ぬるい特オタの備忘録

毎日、仕事中になんか歌が脳内再生されてます。その備忘録。

大映特撮映画DVDコレクション

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定期購読しているデアゴスティーニの「大映特撮映画DVDコレクション」の定期購読特典・復刻版リボルテックG1ガメラが届きました・・・なるほど、本来の最終巻(46号)と同梱されて届くんですね。

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・・・リボ関節が硬くて、まだかなり力を入れないとポーズが変えれないのが怖いところ。実は両腕を下に降ろせません(涙)ひとまず前に購入した着ぐるミクロマンのガメラに再登場して頂きました。も少し自由に動けるようになったら、表舞台に出てきてもらいます。

パッケージはデアゴのオリジナルで非常にシンプル。写真は無し、底面に商品説明・問い合わせ先・プラズマ火球と噴煙のエフェクトパーツの説明があるだけでした。

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今号は1949年(昭和24年)公開された「幽霊列車」です。前回にもコメディ映画みたいな予告編だと書きましたが、本編を鑑賞しても、オープニングから明るい曲調の「あなたも お化け、わたしも お化け」という歌。高らかに「怪談映画じゃ無いんだよ」と宣言しています。さてなにが「幽霊列車」なのか?

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販売時のパッケージと中身の冊子、右下クリックで拡大できます。

表紙を開くと公開当時のポスター折り込み、その裏の3ページは「幽霊図鑑」として幽霊列車の解説、5ページが「解説&みどころ」で、この前年のNHKドラマの映画化であることや、円谷英二さんが列車事故などの特撮シーンに参加していたとの記述。

そして前後しますが、4ページが「資料館 特別編」として、10ページに掲載されている「大映ニュースNo16」の裏表紙ページが大きく掲載されています。ここにはこの映画と同じ昭和24年に公開された「透明人間現わる」に円谷英二さん(誌面では圓谷英一)が参加していることが書いてあります。また、京マチ子さんが大映1年目だったこともわかります。

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ポスターページと3〜5ページ

6〜7ページの見開きは「俳優名鑑」で「異色俳優陣結集の大映怪談喜劇」として柳家金語楼さん、花菱アチャコさん、横山エンタツさんらが紹介されています。また日高澄子さんや藤井貢さんのように役柄に名前がある方が少なく、羅門光三郎さんの「駅長」をはじめとして美しい令嬢・新婚の妻&夫・中年の女・眼鏡の男・歯痛の男・モンペの娘など、とても怪奇映画とは思えない通り名の登場人物ばかりです。

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6〜7ページ「俳優名鑑」、8〜9ページ「特別寄稿」、10ページ「資料館」

8〜9ページは、撮影秘話が無いかわりに「大映秘蔵資料公開」として、1970年初頭の第2次怪獣ブーム&変身ブームの時期に大映が発表したという「ちびっこ怪獣モンスタくん」の企画書と、1話目のストーリーが掲載されています。

10ページは「資料館」で、ポスターや新聞広告などのどれを見ても「ゾッとしてドッと笑う」とか「身の毛もよだつ面白さ」などの言葉が目立ちます。


次号は1957年(昭和32年)の8月に相次いで公開された「赤胴鈴之助 鬼面党退治」「赤胴鈴之助 飛鳥流真空斬り」の2本で、シリーズとしては3話目と4話目。これで梅若正二さん主演の分は全て刊行されることになります。


・・・


怪談映画のようなタイトルだけど、明るい音楽と紙芝居のようなオープニングで怪奇コメディのような雰囲気の導入部。そして本編を鑑賞したら、実は「謎解きミステリー」だったという、面白い趣向の映画です。

怪しげな駅長さん、最終列車から続々と降りてくる「腹に一物を抱えてそうなお客さん」たち、温泉に向かうために皆が乗り込むバスの運転手も怪しげ、バスの故障にかこつけて駅に引き返すよう命令する怪しい刑事、駅舎に泊まろうとすると嫌がって幽霊列車の話をする駅長、すると殺人事件がおこる。

