フラメンコなどつれづれ日記

フラメンコは、自分の限界を感じるところからはじまるものだとおもう。

フラメンコ レトラ

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ロウソク

 前の日記に登場した帆velaは、また、ロウソクの
意味もある。

 フラメンコの歌詞にも登場するヨーロッパのロウ
ソクvelaは、日本人の知っているロウソクのイメー
ジだけでは理解できないようだ。

 日本では、江戸時代以前には松脂(まつやに)な
どの植物性の油脂が原料になっていて、ロウソクに
それほどの違いはなかった。

 明治以降は、パラフィンを使った大量製品のロウ
ソクが主流になる。


 では、ヨーロッパではどうか?

 
 蜜ロウのロウソク。蜜蜂の巣の主成分を用いたも
の。

 動物の脂を使ったロウソク。一番多いのがウマの
脂。

 動物の脂を使ったロウソクは、動物くさい匂いが
して、ススもそうとう出たので貧乏人が使って、蜜
蝋は、高級なロウソクだった。

 うえのことをふまえると、フラメンコに登場する
ロウソクで自分たちが使うものは獣脂のロウソク。
教会などに登場するロウソクは蜜ロウということに
なるだろう。


 ロウソクのロウは、スペイン語で<cera>。

 タンゴやソレアのレトラに、お前への愛のせいで、
俺の肉体は生ロウ色になってしまい、誰も俺だと気
がつかない、というものがある。

 生ロウはcera virgen。

 フラメンコのレトラにロウceraが登場したとき、
その違いを知っていると、より内容を理解できるか
もしれませんね。 


 ところで、当然、獣脂だけでは足りないので注目
されたのが鯨の油。ペリーが日本に開国を要求した
のは、この鯨の油をとるための基地が欲しかったの
でした。

 

両刀使い

 バイセクシュアル、両刀使いを、フランス語で
<帆voile>と<蒸気vapeur>の両方で走る<voile
et vapeur帆汽船>といういいかたがあるらしい。

 たしかカマロンがそんな帆汽船をアレグリアス
で歌っていたような?

 ということで、確かめてみると

 El barquito de vapor

だった。

 barquitoは、barcoの縮小辞。


 vaporは、蒸気のことだから、直訳すると汽船
のこと。

 帆は、velaだから、帆汽船なら<de vela>をつ
けることになる。


 でもbarcoは、あらゆる船を指すらしいので、
イメージ的には帆汽船でも間違いがない気がし
ますが。

 ちなみに釣り船などの小舟は、barca。大型
船は、buque。

 


 カマロンのレトラは、汽船を流れに逆らって
走らせるために石炭をいれろ、というような意
味。 なんだ、両刀使いとは、関係ない(笑)


 日本人にとって最も有名な帆汽船は、ペリー
が開国を要求にやってきた黒船が帆汽船ですね。

ファンダンゴは、スペインでも特に地方色が強い。

 地元の歌い手以外を褒めることは、ほとんどないらしい。

 そのなかで例外的に褒めるのがカマロンの歌うファンダンゴ。

 つぎの動画は、カラコールの歌ったファンダンゴ。




de la vela
a la sombra verde y clara (*)
de la torre de la vela
fabricaba mi gitana
los canastitos de canela
y por flores ella lo cambiaba


 (レトラ+フラメンコさんより)

loco

「loco」は、気が変な人、変人、狂人。


 アントニオ・マイレーナが歌うMalagueña で、

 愛する女性に恋人がいて苦しいと歌う。

 つづけて、


 Yo quisiera de momento

estar loco y no sentir

porque el sentir causa pena

tanta que no tiene fin

y el loco vive sin ell.


と歌う。

 momentoは「一瞬」「時期」

 de momentoで「目下」「当面」

 penaは「苦悩」「罰」
 
 sentirは「感じる」


 恋の悩みで苦しくて気が狂ってしまいた
い、という。

 なぜなら狂人は、なにも感じなくて生き
ているから、というわけである。


 なんとも暗い。


 僕の知っているMalagueña のレトラは、
どれも暗い。なぜ?

un telefono sin hilo

ドン・ポーレンの「フラメンコの芸術」で、

 つぎのブレリアのレトラをあげている。


 Lo he dicho,lo voy hace

un telefono sin hilo

pa` sabe` de tu quere.



dichoは、decir「言う」の過去分詞。

 
sinは、「....のない」


 hiloは、「糸」


で、un telefono sin hiloは、直訳すると、
糸のない電話。


青木さんは、「無線電話」と訳されていま
すが、現在なら男女の必需品 「携帯電話」
のことですかね(笑)。


 ということは、お前の愛を知るために携
帯電話を持たせてやる、と現在の状況を予
言的に歌っていたことになる?



 このレトラを実際に歌っているのを聴いた
事がないけれど、発音的には「voy」は、
「v`y」と歌っているだろう。


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