フラメンコなどつれづれ日記

フラメンコは、自分の限界を感じるところからはじまるものだとおもう。

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絵本 『半分のお月様』

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 「お母さん」

 ミゲル坊やは、眠そうな声で聞いた。

 「お月様は、僕の家族が大好きなんだね」

 「どうして?」

 「だって、僕んちが、どこに行っても、お月様がついてくるんだもの」

 「そうかもしれないわね」

 お母さんは、やさしくミゲル坊やの頭をなでた。

 魔法にかかったように、すぐに寝息をたてはじめた。

 ミゲルの家族は、明日にはこの場所を立ち去る。

 ジプシーは、漂泊の民である。

 月が、静かにのぼりはじめる。

 おや?今日は満月のはずなのに、半分のお月様だ。

 どうやら、あと半分のお月様は、ミゲル坊やの夢の中に出かけたらしい。


お月様について
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88


 

小説『双子』

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 いつ死ぬことに決めたのだろう。

 仕事は、順調だし、忙しくてあまりあえないけれど、彼とのメールのやり取りは、毎日欠かさずやって

いる。

 漠然とした不安、としかいいようがない。

 いま死のうとしているのに、どうしてこう冷静でいられるのだろうか。

 ひとつひとつ身の回りのものを整理していった。

 写真は、すべて燃やしてしまおう。

 写真には、姉が満面の笑顔でこちらを見ている。

 双子の姉は、とても笑顔が素敵だった。

 同じ双子なのに、写真には、私はいつも姉の横でふてくされたような表情で写っている。

 姉は、高校時代に突然、亡くなってしまった。

 涙があふれて止まらない。

 大声で泣きたくなった。

 こんな顔で死にたくない。

 化粧を直そうと、鏡に向かうと、そこには、満面の笑顔の姉がいた。




双子について
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8C%E7%94%9F%E5%85%90

 東京の大学に入り、はじめて出来た友達の家に遊びにいった。

 彼は、両親と三人暮らしだった。

 彼の部屋からは、大きなヘルメットのような形をした森が見える。上空から見れば、住宅街に突然おり

たった緑の巨大UFOのようにも見えるのではないか。

 ぼーっと森を見ている僕に、彼は、もうすぐあの森からトランペットの音が聞こえるよ、という。

 ほら、聞こえはじめた。

 僕には、何も聞こえなかった。ときおり風の音や、鳥のさえずりが聞こえるぐらいだった。


 彼の町は、第二次世界大戦末期の東京大空襲でほとんどの住宅が焼けてしまった。

 戦後しだいに復興が進みはじめた頃、戦前は名の知れたオーケストラのバンドが、森を練習場所にして

演奏をはじめた。

 少しずつ家々が森を囲むように建ちはじめてた。

 彼らは毎日のように森で練習をしていた。

 しだいに住民からの苦情が大きくなった。よく森から言い争う声が聞こえた。

 ある日、いさかいがエスカレートをして、一人の楽団の少女が殺された。

 少女は、いつもは争いをみているだけだったが、その日は、争いを止めに入って間違って殺されてし

まったのだ。

 少女は、将来を期待されたトランペットの演奏者だった。


 fayさんの口車に乗って、また小説を書いてみました。
 繰り返しますが、優しい目で見てやってください。


トランペット
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88
 

 fayさんのコメントを読んで、ふと短い小説を書いてみたくなりました。

 はじめて書いたので、優しい目で見守ってやってください。


  「電話ボックスで叫ぶ女」

 毎朝、車で出勤している。

 いつものように古い団地の中を通り過ぎようとしたとき、電話ボックスの中で女性が、なにやら激しく

叫んでいた。よほど緊急の要件なのだろう。

 そういえば、携帯電話がまだ一般に広まる前、子供の頃、はじめて一人で電話をかけたのは、あの電話

ボックスだった。よくあの中で遊んだなぁ。なにがそんなに楽しかったのか、忘れてしまったけど。

 彼女に告白したのも、あの電話だったな、、、、。

 気がつくといつの間にか渋滞に巻き込まれていた。

 次の朝、電話ボックスの前に通りかかると、やはり昨日の女性が叫んでいた。

 これは、ただごとではないようだ。僕は車を降りて、電話ボックスに近づいていった。

 すると女性は僕に気がつき、叫んだ。

 「もう!何度もあなたに電話をかけているのに、でないんだから!あなたは、もうとっくに死んでいる

のよ。彼女に振られた日に、自殺しているの。はやくしないと、天国への入り口がなくなってしまう

の!」

 つぎの朝早く、電話ボックスは、撤去された。



公衆電話
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E8%A1%86%E9%9B%BB%E8%A9%B1
 

 

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