星谷 仁のブログ

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擬木の上に2匹のアリがいる──と思ったのだが……よく見比べてみると、なんだかビミョ〜に違う!?
「えっ!? ホンモノのアリはどっちだ?」と、さらによ〜く観察してみると……2匹ともアリに擬態した別の虫だった。

アリにそっくり!ホソヘリカメムシ幼虫

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ちょこまか歩き回っていたアリに似た虫。大きさ・色・形・動き──ともにアリそっくり! じつは、これでもカメムシ──ホソヘリカメムシの幼虫だった。
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一見アリにしか見えないが、よく見ると口はカメムシ特有の針状になっている。この口を刺して、マメ科・イネ科の植物の汁を吸う。
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蟻サイズの弱齢幼虫。首と腹に白い模様が入っているが、アリの首や腰のくびれに見えるようなデザインになっている。
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特に蟻サイズのホソヘリカメムシ幼虫のアリへの擬態はクオリティーが高い。少し前にナショナルジオグラフィックの【アリに擬態、パナマ昆虫調査】という記事で、パナマのホソヘリカメムシが紹介されていたが、日本のホソヘリカメムシだって負けてはいない。掲載されていた写真を見ると、むしろ日本のホソヘリカメムシの方が擬態に優れているのではないか──という気がしないでもない。
アリへの擬態は《攻撃的なアリに似ることで捕食動物を遠ざける(ことで生存率が高まる)》ため──と考えられているようだ。
【擬態】というと熱帯の昆虫をイメージしがちだが、日本にだって擬態のスペシャリストがいるものである。

擬態であさざむく最大の天敵は人間!?

ホソヘリカメムシは、エンドウ・インゲン・ダイズなど豆類の害虫だが、《(農作物の害虫である)カメムシっぽくない》外見から、人がアリだと誤認してしまい、本来なら実施されるべきカメムシ防除が行なわれないことがあるらしい。
ホソヘリカメムシ 軟弱な体を臭いと擬態で守る
アリに似ていることで生存率が高まる──という【擬態効果】は人間に対してもおおいに有効なようだ。

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翅が目立ってきたのは終齢幼虫? アリより大きめだが、ちょっとハチ似!?
もようが目立つようになってきたが、ウエストの「くびれ」に見えるようなデザインではある。
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終齢幼虫の腹のもようは、ちょっと「仮面」に見えなくもない。「ナショナルキッド」を連想して【空目ネタ】も考えたが……ちょっとビミョ〜なのでやめた……。
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アリにそっくり!アリグモ♀

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擬木の上にいた、もう1匹の「なんちゃってアリ」はアリグモの♀だった。アリは昆虫なので脚は6本。アリグモはクモなので脚が8本。脚の数が違うのでわかりそうなものだが、動いていると、前脚2本をアリの触角のようにかざしているので、やはりアリに見えてしまう。
以前、アリグモは紹介(*)したが、ホソヘリカメムシ幼虫にしろアリグモにしろ、本来まったく別のグループの生きものなのにアリにこれだけ似ているということは、【虎の威】ならぬ【蟻の威】に、それだけご利益があるからなのだろう。
蟻そっくりなアリグモ

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こんにちは、こんなのアリ?ですか(笑)
私も、ホソヘリカメムシの幼虫何枚か撮影しましたがピンボケになってしまいました。また挑戦したいと思っています。アリグモも面白かったですね。やはり敵を欺くには擬態相手からでしょうかね。

2013/9/28(土) 午前 3:28 [ らいちょう ] 返信する

コメント、蟻がとうございます(笑)。

小さい虫・ちょこまか動く虫は撮るのが大変ですね。今回も大量のNGショットを量産しました。デジカメだから何度もリトライできますが、フィルム・カメラ時代だったら恐ろしくてできない撮り方ですね。
気軽に虫が撮影できるようになったのはデジカメのおかげです。

今回撮影している途中、アリグモがアオオビハエトリ(アリを補食するクモ)に追いかけられるシーンを見ました。アリに似すぎてエサと間違えられたのかも?

2013/9/28(土) 午前 3:42 [ 星谷 仁 ] 返信する

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本当〜

蟻さんにソックリですね!!吃驚ですププッ
これでは、人間様も中々気がつきにくいです^^
カメムシはおもしろいですね〜^^
空目期待してきましたが^^イラストが無かったからチョッピリ残念でしたが、いつもながら綺麗に虫さんたちの撮影されているのには、頭が下がります^^素晴らしいです!!

ホソヘリカメムシの成虫は見たこと有りますよ^^昔々の事ですが良く見かけました^^でも、名前は知りませんでした

ナイス★

2013/9/28(土) 午前 4:13 みえちゃん♪ 返信する

カメムシのイメージやクモのイメージから、かけはなれたみごとな「アリっぷり」には感心してしまいます。

身近にふつうに暮らしている虫ですが、熱帯の昆虫に負けない擬態のクオリティーの高さ──驚くばかりです。

2013/9/28(土) 午前 4:29 [ 星谷 仁 ] 返信する

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こんにちは。ともすれば熱帯昆虫の擬態・生態ばかりがクローズアップされますが、コメントにおっしゃるとおり、国内の昆虫に関しても、このようにクオリティーの高い擬態・生態があるのですね。いつも興味深く拝見してます。

2013/9/28(土) 午前 11:00 [ 白樺平(シラカバビラ) ] 返信する

たしかに熱帯の昆虫(や動植物)は多様性豊かで美しいものや風変わりなもの、擬態のスペシャリストも多いのでしょうが……日本でも気をつけていれば、意外に身近な所に美しい虫や擬態名人(虫?)を見つけることができるんですよね。
僕の場合、「意外な発見」が虫を見る楽しみのひとつだったりします。

2013/9/28(土) 午後 0:04 [ 星谷 仁 ] 返信する

コメントありがとうございます その名前で 検索したら 同じ物が ありました 蛾だったんだ 珍しい蝶かなー 誰か いらないかな

2013/9/29(日) 午後 2:42 [ ナチコダイスキ ] 返信する

蝶と蛾は科で分けられているみたいですが、蛾は種類が多くて、チョウよりもキレイな種類もいたりします。中でもサツマニシキはかなりキレイな蛾だと思います。

2013/9/29(日) 午後 2:52 [ 星谷 仁 ] 返信する

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