変化するきらめき!?アカアシオオアオカミキリ@葉上雑木林のふちの葉の上にアカアシオオアオカミキリが(またまた)とまっていた。 7月にも日中、葉の上にとまっていたアカアシオオアオカミキリの記事を2件あげている(*)が、その後も雑木林の縁の葉の上でまったりしているアカアシオオアオカミキリを3匹、目にしている。1匹は撮影するには少し高い位置にいたのでスルーしたが……いずれも日中、葉の上にいたアカアシオオアオカミキリはじっとしていた(休息モード?)。 7月に見た個体(*)よりも赤みをおびている。アカアシオオアオカミキリは触角や脚が長いので、全身画像を撮ろうとすると、どうしても体幹部が小さくなってしまう。ということで、触角と後脚をカットして背面から撮ったアカアシオオアオカミキリ↓。 頭部・前胸背・上翅(翅鞘)は金緑にきらめいている。 色合いは同じだが、前胸背と上翅では表面の構造に違いがある。前胸背では大脳のシワを思わせるような立体的な模様になっていて、上翅は密度の高い点刻構造になっている。 ツヤのある光沢ではなく、粉を吹いたようなきらめきに見えるのは、体表面(光の反射面)が細かい立体模様になっているからだろう。 背中の真上から見ると↑金緑に輝いて見えるが、撮影角度を変えると色合いが変化する↓。 右側から撮ると左半身で緑色が濃く、左側から撮ると右半身で緑色が濃く輝いて見える──角度が浅い部分で緑が強く、浅い角度で赤みをおびた金色に見えるようだ。これはアオマダラタマムシの美麗個体やアオクチブトカメムシと同じ。 この個体↑(上は同一個体)は、同じ葉の上に少なくとも2時間20分以上は留まっていた(移動は確認していない)。 近くの葉(やはり雑木林のふちにあたる)にとまっていた別個体↓。 風にあおられてわずかに姿勢を変えるものの、同じ葉の上にとどまっているアカアシオオアオカミキリ。先月から5匹のアカアシオオアオカミキリが「日中、葉の上でまったりしている」姿を見ている。やはり日中は、こうして葉にとまって休んでいるものなのかもしれない。ホストはクヌギらしいが、休憩場所(とまる葉の種類)にこだわりはないようだ。 葉上で休んでいたものとは別に、日中のクヌギの樹液ポイントに来ていた活動中のアカアシオオアオカミキリも1匹見ている。 アカアシオオアオカミキリは夜行性だが、日中活動することもあることを確認。しかし、活動モードのアカアシオオアオカミキリはせわしなく、カメラを向けると逃げて行ってしまった。 【追記】やはり日中は葉上でまったりその後、やはり雑木林のふちの葉の上で休んでいたアカアシオオアオカミキリを見つけたので画像を追加。とまっていたのはエノキの葉だった。【追記】さらに葉上でまったりするアカアシオオアオカミキリまたまた雑木林ふちの葉の上でまったりしているアカアシオオアオカミキリを見つけた。葉上の休止モード個体は今シーズン7匹目。夜行性で樹液に集まるカミキリだが、やはり日中は葉の上で休んでいることが多いようだ。活動中はせわしない印象があるアカアシオオアオカミキリだが、日中、葉の上ではほとんど動かない。撮影にはうってつけということで画像を追加。 |
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やはり日中、エノキの葉にとまっていたアカアシオオアオカミキリの画像を追加。
2018/8/9(木) 午後 8:35 [ 星谷 仁 ]
さらに葉の上でまったりしていたアカアシオオアオカミキリの画像を追加。
2018/8/12(日) 午後 3:50 [ 星谷 仁 ]