星谷 仁のブログ

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コノハムシ:脚の再生

コノハムシの脚はとれやすい。孵化や脱皮のときにとれてしまうこともあるし、ちょっとしたはずみで落ちてしまうこともある。
 
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コノハムシが脚を再生することは予備知識として持っていたが、どのような経過をたどるのかについては知らなかった。

・再生脚は、とれた脚の付け根部分から、じょじょに再生していき、最後に爪先(脚の先端部)が再生するのか。
・逆に最初に爪先(脚の先端部)が生えて、付け根へ向かって再生が進むのか。
・あるいは最初に爪先(脚の先端部)が生えた後、先端部と付け根部分、双方から再生が進むのか。
・それとも、小さな脚が生えてきて、それがじょじょに成長していくのか。

コノハムシ飼育を始めた頃、再生途上と思われる「小さな脚」を持つコノハムシの画像をみつけた。それで、再生の過程は《小さな脚が生え、それがじょじょに成長していく》ものだとばかり思っていた。
ところが、実際に飼育していたコノハムシの脚の再生を観察して驚いた。小さな脚は《じょじょに成長していく》のではなく、《脱皮のたびに急激に大きくなる》のである。

左後脚の再生(個体A)

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2齢では左後脚が根本から無かったコノハムシだが、3齢になったとたんに小さな脚が出現。4齢になると本来のサイズにだいぶ近い所まで一気に再生が進んだ。ちゃんと機能しているので、注意してみないと再生脚だと気がつかないまでになっている。

右前脚の再生(個体B〜紋なし〜)

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右前脚の再生(個体C〜うすい紋〜)

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小さな脚は脱皮とともに急に大きくなる

これがコノハムシの再生脚の成長過程だ。再生脚は日々少しずつ成長していくのではなく、脱皮とともに急に大きくなる。同じ昆虫でもコオロギの場合は、再生脚は時間とともに少しずつ成長していくようである。
発生進化工学研究室(野地研究室)にコオロギ3齢幼虫の脚の再生過程の写真が掲載されている(3日後・5日後・10日後・13日後・15日後・18日後と徐々に成長しているのが判る)。
コノハムシの場合、体の大きさも脱皮で急に変化するのに驚かされたが、再生脚も脱皮とともに、いきなり大きくなるのでビックリする。


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コノハムシ〜卵から成虫まで〜 ※タイ産コノハムシ まとめ編
コノハムシ漫画

閉じる コメント(6)

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コノハははじめ方脚の形してるんですね・・コナイダ成虫の脚がとれてしまいました(泣)さすがに復活しませんね。。
ちなみにアマミナナフシの再生方法はコノハとちょっと違ってて面白いですよ。

2010/6/18(金) 午後 9:43 snow

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コノハムシの場合、成虫になってからは、さすがに再生は難しいかも……。
ナナフシモドキでは5齢6齢で脚を自割した場合再生しなかった──という観察例もあるようです。

コノハムシ飼育にあたってはナナフシの資料等も参考にしたのですが、自割した前脚が脱皮で「巻きひげ状に再生」(さらに次の脱皮で「半分再生」その次の脱皮で「ほぼ再生」)と記してある本もありました。

海野和男さんの小諸日記ではナナフシの中脚が脱皮で再生する様子を紹介していますが、これだとコノハムシと似たような感じですね。
http://eco.goo.ne.jp/nature/unno/diary/200407/1090581864.html

アマミナナフシの再生方法はまた違っているのでしょうか?

2010/6/19(土) 午前 2:39 [ 星谷 仁 ]

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ナナフシモドキは、脚が5本しかないのが多く不思議に思っていました。

2010/6/19(土) 午前 8:08 [ Utsunomiya ]

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ナナフシは自割しますからね。敵に襲われた時に脚を落として注意をそらし、身を守る──トカゲのしっぽ切りと同じなのでしょう。ナナフシの場合、齢期が進んだ個体だと再生できないこともあるそうな。
まれに本来の器官ではない部分が再生する事があるそうで(異型再生)、触覚にふ節(脚の先端部)が再生した画像を見たことがあります。

2010/6/19(土) 午前 11:30 [ 星谷 仁 ]

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素晴らしいちぎり絵のような雰囲気ですね♪
私も構図を考えながらちょっと画用紙に貼り付けてみたくなります(^^♪
昔カナヘビの脱皮を何回も見て、細いアシの先まできれいに抜けたあとの脱け殻があまりにも芸術的?だったので見飽きなかった事を覚えています(^^♪

2010/6/21(月) 午前 0:37 200P

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不鮮明な画像でお恥ずかしい……。
記録撮影するとき、コノハムシは葉の裏側へ裏側へ隠れようとするので、毎回苦労します(笑)。
昆虫を撮るときはおさまりが良い構図にカメラを傾けていることが多いのですが、そのせいか、たまに人を撮ったりすると傾いていて焦る事があります(撮っている時は気がつかない)。

トカゲの仲間の脱皮はけっこうバラバラになってしまいますね。大きなパーツがきれいに残るとちょっと嬉しい(笑)。
(カメレオンの脱皮は、カメレオンの記事に載せた動画の中にもあります)
ヘビの脱皮になると(健康な個体だと)1枚つづきの抜け殻が残るので気持ちかいいですよ。脱皮のようすも反転した抜け殻が本体をのみこんでいくように見えておもしろいです。

コノハムシの脱皮では抜け殻は全体ひとつづき(腹はしおれていますが)なのですが、脱皮後食べてしまい、残らない事が多いです。

2010/6/21(月) 午前 1:41 [ 星谷 仁 ]


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