星谷 仁のブログ

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シャチホコガ幼虫の開眼ギミック&シロコブゾウムシの閉眼ギミック

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まずは、またまた怪虫シャッチー(シャチホコガ幼虫)。前回投稿したのは若齢幼虫だったが、今回は終齢幼虫。何度見ても奇抜な造型は、見つけるとやはりカメラを向けたくなってしまう。こんなポーズが披露できる虫はシャッチーくらいのものだろう。
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シャチホコガ幼虫の《開眼ギミック》

シャッチー(シャチホコガ幼虫)を刺激すると、くわっと胸脚を広げて威嚇ポーズをとる。そのさい体側面には、それまで閉じられていた目玉模様がカッと見開かれる。そのことについては少し前に【シャチホコガ幼虫の威嚇ギミック!?】でネタにしたが、目玉模様の出現の《開眼ギミック》を改めて↓。
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長い胸脚を大きくふりかざし、とつぜん眼(状紋)が見開いたら──これは威嚇効果がありそうだ……と、僕は想像するのだが、実際にこの【開眼ギミック】にどれほどの効果があるのかは定かではない。
ただ……ワームに目玉模様を描いて鳥に与える実験などで《大きな目玉模様には捕食者を驚かす効果があり、小さな目玉模様には攻撃をそこに向けさせる効果がある》ということがわかっているという。
実際に眼状紋(目玉模様)をもつ昆虫は多い。目玉模様を威嚇に使ったり、急所である頭部から攻撃をそらすため(?)体の後ろに《ダミーの眼》を持つものも少なくない(天敵が頭だと誤認して尻を狙えばフェイント効果?で逃げやすくなるはずだ)。
やはり捕食者にとって《眼》は気になるパーツなのだろう。

捕食者に対してアピール力のある目玉模様だが、威嚇効果がある反面、敵の注意を不必要に引きつけてしまう危険もある。ということなのだろう……それで、シャッチー(シャチホコガ幼虫)はふだん目玉模様を隠している──そう考えると、つじつまは合う(ような気もする)。

シロコブゾウムシの《閉眼ギミック》

シャッチーは敵が迫ると《ダミーの眼》を出現させるが、逆に危険を察知すると《本物の眼》を隠す昆虫もいる。
シャッチーの【開眼ギミック】に対して【閉眼ギミック】というべき、トリック&ギミックの持ち主はシロコブゾウムシだ。
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黒くクッキリ目立つ眼がチャームポイントのシロコブゾウムシ。つぶらな眼のせいか、僕はこの虫を見るとアグーチという動物を連想する。僕の中では【アグーチ虫】もしくは【落花生虫】というイメージが定着しているシロコブゾウムシだが……よくコロッと落ちて死んだフリをする。擬死は昆虫ではよくみられる行動だが……ユニークなのは、そのさい触角で眼をおおい隠すことだ。初めてこれを見た時は《眼を閉じた》ように見え、「まぶたのない昆虫が、どうして目をつむる!?!」とかなりビックリした(【仰天!?眼をつむるシロコブゾウムシ】)。
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落下し擬死モードに入ったとき、畳んだ触角を利用して目立つ眼を隠すことで天敵からみつかりにくくなる(生存率が高まる)ということなのだろう(……と僕は解釈しているのだが)。
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ダミーの目玉を出現させたり、本物の眼を隠したり──おそらく生存率を高める工夫なのだろうが、小さな虫もいろんなギミック&トリックを駆使しているものだとあらためて感心する。

※ここでは「眼を開く・眼を閉じる」という意味で「開眼(かいがん)・閉眼(へいがん)」という表記をしたが、厳密には「開眼」「閉眼」は別な意味(や読み)で使われるようだ。
「眼を閉じる」ことを意味する単語としては「瞑目」というのがあるが、ちょっとなじみが薄いのと、反対語(「眼を開く」に該当する単語)がみつからないので単独では使いづらい。対(セット)になった単語で「眼を開く・眼を閉じる」を意味する言葉を探してみたのだが、みつからなかった。そこでやむなく「開・閉」を使った「字面からのわかりやすさ」から、あえて「開眼」「閉眼」を使用したしだい。