意外な犯人と意外な探偵。ここは面白いです。

ただ、あまりに全員が「何かありそう」な登場人物ばかりだし、いま思えば伏線はあったけど「唐突にキャラが変わって何でもあり」な印象だし、もう最後の方は「キャラの濃さでお腹いっぱい」になっちゃいます。

そのわりに「最も何かありそう」だったエンタツ&アチャコの社長&秘書は説明なし、渋谷と京子との関係も最後まで説明なし。

また、円谷英二さんが参加したという特撮シーンは、バスが山道を走るロングカット・幽霊列車のロング・幽霊列車の転落といった部分だろうと思いますが、確かに模型の出来はいい感じだけど、撮り方のせいで「完璧にミニチュア」に見えます。

総合すると、カメラワークも含めて、なんだか「プロの映画を鑑賞した」というより「セミプロの舞台劇を楽しく鑑賞した」という印象の映画でした。


それより何より驚いたのが、終盤の横山エンタツさん・花菱アチャコさん・柳家金語楼さんの列車がらみのシーン。

線路で寝てたエンタツ・アチャコの2人が、バックで近づく列車に気付いて逃げてそのまま追いかけられる、というシーンがありますが、まず逆まわしや合成では無さそうです。何度か見返しても、お2人の動きにまったく不自然な感じが無いので「ゆっくり動く列車とゆっくり演技する2人をコマ落としで速く見せる」という技法でも無さそう。

もしかするとホントに「走る列車の進む方向に、人気絶頂の2人の漫才師が必死で走ってる」のかもしれません。

またその少し前には、柳家金語楼さんが「走ってる機関車の後ろから屋根を伝って行き、側面から運転席へ移動する」というシーンもあるんですが、運転席に乗り込む直前のシーンはワンカットで撮られている上にハッキリとお顔が確認できるので、スタント吹き替えとは思えません。調べてみたら、氏は当時47歳。ダイハード3の時のブルースウィリスよりも年上です。

列車って、鉄の塊。そんなのがどんなにゆっくりでも動いてるすぐ側で、もしも転んだり、足が滑って落ちたりしたら、車輪に巻き込まれて即死亡の可能性が非常に高いんです。

なので、私にはわからない「何らかのトリック撮影なんだ」と思いたいところなんですが・・・まさか当時の人気芸人さんたちが「文字通り命懸けで撮影に臨んだ」とは考えたくもないですし・・・まさかねぇ・・・もしかして円谷英二さんが参加したのって、実はこのシーンだったりして (^^;
今号は1958年(昭和33年)に公開された「怪猫 呪いの壁」です。市川雷蔵さんや勝新太郎さん主演の時代劇映画で手腕を振るった三隅研次監の怪談映画ということで、どんな映像が出てくるのか楽しみでした。

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販売時のパッケージ、中身の冊子表紙…画像の右下クリックで拡大できます

表紙を開くと公開当時のポスター折り込み、ページをめくった3〜4ページが「妖怪図鑑」として黒姫・志乃の亡霊・葛城玄道の解説と「大映閑話」があり、5ページが「作品解説」という構成です。

「大映閑話」には、映画のカラー化が落ち着いた後にスクリーンのワイド化が始まったことと、大映がビスタビジョンを取り入れた理由が書いてあり、また「作品解説」にはこの映画が従来とは一線を画するストーリーとアクションで人気を博し、11年後にニュープリントでリバイバルされたことが書いてあります。

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ポスターのページと、3〜5ページ

6〜7ページは「俳優名鑑」で、勝新太郎さんがカッコいいです。また女優陣は「ちょっと驚く」だけの役柄の方まで美人揃い、特に6ページの浦路洋子さん・近藤美恵子さん・村田知英子さんの美しさが際立ってます。

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6〜7ページ「俳優名鑑」、8〜9ページ「撮影秘話」、10ページ「資料館」

