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本日紹介するのは…、 『Jポップとは何か』-巨大化する音楽産業- 島賀陽弘道著 2005年4月 岩波新書出版 780円 (概要) 1988年 FM局 J-waveの担当者打ち合わせで、Jポップという 命名は産声を上げた。 当時J-waveでは洋楽しか流さなかったが、 ここで邦楽がかかれば、 音楽をよく知っている人たちのおめがねにかかった、 というレコード会社の狙いと、 J-waveで邦楽がかかることの貴重性を出す、という局のもくろみ でそれは始まった。 本書は邦楽の変遷について分析したものである。 第一章 「J」時代のポピュラー音楽 第2章 デジタル化は何をもたらしたか 第3章 テレビとヒット曲 第4章 「ココロ」の時代の音楽受容 第5章 日本という音楽市場のかたち 第5章 Jポップ産業の挫折 章題を見ると、堅苦しい本のようなイメージを受けますが、 その内容は「日本音楽業界のトリビア」といえるもので、 サクっと読めます。話のネタ作りとして楽しめる本でもあります、 音楽好きな人にはお勧めします。夏休みに是非もう1冊どうぞ。 (トピックス) そのトリビアの例をほんの一部紹介しますと、 (1)世界ではじめてCDがプレスされたのは、CBSソニー 静岡工場である。 (2)当時ソニーはCDを普及させるために原価10万円の CDプレーヤーを5万円で売った。 (3)オフコースはアルバムを完成させるのに、800時間 スタジオを使用し、その使用量だけで4000万円と予想される。 一方、最近の打ち込みなどのデジタル技術を用いた、 アルバムの総製作費は200〜400万円程度である。 (4)サザンオールスターズの当初のマネージメントは、 キャンディーズのマネージャーをしていた大里洋吉氏 である。氏はアミューズ社を立ち上げたばかりだったが、 原田真二に逃げられ、無名の新人サザンオールスターズ しかいなかった。 (5)TBSのザベストテンのプロデューサだった 弟子丸千一郎氏とは高視聴率のキャンディーズの解散秒読み企画
で、大里氏と旧知であり、「スポットライト」で無名のサザン
の新宿ロフトのライブ中継の企画を受けた。当時ポップスロック系アーティストはTV出演を拒絶することが 多かったが、大里氏はあらゆるバラエティの仕事を受けた。 (6)CMに使うタイアップ曲や、出演するタレントを探す広告代理店 の業務を「キャスティング」という。90年代タイアップ曲はヒット上位 50曲のうち40曲以上を記録するようになった。 電通では94年にはキャスティング部だったものが、96年に局へ、 2000年に独立会社へと急成長した。 など、まだまだ他にも沢山ありますので、購入して
楽しんでくださいませ。 |

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博士、おはようさん♪Jポップとはラジオ局からの発信でJ・・・知らなかったです♪アミューズ社サザンで大当たり・・原田真二は逃げてなければ・・・ヽ(*゜▽゜)ノ゛Ω ヘェ〜〜
2005/7/26(火) 午前 9:34
おばちーさん>いらっしゃいませ。本に馴れてる人ならば2Hrで読めてしまうような本ですが、立ち読みで終わらず買って読みました。業界ネタではありますが、週刊誌2冊分のお値段、気晴らしにどうぞ。(そういう意味では文芸春秋のコストパフォーマンスは最も高いを思います。)
2005/7/26(火) 午後 11:08
天才原田真二は、いまでもすばらすいのです。Jポップって言葉の響きがむかつきますw
2005/7/29(金) 午後 7:52 [ dea*b*ar19*0 ]
EMIZOさん>原田真二の『キャンディー』は当時歌ったぞ。でも、カラオケのレパートリーには絶対ならないなぁ、あの曲。彼は今も現役なんですか?(いや失礼、本当に全然知らない)
2005/7/29(金) 午後 8:28