フラメンコなどつれづれ日記

フラメンコは、自分の限界を感じるところからはじまるものだとおもう。

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自然なタイミング

 リズムに関して、拍子や拍のほかに「タクトゥス」が大切な要素。「タクトゥス」とは、音楽を聴きながら手拍子を入れるとき、最も自然に感じられえるタイミングのこと。これは文化で違って、西洋人と南米人では、手拍子のリズムが半拍子違う。同じリズムでも、無意識に違う拍を強く認識する。手拍子は、聴きなれない音楽より、聴きなれた音楽の方が、感覚を開けて打てる。これは全体の構造がよくわかっているためだろう。頻繁に打たなくても、打つタイミングを見失うことがないため。 これはギターや踊りでもいえるかも。弾きすぎない、踊りすぎない感覚。

音楽という経験

 第一次世界大戦勃発で、スイスに亡命していたストラビンスキー。ヨーロッパではまだジャズがよく知られていなかった。ストラビンスキーは、この刺激的な音楽のうわさは聞いていたけれど、ジャズを聴いたことがなかった。彼は手もとにあった譜面だけから想像して出来上がったのが『兵士の物語』ジャズには似ていない。といってその音楽的価値が下がるわけでもない。このことは、ストラビンスキーほどの才能でも、音楽の本質は身体で経験しなければわからないことを意味している。

聴覚の情報処理の仕方

『音楽の科学』フィリップ・ボール 河出書房新社

 移調や転調すると、音階に新しく音を追加することになる。「Cメジャー」を「Gメジャー」にすると、Gメジャーの音になかった「ファ♯」という音が加わる。「Cメジャー」を「Fメジャー」にすると「Cメジャー」になかった「シ♭」が加わる。そうすることで起点が変わっても音階が構成する音の間隔のパターンは同じになり、調が変わっても同じメロディが演奏できるようになる。

 譜面のなかったフラメンコでは、様々な実験の結果、今日のように整えられていったのだろう。技術的なレベルだけでなく、そんあ感覚的な美しさを感じるセンスというレベルも重要だろう。

 その感覚はどこからくるのか?聴覚の仕組みは単純のようだ。つまりある音程と対応するニューロンは決まっていて、情報は処理される。感覚刺激と脳は一対一の関係で、これは色の刺激やニオイの刺激に対する特定のニューロンは存在しないらしい。

 音の単純性は、容易に文化的なレベルと関係していることは想像できる。

 アメリカのニューメキシコ州にあるアルバカーキ。ここでフェスティバルが開催されている。日本でも話題になった宮沢りえの写真集の舞台サンンタフェから南側に位置する。最近はIT関連で栄えているらしい。かつては原子力研究の最先端基地だった。緯度はアンダルシアとほぼ同じ。ユーチューブで検索してみる。2012年のゲストは、アデラ・カンパージョとラファエル・カンパージョの兄妹。町にあるタブラオも紹介されていて、高円寺のエスペランサぐらいの大きさ。仲間達はストリートフラメンコなどを踊りフラメンコを楽しんでいる。それらの映像をみる限り、どうやら日本と同じように、男性の踊り手がいないし、カンテやギターも少ないのではないだろうか?メイン?のカンテやギターのレベルは、正直まだまだという感じだけど、美女達に囲まれて楽しそうだ。こんなところでフラメンコを歌って踊ってみたいな♪

音楽の定数

音楽とはなにか?それぞれ個人のイメージは違っても、とりあえず音楽という言葉で共通のイメージを共有できるだろう。それは、民族音楽だけではなく、世界的な共通の近代的な音楽シーンが登場したことによる。1977年に打ち上げられたボイジャーにはアナログレコードが積まれている。それは、いつか異性人の手にわたることを計画している。そこにはグレン・グールドのバッハ『平均律クラヴィーア曲集第二巻』「前奏曲フーガ ハ長調」はたしてこの曲を聴くことが出来た宇宙人は、どんな感想をもつことだろう。これはある意味、地球人による自慢?ほかにはモーツアルト、ベートーベン。ガムランやインディアンの曲らしい。『音楽の科学』フィリップ・ボールは、ここにビートルズの曲が搭載されなかったのは、著作権の問題だろう、という(笑 では、なぜ宇宙人にも音楽を理解できると考えたのか?宇宙共通の普遍性。物理学における定数のように、音楽にも定数はあるのだろうか?


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