8〜9ページ「撮影秘話」には、村田知英子さんの化け猫メイク中の姿やワイヤーアクションのシーン、勝新太郎さんのスナップなどが掲載されてます。その下には、カラー化・ワイド化された米英ホラー映画が輸入されていたという時代背景から、日本の怪談映画も様式美ではなく、日常性の中のリアリティを追求する傾向にあったことが書いてあります。

9ページは浅井和康さんの「特別寄稿」で、西洋文化や中国と日本でのネコの扱いの違いや、それまで「鍋島・岡崎猫騒動」がベースになっていた日本の怪猫映画に対して今作はエドガー・アラン・ポーの「黒猫」を翻案した斬新な映画だったことなどが語られています。

10ページの「資料館」にはポスターや新聞広告などが掲載されています。本上映では化け猫に喬之助(勝新太郎さん)が恐怖するような構図なのが、再上映では一緒に戦っているかのような構図に変わっているのが面白いです。


次の45号は、1949年(昭和24年)公開の「幽霊列車」です。タイトルは怪談映画とかオカルト映画のような感じですが、予告編ではどう見てもコメディ映画のノリ。主演は柳家金語楼さん、そこに横山エンタツさんと花菱アチャコさんのキスシーン、さらに個性的な登場人物が明るいBGMに乗せて続々と出てきて、駅の待合室で踊ってる・・・楽しそうな映画です。



・・・



話がゴテゴテしてたせいか、登場人物の誰にも感情移入できませんでした。ホントに人気作だったのかなぁ・・・主役の勝新太郎さんも、若手だから大人しくしてたのか、あの強烈な個性がまだ覚醒前だったのか、白塗りのせいなのか、ただフツーに男前なだけでした。

(ストーリー)
奥方を亡くして落ち込むお殿様(伊沢一郎)に、中老・五月(村田知英子)と用人・田所(杉山昌三九)が側室・夏江(緑美千代)を推して世継ぎを産ませてお家乗っ取りを謀るが、殿様は腰元・志乃(近藤美恵子)に惚れている。その志乃には彼氏・郁次郎(舟木洋一)がいる。五月と田所は不義の罪をきせて志乃を失脚させようと、志乃と郁次郎の待ち合わせを狙う。志乃は殺され、奥方が可愛がっていた黒猫と一緒に壁に埋め込まれてしまう。逃げ延びた郁次郎は志乃の兄・喬之助(勝新太郎)に泣きつく。

屋敷では夜な夜なネコの鳴き声が響き渡るようになり、亡くなった奥方の供養中には白い壁に黒猫のシミが浮き上がった。五月と田所は修験者・葛城玄道(小堀明男)に怨霊封じ、さらにまだ幼い若君を呪い殺してくれと依頼する。

喬之助は恋人・梢(浦路洋子)の手引きで城に潜入、新しく塗られている壁に違和感を持ち怨霊封じの封印を解くと、黒姫(黒猫)は五月に乗り移り、喬之助を助けて行動、葛城玄道が若君を毒殺しようとするのを阻止。喬之助と郁次郎が田所一味を、そして黒姫が葛城玄道を退治する。

・・・映画の鑑賞中は役者さんが演じてるからいいんですが、こうやって文字にすると、人間関係や怨みの向かわせ方が煩雑で、話の運びも悪いと思います(だいぶ簡潔にしましたが、本編はもっと様々に入り組んでいます)。またけっこうセリフ回しも雑な印象。

ツボはきちんと押さえてあるんですよ。黒猫の怖さ(可愛さ)、影の使い方、天井からしたたり落ちる血、空中移動や屋根を突き破る大がかりなアクション、ちょい役まで美人揃いの女性陣(大奥がらみのせい?)。そして、美人が恐怖する姿が「怪談映画」の楽しみのひとつ、さらに美人が物の怪に憑かれて化け物になるというのが「国産怪談映画」の良さだと思いますが、そこもきちんと盛り込まれてます。

