ドクタークラプトンの日誌

全然走れてないなぁ、11月は無理、勝負は2月だ ! !

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【概要】

とりあえず初参加となる北海道マラソン、無事完走することができました。
記録は3時間41分10秒。自己ワーストですけどね。
男子完走者2589人中1272位でした。(ちなみに男子のエントリーは4655人でした)

などと言うと、苦しいレース展開を思い浮かべるかもしれませんが、
ぜ〜ん然、だもんね!!(←少しは反省せんかい)
心拍数ナビを用い、完走狙いに徹した安全第一のレース展開となりました。

一方で、、
レース当日の8/31は、想定した範囲内で最悪の条件(暑さ、自称坐骨神経痛)でしたので、
なかなか他のレースでは経験することのできない貴重なデータの収集ができたと思います。
(↑後に整形外科に受診して判明しますが、ハムの肉離れでした)
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↑ただ低速ペースで高心拍数なだけでしたぁ、ハハハ〜(心では泣いているいんです←大嘘)

レースの流れは、20kmまでは抜かれっぱなしで、1451→1682位まで順位を落とし、辛抱一筋、
一方、20kmからの後半では転じて単調に順位を上げる、気分良好なレース展開でした。
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【スタートまで】

1泊2200円の高級カプセルホテルにて7:00起床。昨晩の3750円のマッサージの甲斐も無く、ガッカリ。
坐骨神経痛(肉離れ)で右脚が痛くて上がらない。。。なんか頭痛もするし。。。カプセル狭いからなぁ。
残念ながら今日はこの体調からのスタート。

まず朝風呂で20分の温水浴&冷水浴(大浴場に24時間自由に入れるのがこのホテルの良いところ)
7:50から朝食、650円のバイキングで和定食。納豆、卵、etc.で大盛茶碗で二杯お替り。

8:50、デイバッグを背負い、ジーンズに長そでTシャツですすきののホテルを出発。
地下鉄南北線で真駒内の駅まで行き、スタジアムまでは徒歩、20分くらい。
やっぱり痛くて、右脚のストライドが拡がらない、不自然な歩き方。(←放送禁止用語なので書けない)

この時間はまだ雲が多く、涼しげである。標高の高い山の天気のよう。
スタジアムに到着すると、ちょうど5km、10km競技者がゴールするタイミングで
女性アナウサーのMCやBGMがとても賑やか。お祭り気分でアドレナリン上昇。
(i-podで集中しようと思っていたのに、喧しくて聴こえないじゃん。)

スタジアムの玄関先の芝生広場にレジャーマットを敷いて、身仕度。
そしてストレッチを行い、キネシオテープを右ハムストリングにペタン、準備完了。
給水時の水浴びを考慮して、眼鏡なし(サングラスもなし)で使い捨てコンタクト装着。

11:00、ランパン、ランシャツになり、事前に配布された荷物収納袋にデイバックごと入れ、
100mほど離れた駐車場に止まっている運搬トラックの決められた番号の場所に預ける。

脱水対策でスポーツドリンクをちびちび摂取開始、スタートまでに500mlほど飲む。

11:15、陸連登録者の点呼開始。スタジアム入口でRCチップを計測させて入場する。
もちろん招待選手も一緒。おお、あんな選手やこんな選手も。。。名前が出てこない。

そして、混雑する前に競技場内の臨時トイレへ直行。そのあとトラック2周をJOG。
やっぱり右脚が痛いが、走れない状態ではない。青空が現れ、既に気温は26.5℃とアナウンス。
日陰に退避してストレッチ。吉○香織ちゃんのアップをじっくり観察。(←あやしいオヤジ)

11:50ころ、該当するナンバーのプラカードの前に並ぶ。
ブログ仲間のFURUさんの7○6番を探すが、見つけることができず。残念、すいません。

【20kmまで】

〜5km 25'17"
〜10km 24'29"
〜15km 24'37"
〜20km 25'31"
12:10、北海道知事の号砲でスタート。ロスタイムは、ほとんどなし。
やっぱり痛い、幸か不幸か突っ込みたくても突っ込めない。やっぱり奇跡は起こらない。

