人に似合ってない「キザな三枚目」を演じて、単純にカッコいいと思わせるってことは、つまり田宮二郎本人が、田宮二郎っていう役者を地に落とし、パロディにし、ギャグに昇華させてるっていうコトだと思うんですよ。
もちろん天知茂との凸凹コンビの恩恵もあるんでしょうし、成田三樹夫さんの独特の味に助けられてる部分もあるでしょうけど、田宮二郎も彼らに負けず劣らず頭が良く、徹底して演じていたんだと思います。
もうほとんど覚えてないけど、タイムショックで「粋だ」と感じてたのは、たぶんその頭の良さから来る司会者としてのコメントや番組進行にあったんじゃないかと思います。なんだか他の人とは違うぞと。
うん、好きなんだ、このヒト。だもんで突然ですが、語ってみました。
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