なのに怪奇映画のワクワク感はありません。所々に怖いシーンはあるけど、全体的には怪談ではなく、普通の時代劇に化け猫も盛り込んでますよといった感じで、なんだか「怪談映画の要素をなぞって作った勧善懲悪の時代劇」という印象でした。

ラストの2回に渡るチャンバラシーンの長さから考えても、たぶん三隅研次監督は、チャンバラ映画を撮りたかったんだろうなと思います。もともと時代劇映画を多く撮ってる方ですし。

そのせいか、怪談映画に多い女性的な感触が薄く、全体に骨っぽい印象でした。
カメラワークやカット割りなど見せ方の工夫もされてて見どころも多く、面白いとは思うけど、個人的にはもっと怪奇映画に振って欲しかったところです。
今号は1950年(昭和25年)に公開された、江戸川乱歩の「吸血鬼」の初映画化となる「氷柱の美女」です。後年、同じ原作で天知茂さん主演でTV化されたときも同じタイトルでしたが、それとはかなり印象の異なる映画でした。

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販売時のパッケージ、中身の冊子表紙…画像の右下クリックで拡大できます

今回は公開当時のポスターが存在しなかったのか、表紙を開いた1ページ目に「作品解説」としてみどころの解説があります。ここにはスリラー映画的なこと、お化け屋敷のシーンにはかなり力が入っていること、明智探偵の変装術などオリジナル設定が多いことなどが書いてあります。

2ページは「怪人図鑑」として「唇の無い男」と主人公の「明智小五郎」の解説。3ページは浅井和康さんの「特別寄稿」で、映画化された作品を中心に、江戸川乱歩の作品や本人の意向についての解説があります。

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1ページ「作品解説」、2〜3ページの「怪人図鑑」と「特別寄稿」

4〜5ページは「俳優名鑑」で、岡譲二さん・相馬千恵子さんをはじめとして、戦後から活躍されていたという俳優さんの顔ぶれが並んでいます。

6〜7ページは久々の「撮影秘話」で、劇中の服装で原作者・江戸川乱歩を迎えた主演の岡・相馬の両氏の写真や、氷柱のマネキン・お化け大会のセット風景・熱海のロケ風景などの写真を掲載。
また7ページにあるコラムには、vol40「鉄の爪」に書いてあった事情の解説がありました。GHQの制作規定に対応するかたちでチャンバラ映画を毎月1本以下に自粛し、その代用としてスリラー探偵映画が多数製作されることになったとのこと。

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4〜5ページ「俳優名鑑」、6〜7ページ「撮影秘話」、9ページ「資料館」

9ページの「資料館」にはいつものポスターもロビーカードも無く、すべてモノクロで、映画宣伝資料や新聞広告が数点だけ掲載されています。現存する資料が少ないのか、あるいは本当にポスターなどが無かったのかも知れません。


次の44号は、1958年(昭和33年)公開の「怪猫 呪いの壁」です。大映の怪猫映画としては「初のワイド画面」映画とのこと。ときどき大映の時代劇で見かける勝新太郎さん&浦路洋子さんの組み合わせなことと、撮影現場の写真も掲載されるようで、楽しみです。


・・・


ウルトラマンのイデ隊員や、宇宙戦艦ヤマトの真田志郎、近年では「はやぶさ」がエンジン停止したときに國中均教授が言った「こんなこともあろうかと」の原典とも思える、明智小五郎のスーパー探偵ぶりが楽しめる一作です。

なにせ、連絡が取れないと思ってたらすでに変装して潜入していたり、密室での宝石泥棒の犯行シーンではすでにその部屋で隠れてて未然に防いだり、未亡人が誘拐されたらなぜか製氷工場に先回りしてマネキンと入れ替えていたりと、まるで「実は明智小五郎が黒幕じゃないの?」と疑われそうなぐらい(笑)

映画としては、最初から「こいつが犯人だろう」と思うタイプの推理もの。犯人捜しよりも、トリックの謎解きや犯人の動機、また犯人がどう追い詰められていくかを楽しむ作品です。強欲な人、嫌みな人、騙される人、善意の協力者などが、服装も含めた見た目だけで語られてます。