周りのペースに乗れないまま、抜かれながらも体感的にベストと思われるペースでしばらく走行。
一般競技者との合流はスムースで混雑もなく、ペースにも乱れは発生せず。
(ベストの状態で思いっきり走りたかったなぁ、と、ほんの1/20秒程思う)

安定してきたところで、心拍数を見ると173bpm程あり、ややペース落とす。
2km地点の表示があり、ラップを確認すると、5分/kmを超えている。やっぱり体感温度高いのだなぁ。
目標の4'39"/kmなんて全然無理ですやん。なんとも貧弱な心臓が情けない。

がぁしかし、昇り坂の影響もあるのだろうと心を強く持ち、下りに転ずる5km以降に期待。
ペースキープを優先し、抜かれっぱなしだけど我慢、忍耐。打たれ強い私。(←ただの脳天気)

5km毎に給水所があり、毎回、頭と腿にカップ3杯程をバシャバシャと掛け、3口ほど飲む。
こんな感じの水浴び行水を繰り返し、終始ズブ濡れ状態。でも、なかなか気持ちいい。

給水所の中間(7.5kmから5km毎)にスポンジエイドがあり、これも同様に3ケ続けて取って、
頭、腿、腕、顔、ハムへと全身にベチャベチャと。やっぱり気持ちいい。

パンツもシューズもパシャパシャ音を立て、水しぶきを上げながらピッチを刻む。
ふ〜ん、結構楽しいじゃん!!だんだん気に入ってきた。これが夏マラソンの醍醐味だぁ〜。
(↑かなり勝手な思い込み)

と、沿道で声援する子供の声
子供 :「お水、もったいないねぇ、おかあさん」
そのお母さん:「…」
ありがとう、そのお母さんの無言に心が打たれましたぁ。

漸く5kmを過ぎてからの緩い下り坂。maxHR173bpmで抑えて走ると4'45"〜4'50"/kmペース。
やっぱり、ダメだなこりゃ。記録への落胆とゆっくりペースに対する安堵が交錯。

【30kmまで】

〜25km 26'15"
〜30km 27'05"
新川駅を過ぎた新琴似1番通りの22km付近にて、対抗車線の折り返して戻って来た
男子の先頭走者が見えてきた。自分に気合を入れるためにも、
『ガンバレ〜』と大きな声で声援を送る。しかし、心拍数も跳ね上がる。。オオ?戸惑う。

体調は安定しており、脚の状態は良くも悪くもならず、鈍痛は残ったまま。
呼吸にも特に問題なし。スローペースなので当然といえば当然なのだが、
それがセオリーというもの。(SMAPの歌にもありますねぇ←それはセロリ!)

第二折り返し地点を挟んで、稲積橋を往復2回通過。ここのたった5m程度の昇り下りが
きつく感じるようになっている。いよいよ正念場やね。

中間点を過ぎてから、時計に挟んでいたパワージェルを摂取。スタミナは十分。

【35kmまで】
〜35km 27'05"
31km付近で対抗車線に終末監督車とすれ違う。「○○番、歩道に上がりなさ〜い」
と非情な宣告が拡声器から流れている。

更に進むと、対抗車線の25km関門を通過できなかった人たちが応援に加わっている。
「ありがとう」。でも本当はあんまりがんばっていない私、ちょっと心苦しい。

今朝までは、本当に30km過ぎたら4'40"/km切りをしようと思っていたのに。
今の自分は。。。ほんのちょっと加速するだけでHR180まで行ってしまうのだ。
なんとローパワーなエンジンだこと。HR170で走っている分には楽なのに。

でも、周りのペースダウンの方が更に激しく、抜き基調のレース展開を推移、妙に気分はいい。

【40kmまで】

〜40km 28'04"
20〜30kmの区間では、暑さ対策のために3ケ所のエイドステーションが追加になっている。
これは大変助かった。おかげ様でここまでは、脱水症状もなく、Na切れもない。
暑さもそれほど苦ではなかった。。。。た(過去形)、である。