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閉じる コメント(12)

眼が開いたように見えたり、閉じたようにしたり、面白い習性ですね🎵
小さくても良く見ると、色々な事がわかりますね🎵

2014/9/10(水) 午後 3:00 [ すぬーぴー ]

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大変面白いことを教えていただきました。
シロコブゾウムシはよく見ますので、今度見つけたらじっくり観察してみたいと思います。

2014/9/10(水) 午後 3:06 [ shino ]

>>すぬーぴーさん

昆虫は小さいので注意して見ないと気づきませんが、普通種でも色々面白いワザを隠し持っていたりするので、なかなかあなどれませんね。

2014/9/10(水) 午後 3:22 [ 星谷 仁 ]

>>shinoさん

シロコブゾウムシはよく見かける虫ですが、最初に「目を閉じた!?」ふうに見えた時には、たまげました。よく見るとうまいぐあいに触角が目を隠すような構造になっていて、「へぇ!」と感心。
擬死モードにならない時は、息を吹きかけると触角を畳みます。今回はそうして撮影しました。

2014/9/10(水) 午後 3:23 [ 星谷 仁 ]

とても興味深いです。
シャッチーは見たことも無いです。
ゾウムシも可愛い仕草をするんですね。^^

2014/9/10(水) 午後 4:41 まあさ

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シャチホコガとシロコブゾウムシは出会いが多いので撮っています。
シロコブゾウムシの目は気付きませんでした。
色々面白い事に気付かれ流石です。ナイス

2014/9/10(水) 午後 6:10 市川

>>まあささん

見かけない時は、ずっと見かけないんですが……このところ、ラッキーな事に立て続けにシャッチーを見ています。
虫を見ていると思わぬ発見があって面白いですね。

2014/9/10(水) 午後 8:34 [ 星谷 仁 ]

>>市川さん

シロコブゾウムシの「閉眼ギミック」には僕もビックリでした。それまで何度もみていたのに、ずっと気付かずにいたので、かなり意外でした。
普通種でもまだまだ「気付いていないおもしろさ」が隠されているかもしれませんね。

2014/9/10(水) 午後 8:35 [ 星谷 仁 ]

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またまた吃驚の昆虫さん^^

初めて拝見させて頂きました〜

面白いですね〜

ナイス☆

2014/9/10(水) 午後 9:21 みえちゃん♪

身近にいる虫なんですが、よく見ると「ビックリ!」がつまっていたりして、小さな虫に自然の奥深さを感じます。
昆虫はホントに面白いですね。

2014/9/10(水) 午後 9:26 [ 星谷 仁 ]

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大きな眼と小さな眼に関して、なるほど!と思いました。
威嚇とダミーで役割が違うのですね。
ムシに近づいてのぞき込むと、逃げられてしまうことが多いので
目を細めてみたことがありますが、イマイチだめでした。。。

シロコブゾウムシは、眼を隠すとピーナツぽさが増しますね〜。
虫というより「モノ」っぽくなって、敵からは襲われにくくなりそうです。

2014/9/11(木) 午前 9:14 [ nori ]

ミルワームに目玉模様を描き、鳥の反応を調べて「大きな目玉模様には捕食者を驚かす効果があり、小さな目玉模様には攻撃をそこに向けさせる効果がある」と明らかにしたのはブレストという人だそうですが、日本でも人工の目玉模様をつけたカイコ幼虫をムクドリに与える実験をした人がいて、やっぱり目玉模様をつけていない幼虫から食べだしたそうです。その実験に使ったムクドリに目玉模様をもつベニスズメ幼虫を与えたところ恐れて攻撃できなかったそうな。
目玉模様おそるべしっ!?(笑)

シロコブゾウムシは殻つきの落花生感がありますよね。「落花生擬態説」を考えてみようかなぁ(笑)。

2014/9/11(木) 午前 9:41 [ 星谷 仁 ]


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