また、細かなところに現実味を持たせているところが、観ているこちらの「なんで?」という引っかかりを無くして、スムーズに話を受け入れさせるのに一役買っています。

例えば、なぜ変なヒトを雇うんだというところは「普通の人間よりも恩を感じるので口が固いし、滅多に出歩かない=屋敷の様子が外に漏れない=泥棒が入りにくい」とか、また「あの女は、夜分どんな小さな物音でも目を覚ますことができる」ので側に仕えさせるにはピッタリだとか。

こういう細かいところの説得力があるから、あり得ないように思える状況にも納得できるんですね。ここは原作を読んでないので、脚本のオリジナルかどうかはわからないのですが・・・

それにしても、いいタイトルですね。終盤のシーンを映画の題名にすることで、原作の「吸血鬼」よりもインパクトを持たせています。それに、岡譲二さん(明智小五郎)のスマートなスーツ姿や、すらっと背が高くてモダンな服装の相馬千恵子さん(村井文代)のやりとりも古くさい感じがしないので、外国映画を意識して作られたような印象もあります。
今号は1969年(昭和44年)に公開された「秘録 怪猫伝(ひろく かいびょうでん)」です。大映の秘録シリーズといえば煽情的・官能的な要素が多く盛り込まれた作品が多いのですが、この映画では1シーンだけその要素があるという程度で、同じ年に公開された「四谷怪談 お岩の亡霊」とともに良質な怪奇映画になっています。

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販売時のパッケージ、中身の冊子表紙…画像の右下クリックで拡大できます

表紙を開くと公開当時のポスター折り込み、その裏(3〜4ページ)に「妖怪図鑑」として怪猫たま・又七郎の亡霊の解説が多くの写真とともにあります。5ページの「解説&みどころ」には、この映画が大映の怪猫映画シリーズの最後の作品であることや、田中徳三監督・浅井昭三郎脚本・渡辺宙明音楽による「高品質な異色時代劇」であり、さらに毛利郁子さんの化け猫演技が印象的なことが書いてあります。

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ポスターページと、3〜5ページ

6〜7ページは「俳優名鑑」で、本郷功次さんや小林直美さん、戸浦六宏さん、毛利郁子さんといった(年代的&個人的に)なじみの方々が並んでいます。中でも亀井光代さんは、私が大阪出身と言うコトもあって花登筺さん原作の作品をよく鑑賞してたので、身近で懐かしい感じがします。

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6〜7ページ「俳優名鑑」、8〜9ページ「特別寄稿」、10ページ「資料館」

8〜9ページは浅井和康さんの「特別寄稿」で、大映の「秘録」や「おんな」の言葉が冠された一連の映画と時代背景について、DVDジャケットやスチルを掲載しつつ解説されています。

今回は久しぶりに昭和40年代の映画なので、撮影中の風景や苦労などがうかがえる「撮影秘話」があるかなと期待していたけど、ありませんでした。すごく残念です。

10ページは「資料館」で、公開当時のポスターやロビーカードの他、左下には1980年に再上映されたときのポスターも掲載されています。公開当時のものとはかなりデザインが変更されているのが、時代の変化を感じれて面白いと思います。


次の43号は1950年の「氷柱の美女」です。翌年の「鉄の爪」で主演の岡穣二さんが明智小五郎を演じた映画とのこと。どんな明智探偵を演じるのか楽しみです。
(タイトルを見て、パッと天知茂さんと三ツ矢歌子さんと氷づけのマネキンが頭に浮かんでしまったので、先入観なしに鑑賞できるかちょっと自信がありません・・・)



・・・



今回の映画は、シリーズvol.25の「怪談佐賀屋敷」同じ原作なので、登場人物やネコの名前など細かい差違はあるにせよ、基本的には「カラーでリメイクした映画」という感じになっています。

