フラメンコなどつれづれ日記

フラメンコは、自分の限界を感じるところからはじまるものだとおもう。

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フラメンコ公演忘備録に、森山みえさんや坂本恵美さんらが出演した「ダンス・プラン2014年」、荻野リサさんのソロライブ、徳永兄弟、鈴木淳弘さんらのギター競演のプリメラ企画エルフラメンコについて取材したものが載りました。読んでください。そういえば今月号の表紙はバイレの東仲さん。ずいぶんと昔にナナでご一緒したことがあるけれど、なにもお話できなかったことが残念。踊りを観たいなぁ。

パセオフラメンコのホームページのフラメンコ公演忘備録に「小林伴子ラ・ダンサ/定期コンサートVol・18」がアップされました。ハレオがフラメンコの原点だとか、マネる力などを教えられたコンサートでした。読んでください。
http://www.paseo-flamenco.com/

人形浄瑠璃の文楽にでてくる女には、足がない。それはまるで幽霊のように実体のない存在のようだ。近松門左衛門は、心中事件のうわさを聞き現場に行く。そこには、こもからはみ出した男女の4本の足が見えた。それに衝撃をうけた近松門左衛門は、一気に「曽根崎心中」を書きあげる。
 縁側に腰掛けた遊女のお初が、一緒に死ぬことを徳兵衛に、足で確かめる。徳兵衛は、その足に触れながら涙で答える美しいシーンがある。現代の「フラメンコ曽根崎心中」において、お初を演じる鍵田真由美は、その足の衝撃を通してフラメンコで演じる。そうなのだ。この「フラメンコ曽根崎心中」は、お初の幻想的な足の存在を、フラメンコを通して表現するものになっている。心中した男女の足に、リアルな何かを感じた近松門左衛門の、その何かをフラメンコのサパテアードが見えるものにする。あの世とこの世をつなぐような踊り。死を決意する女の心意気。鍵田真由美は、もっとも難しいシーンを踊りきる。
 スペインは、闘牛という、死を芸術の域にまで達した文化をもっている。フラメンコもその伝統を受け継いでいる。近松門左衛門の衝撃をフラメンコを通して表現することは、スペインと日本の死の在り方をあらためて考えることでもあるだろう。
 二人が死を選ぶということは、お金をだまされたからではない。徳兵衛が面子をつぶされたことにある。これは江戸時代には、画期的に新しいことだった。徳兵衛を演じる佐藤浩希は、顔を近づけられてののしられ、最大限の屈辱を受けたときに死の決意をする。死ぬことで面目を回復することを考えるのである。
 世間に否定されたことを肯定的なイメージに変えるために、二人は死を選択する。死を通して選ぶ未来。二人にとって最大限に肯定的な世界。その肯定的な自由な世界にとって身体は不必要となる。
 二人が死ぬことを知っているわれわれにとって、目の前に繰り広げられる世界は、二人の過去である。ということは、未来にいる二人からすれば、私たちは過去に取り残された存在に過ぎない。原作の曽根崎心中には、徳兵衛が、死ぬことで、死んだ両親に逢えることを楽しみにしているのにひきかえ、お初の両親はこの世にいて、今度いつ逢えるかわからないと泣くシーンがある。死を目の前にして、生と死の世界が反転しているのだ。
 最後のシーンには、宇宙樹のようなものが現れる。この宇宙樹の下での死ぬことで、二人の死が聖なるものとして蘇ることを意味しているのかもしれない。

フラメンコ曽根崎心中

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明後日は、いよいよ「フラメンコ曽根崎心中」へ。そういえばフラメンコをはじめるきっかけが、阿木 燿子さんがフラメンコにはまっているという情報から、フラメンコに興味をもった。その直観は、結果的に正しかったわけだけど、今回もなにかの縁を感じます。パセオの取材で行くということも含めて。新しい「フラメンコ曽根崎心中」のメンバーをざっとみると、阿木 燿子さん夫妻の縁で結ばれた人たちが、自然に集まってきて、自然に出来上がっていったような印象を受けます。というか、それらの縁がなければ、個人がいくらがんばっても出来上がらないような舞台。楽しみ♪

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男にとっての秘境、マンサニージャ探検を、しのさんという最強のガイドで探索して満足して調子づいたわたしは、赤坂にある第二の秘境、ソニア・ジョーンズを一人で攻略することにしました。

 油絵。印刷されている小さな作品を見ると、リアルに細かく書き込まれているようでも、本物を近くで見ると、大胆に、シンプルな筆さばきで、色が重ねられている。フラメンコ衣装も、そんなふうに冒険的に色組み合わされている。その色たちが、踊ることで重なり、新たな色が生まれる。それは衣装の形でも同じだろう。

 ソニア・ジョーンズが出しているカタログ雑誌をごっそりともらう。二十冊ちかい雑誌を手にしていると、お店の美女が、お使いください、とお店の袋をもってきてくれた。ありがとうございます!それにしても男が一人で衣装をチェックしていて、どう思ったんだろう?特にお客さんは、男がいるなんてはじめての経験では?(笑

 お店の奥のほうに、群舞用のタテ縞の衣装を発見。いいね。ちなみに西洋では縞を「悪魔の衣装」と考えられていたらしい。

 ソニア・ジョーンズの雑誌をぱらぱら。インタビュー記事が面白い。

 「真似するときは、全部真似しないと。物まねの奥深さ(笑)重箱の隅をつつかないと、宇宙が見えない。大きく見ないと部分部分がわかりません」 小林伴子

 小林伴子さんの定期コンサートの取材をする予定だけれど、特にこったものらしい。楽しみ♪


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