|
年末は、20世紀の歴史を振り返り、あらためて、
人間の歴史は戦争の歴史なんだと考えさせられた。
で、戦後、日本で戦争がなくなって、ただ平和か
といえば、そうではなくて、ついこの前まで毎年、
一万人の人が交通事故で亡くなり、3万人以上の人
が自殺している。毎年、一つの町が消えているよう
なものだ。これが空爆ならわかりやすいだけだろう。
ただ見える戦争が日本にはたまたまなかっただけ
で、見えない戦争はずっと続いているわけだ。
そのことに注目しないで、世界の戦争や争いだけ
をみると、一見日本が平和に感じるだけだ。
でも平和に感じることは、無意識的な選択だとお
もう。
暗い部分に注目するだけでは、未来はない。
第二次世界大戦で、東京の空爆がはじまったころ、
人々がつねに死を意識して毎日震えていたのか、と
いえばそうではなく、むしろその時期のほうが娯楽
を積極的に楽しんでいた。まさか、そのとき楽しん
でいるからといって、平和ボケだといわないだろう。
むしろ、そのときにでも楽しむという精神のエネ
ルギーが、戦後日本を世界的な国にまで押し上げた
とおもう。
どんなときにも楽しもうという明るさがエネルギー
になる気がする。
アウシュヴィッツやそんな極限の中で、最後まで
生き延びるタイプの研究があって、それは最後まで
ユーモアを忘れなかった人だという。
極限を目指すアスリートが口をそろえていうのは、
競技を楽しむつもりです、という意識。
|