そのため、実は鑑賞前はちょっと不安でした。怪談佐賀屋敷で入江たか子さん・浪花千栄子さんが見せた化け猫の演技や、モノクロならではの「一瞬で豹変する表情」といった演出があまりに衝撃的だったので、まだあの印象が頭にこびりついてたんですよ。

しかもカラーで化け猫といえば、かつてTVで見た安っぽい演出(ネコの人形が宙を飛ぶ・・・何の番組かは覚えてません)が記憶の片隅に残ってる。冊子の解説はこう書いてあるけど、実際に鑑賞したら(((苦笑)))としか書けないような映画だったらどう記事にしよう・・・このタイトル演出もありがちだし・・・

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血が垂れるタイトル

昼間のシーンはカメラが忙しく動くなぁ、こりゃ予感的中かも・・・今回は黒猫なんだ、やっぱ可愛いなぁ・・・お、夜のシーンになると妙に影の面積が多くて恐怖感が出てきたぞ・・・戸浦さんってこういう役柄が似合うよなぁ・・・又七郎が斬られて亡霊になって帰ってきた・・・追放・・・ヒトの生き血を吸ったネコって言ってるよ・・・あ、小夜が自害した・・・

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いきなりの血しぶき、それを舐める黒猫

(涙)・・・ドバーって・・・いやマジでビックリしました。又七郎が斬られたトキは控えめにして、ここに血しぶきを持ってきたんだ。なるほど、カラーならではの表現を、非常に効果的に使ってます。そして、じっと見つめていた黒猫のたまが、小夜の要望を理解したのか、その生き血をなめ、大きくうなり声をあげます。

・・・えー、情けないお話ですが、私、ここで部屋を明るくしました。

大映特撮DVDコレクションを観るときは、なるべく映画館の雰囲気で鑑賞しようと部屋を暗くしてるんですよ。でも今回は開始30分ほどですでにけっこう怖かったんです。ほんとの映画館みたいに周りに人がいるなら大丈夫なんでしょうけど、1人じゃもう無理(泣)

だってね、この後のシーンのほとんどが、画面の8割ぐらいが真っ暗だったり、龕灯の灯火しか見えなかったり、ちょっと全体に明るめのシーンでも妙に登場人物の影が大きかったりと、画面のどこかに必ず「ズボッ」という感じで暗い空間が作ってあるんですよ。

夜中に目が覚めたとき、天井の隅とかの「光の届いてない暗い部分」に何かが居るような気がする、あの感覚を思い出すような絵作りがされています。

さらに、最初に取り憑かれる沢の井(毛利郁子さん)の見事な怖さったらもう・・・(涙)・・・その演技もカメラワークも照明も最高でした。しかし長い舌だったなぁ・・・CGなんてないから本物の舌でしょう。あまりになまめかしくて恐怖感倍増でした。

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アゴまで届きそうなぐらい舌を伸ばしてます

結論。ぜひ1人で部屋を暗くして鑑賞して下さい。
できれば、静かな暗い夜を選べば、もう最高です。

あと個人的に嬉しかったのが、渡辺宙明さんの音楽。高尚すぎず下世話すぎず、すごく程よい感じでした。確かに宙明節は感じるし、恐怖感を煽る音色を使ってはいますが、抑えが効いてて画面を引き立てつつ、もの悲しい後味を残してます。さすがでした。

「大映末期」と言われた頃の映画ですが、vol39の「四谷怪談 お岩の亡霊」といい、ほんと大映(特に大映京都)ってすごくこだわりのある映画を作ってたんですね・・・それが倒産を招く原因のひとつだったとは言え、もったいない会社だったと思います。


追記。
この映画でも、ネコの人形は飛びました。当時の流行だったのかも(笑)
とはいえ陳腐なものではなかったので、私の記憶は別の何かのようです。

補足。
冒頭には「秘録シリーズは煽情的・官能的な要素」と書きましたが、実は大映の一連の作品は、同時期に同じ傾向で作られた他社作品とは較べものにならないほど「ちゃんとした映画」です。むしろ、性的描写よりも人間の狂気が印象に残る映画が多かったと思います。

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