星ひかる 『エセコラの種』

なんとかギリギリ週一ペースの更新です。 「エセコラ」とは、エッセイ風コラムのこと。決して偽のコラムではありません(笑)

エセコラの種

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エセコラの種 17 ≪2010年9月26日(日)≫

 
    三つの言葉との出会い
 
 
 
  今週一週間だけで、私にとって、三つの心打つ言葉に出会った。
 創作をする上で、心強い言葉である。
 
 創作をされるみなさんにも、是非、心を強く持っていただきたいが故、
その三つの言葉を披露しようと思う。
 
 一つ目は、黒澤明監督の言葉。
 
「脚本は、書き出したら、絶対に最後まで書け。どんなに強引な方法を
使ってもいい。苦しくなって投げ出す癖がつかないように、とにかく、
お仕舞いまで書け」
 
 小説など長い時間を掛けて書かなければならないものは、特に途中で頓挫
しがちなものです。
 私も、辛抱が足りないがため、途中で諦め、投げ出したこと数知れずあり
ます。
 
 創作だけに限らず、生活していれば、仕事だったり趣味でも、こういう
ことは起こりがちなものです。
 
 この黒澤監督の言葉は、心に沁みた。
 この言葉との出会いを、悪い癖を直す、良い機会にしたい。
 
 二つ目は、井上ひさし氏の言葉。
 いみじくも、黒澤監督と同じような意味をおっしゃっている。
 
「無理にこじつけてでも、書け」
 
 小説は、五百枚の未完成より、十枚の完成品に価値がある、ということだ。
 何百枚書こうが、数枚であろうが、完結してない小説には、なんの価値もない、
といっているのです。
 
 最後の三つ目。
 四十四の私には、大変心強い、ありがたい言葉であった。書く意欲を奮い
立たせてくれた。
 菊池寛氏の言葉だ。
 
「四十歳まではペンを執るな」
 
 人間、四十を越さないと、小説など掛けない。重みもない。実際、四十は、
大袈裟かもしれないが、「二十七歳以降に書きなさい」といっている人も
ますから、人を感動させたり、共感させるためには、それだけの人生経験が
必要である、ということなのでしょう。
 
 また、どんな人でも四十まで生きれば、素晴らしい小説の題材が一つぐらい
はある、という意味でもあるかもしれない。
 
 この菊池氏の言葉は、芥川賞作家、井上靖氏が雑誌の対談の中で語っている
のだが、井上氏自身も小説を書き出したのは、四十を超えてからという。
 その対談の井上氏の言葉を引くと、
 
「僕も詩は書いていましたが、いつか小説を書こうと思って、それが四十
過ぎて初めて書いて、小説を書いちゃったから小説家になりましたが(笑)」
 
 と、才能ある人は、どこか違う。ぽっと小説書いて、芥川賞を獲って
しまうのだから。
 
 私も、同じく詩をずっと書き続けてきて、四十を過ぎて小説を書き始めたわけで、
ここまでは、井上靖氏と一緒である。はてさて、そのあとをついてゆけるか、
それは知らねど、この言葉は私にとりまして、心の糧、そのものとなった。
 
 何事も強い意志と不屈の精神力と信念が必要と感じた。
 結果を恐れていては、なにも出来はしない。
 みなさん、共に頑張っていきましょう。
 
(星)

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