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【エセコラ(48)】 『悲しい事故……、教訓とすべし』 星ひかる著 昨晩のニュースで悲しい事故を耳にした。 事故自体は一昨日のことになるのか。 小学生の登校中の列に一台の車が突っ込んだ。 小学生の登校を事故から見守る一人のご老人が巻き込まれて亡くなった。 この方自身、三十年ほど前に娘を事故で亡くされているという。 その子は、まだ小学二年生だった。 それは悲しかっただろう。 二度と同じ事故を起こさせまい、子供を犠牲にはさすまい、との強い思いから、彼は見守り隊を作り、自ら買って出て毎日のように道端に立ち多くの子供たちを守ってきた。 三十年もの間、雨の日も風の日も、雪降る日もあったろう。 時には台風の嵐の日もあったかも知れない。 そんな彼が、再びの事故に遭遇する。 彼は、きっと自らの身体を張って子供を守ったに違いない。 事故に遭遇したとき娘の顔が想い過ったに違いない。 その娘の顔は泣いていたかも知れない。 彼は、鉄の塊に自らの身を呈した。 そして不幸にも命を落とした。 だがその代償に子供の命は守られた。 彼は、娘のもとに旅立っていった。 娘の泣き顔も笑顔に変わってくれた、と信じたい。 もう二度と子供の命は落とさせない。 彼の強い信念が生んだこの度の事故だった。 この事故の翌日には、東京郊外でも同じような事故が発生している。 車は止まっているときはただの鉄の塊に過ぎないが、走れば動けば、それは凶器となるのだ。 運転者には、自分は凶器を動かしているんだ、ということを再度頭に叩き込んでおくべきだ。 私も運転者になるときがある。 鉄の塊に乗り込む度に、今回の悲しい事故を思い出すことにしよう。 そう誓った。 〈了〉 . |
エセコラ
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痛ましい出来事ですね。
運転免許を所持する者としては誰もが気をつけなければいけません。
たまたま今日、事故を身近で目にしました。
いつ事故が我が身に降りかかるかもしれませんし、
事故を起こす当事者になってしまうかもで。
自分も事故を起こさない様に気を引き締めないと。
2017/2/3(金) 午後 4:24
るーとさん、こんにちは。
本当、この話を聞いたときは、そんなドラマみたいなことがあるんかい!
って、唖然としてしまいました……。
車に乗るときは気を付けましょう、常に!
いつもありがとうございます。
2017/2/3(金) 午後 4:39 [ ホシヒカル ]