フラメンコなどつれづれ日記

フラメンコは、自分の限界を感じるところからはじまるものだとおもう。

動物

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猫に襲われる

 子供のころ、猫の鳴き声をあきずに何度もまねていたときがあった。
 
 ただまねるだけではなく、もっぱら猫にむかって実践したのである。

 よく言うではないか、語学はただ勉強するだけではなく、その国に行って直接話したほうがいいと。

 それである。
 
 自分でもだいぶ上達した(なぜわかる!)と思っているころ、いつものように学校からの帰り道、猫語

を実践すべく猫を探してきょろきょるしていると、いい具合に猫が散歩をしていたのでさっそく話しかけ

てみた。
 
 その猫は、なんと僕が鳴きまねをすると、鳴き返してくるではないか!

 驚いた。

 そして猫は鳴きながらゆっくり僕に近づいてきて、僕の周りを回りはじめた。

 僕は調子にのって鳴くまねを続けている。

 すると猫は突然僕の足に激しく噛み付いたのだ!
 
 僕はただ猫とのコミュニケーションのつもりだったのが、猫にとっては何か攻撃の合図のようなものだ

ったのかもしれない。
 
 それから僕の猫語の修行が終わったのはいうまでもない。

 小学生の低学年のころ、毎日のようにペットショップに通い、やっと大きなツガイの鳥を買ってもらっ

た。

 いざお金を払い終わるころ、「この鳥はあまり人が見てはいけません」という。

 そのとき子供の僕にその意味を理解していたとはいいがたい。
 
 家に持ち帰って、さっそく家族があまり立ち寄らない部屋で飼った。

 とにかく小学生の頭では、ただ、鳥をできるだけ見ないようにするだけだった。

 変な話である。
 
 自分の鳥なのにこっそり隙間から覗くように育てた。
 
 鳥はあっさり死んだ。
 
 今思うに、夏場に人間に見られないように締め切った部屋の暑さもあったと思う。
 
 そのとき生命の無常をはじめて知った(と思う。)
 

はじめてのカブトムシ

 長野県の山からカブトムシの幼虫を持ち帰った。
 
それは元気なやつで、おがくずだけでなく入れ物にしていた発泡スチロールもむしゃむしゃ食べるよう

なやつだった。

生きることイコール食べることだと教えてくれてるようだった。
 
それがある日急におがくずの中に入ったままウントモスントモいわなくなった。
 
はじめてのカブトムシなので、どうしていいかわからずそのままにしていたら、いつのまにかカブトム

シの記憶は意識の端に追いやられていた。

要するに忘れたのである。
 
ある日寝ていて耳元に聞いたこともない、爆音のような音がした。

そう、たとえるなら戦争映画で聞いたプロペラ機のような音である。

軽いパニックとともに明かりをつけると、そこには、日が昇りはじめて明るくなりかけている空に向か

って飛ぼうとするオスのカブトムシがいた!

ああっ、その新品の光沢をもつ黒のきれいなことといったら!
 
で、そのカブトムシをしばらく飼っていたけれど、このままでは恋もできなくてかわいそうだと思い、

ちようどたまたま長野に行く用事があり、連れて行くことにした。
 
 あれからやつは元気に長野の空を飛び回ったことだろう。 


カブトムシ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%88%E3%83%A0%E3%82%B7

猫を飼った

 田舎で子猫を飼いはじめた。
 
正直とてもかわいがった。

いっしょの布団で毎日寝ていたほどである。
 
しばらくして僕が東京に出ることになった。
 
そしてしばらくぶりに田舎に帰っていくと、そこにはがりがりにやせた猫がいた。

僕を見つけると近寄ってきてその全身を強くこすりつけるようにしてきた。

猫はそのまま小さく鳴いて家を出て行った。

それから猫は一度も田舎の家の中に入ってこなくなった。
 
猫の複雑な感情を垣間見た気がした。
 

犬を飼ってみた

 田舎で子犬を飼いはじめた。
 
正直、あまりかわいがっていたとはいいにくい。
 
餌は、我が家の食事の残り物だけだったし、泥だらけで遊びまわっていても、そのままの状態だった。
 
しばらくして、僕が東京で暮らしはじめた。
 
そして、しばらくぶりに田舎に帰ってみると、母親が、犬のタローは、僕が東京に出てすぐくらいにど

こかに行ってしまったという。

でもねぇ、と小声になって続ける。

○○さんちの犬がタローではないか、と最近気がついたのだと言う。

多分そのとき僕の口はぽっかりと開きっぱなしだったとおもう。
 
すぐにその問題の家へ行った。
 
そこには、たぶん餌をたくさん食べているに違いなく太り、いつもきれいにしてもらっているらしい、

タローらしき犬が確かにいた。
 
うぅむ、と僕はその犬を前に腕組みをした。
 
もしタローだとすれば、このままのほうが幸せだと考えたのだ。
 
「タロー」僕は小さな声で呼んでみた。

そのとき犬が困ったような、なんともいえない複雑な表情を持っていることに、はじめて気がついた。

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