30kmを過ぎるとエイドステーションが元の間隔に戻り、
この2.5km毎の水浴びタイムが待ち遠しく思われる。実際、気温が一番高い時なのかも知れない。

暑さが少しずつ神経を侵して、ノルアドレナリンやセロトニンを噴出し始めている。
35kmを過ぎて、あと残り○kmの表示が出るとそれが助長されるような気がするし、
じわりじわりと昇り傾斜に変わっているので、同じストライドで刻もうとすると脚が重く感じられる。

また、40kmの給水地点が、40kmよりもかなり後方にあって、
事前にインプットしていなかったために、想像脱水症状になっている。
体って不思議だ、たった5分が待てないのだ。

【ゴールまで】

大通り公園からすすきのの繁華街へと向かうと、応援も最高潮で、
ランナーにとっても最大の見せ場。。。のはず、なんだけど、
緩い上り坂が続くと、ボデーブローのようにじんわりダメージを受け、ペースダウンも最高潮!? 

給水所で、大いに水浴びをして、濡れネズミ状態でウイニングロードをペチャペチャ走る。
たぶん、きっと、かっこ悪い。ポニョに登場するフジモトか、私は?

ありがたいことには、脚もなんとか耐えてくれたし、呼吸だっていつものレースよりは相当穏やか。
本来ならラストスパートの好機。でも、
ここまで来たら、数秒のタイムを縮めるのに、そんなリクスを犯す必要はない、
と正論を吐く悪魔の囁き。そして天使も黙認しているので、守りに入る、、、
って言うか、最初から攻めてないし〜。

そして、フィニッシュゲートのある中島公園へ。
まぁ、なんと公園に入ってからの600mの長く感じることか。ラストスパートをする人も多く、
ずいぶん抜かれる。今日の私はダッシュしない人なのだ。(断固……もう言い訳もしません)

そしてゴ〜ル!!!! 3時間41分10秒
感激の完走メダルです。天使のような(←そう見えました)少年が首に掛けてくれました。
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実は、(記録よりも)これが欲しくて、欲しくて、ガマンの走りに徹しました。
(↑物に釣られやすいタイプ。A型のしし座となっております、ハイ)

シューズの中も水浸しで温度が上がらなかったためか、いつもできる爪の血豆もなく、
もちろん筋肉痛などは微塵もなく、なんか物足りないような、不完全燃焼のような、
モヤット気分を心に秘めつつRCチップを外そうとすると、
イタタタ〜、坐骨神経痛(肉離れ)だったことを思い出しました。87/100秒ほど思い上がった自分を深く反省。

アイシングバッグとミネラルウォーターのペットボトルをもらって、
救護テントの裏の芝生にレジャーシートを敷いて、暫しボディケアーをしてから着替えを開始。

すると、次々と担架に乗せられ、次々と運ばれてくるランナーのおびただしい数。
なんとも凄惨な光景を目の当たりにしました。

結果的に、私は運が良かったのかも知れません。
もし絶好調で気分の赴くままに走っていたらどうなったかことか。

しかし、公式記録書の手続きをする時になると、やっぱりもう少しガンバレば良かったかな〜、などと
様々な思いが交錯するFINISHERだったのでした。

-完-
昨日20km持久走、本日120分LSD実施。。。(ハムにテーピングをして、です)
道マラ前の最後のポイント練習といったところでしょうか。
痛みも引かず、出来は80%程度という所ですが、こんなもん、かな?

で。ご褒美。。、、。は。。。。
コール○ストーンのアイスクリームでしたぁ。
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なんて、たまたま今日はパスポートの更新で立川に行き、
家族へのおみやげでお店を覗いてみると、なんと待ち時間が0。。ラッキー!!

お持ち帰りで4人分をオーダーすると。。。エ〜、
私の後ろに20人ほどの行列が出来てしまいましたぁ、
す、すいませ〜ん。

さっきまで、
オリンピックの閉会式をTVでたまたま見てしまいました。
ベッカムとジミーペイジとホセカレーラスの競演。。かぁ、凄すぎ、、
てか、何なんだ、オリンピックって。。。これもご褒美と考えよう。(←脳天気)

でも、ワンジル選手、おめでとう、
ボルトといい、驚いたなぁ、セオリーから外れているし。
人類のサラブレッドだね。。。自分と比較してはいけない。。。悲し過ぎる。

なんて、TV見ながら記事を書いていいたら、
サザンのライブのVTRやってるじゃん。。。行きたかったなぁ〜。
学生時代には随分コピーして、ライブでもやったよ〜。懐かしい。

どんどん、脱線してしまいましたが、(気持ちは)元気です。
北海道マラソン頑張ります。。!!!!

月間走行距離503km

7月は、自己ベストの月間走行距離503kmを達成しました。
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つくば市での単身赴任生活では、夜ラン中心のトレーニングですが、
今年の7月の夜ランで25℃以上になったのは、なんとたったの2日だけ。。。。
しかも雨の日は無し、という、たいへん恵まれた条件でした。

さて、8月は北海道マラソンに向けての調整に入ります。
これから暑さが最高潮に達しますが、無理せず体調を整えたいと思います。
(ちなみに明日8/1は私の誕生日です。。。)

最近のマイブームは、
ランニング後の『炭酸水with梅干』です。ビールには及びませんが相当の爽快感と、
脱水感からの解放が得られます。(セ○ンイレブンの炭酸水88円/500ml…なかなかお得)
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【7月後半の練習記録】
日付   内容 場所 ペース  距離
7/16(水) 15.75kmBU+2.1kmCD 洞峰公園 Max4'11"/km 17.85km
7/17(木) 90分LSD(HR140) 洞峰公園 av.6'01"/km 16.3km
7/18(金) REST - - -
7/19(土) 21.4kmクロカン 小金井公園 av.5'50"/km 21.4km
7/20(日) HR168-5km,HR150-10km 小金井公園 4'33"/km、5'38"/km 15.78km
7/21(月) HR168-5km,HR150-15km 小金井公園 4'34"/km、5'20"/km 21.4km
7/22(火) 90分LSD(HR140) 洞峰公園 av.6'02"/km 16.3km
7/23(水) 15.75kmBU+2.1kmCD 洞峰公園 Max4'27"/km 17.85km
7/24(木) 100分LSD(HR140) 洞峰公園 av.6'04"/km 17.85km
7/25(金) REST - - -
7/26(土) 21.4kmクロカン 小金井公園 av.5'43"/km 26.3km
7/27(日) 26.3km持久走 小金井公園 av.5'09"/km 26.3km
7/28(月) 120分LSD(HR145) 洞峰公園 6'00"/km 程度 21.0km
7/29(火) 20kmJOG 洞峰公園 av.5'50"/km 19.56km
7/30(水) 15.75kmBU+3.15kmCD 洞峰公園 Max4'02"/km 17.85km
7/31(木) 90分LSD(HR140) 洞峰公園 av.6'02"/km 16.3km

080728近況報告

【走行距離】
月間500kmを目標に対して、現在448km。
残り3日で52kmで走破すればみごと目標達成になりまぁ〜す。ガンバロ!!
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しかし、やはり疲労は隠せないようで、汗の疲労臭がすごいです。

昨日の日曜日には、また午前3時起し、26km持久走をやったのですが、
汗を拭ったタオルなど、まるでキンカンを塗ったようなきついアンモニア臭が。。。
流石にこんなの初めてです。

【エントリー状況】
・道マラの参加承認証が来ました。陸連登録の部、ナンバーカード700番台でした。
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・東京マラソンのエントリーを陸連登録者でしました。当選するといいなぁ。

・つくばマラソン、いわい将門ハーフのエントリー準備中です。
 (ここのところ出費がかさんでいるので、来月エントリーしようと思っています。)

【Newグッズ状況】
・また、M965を一足購入しました。B&Dへ行くと既にRT965が販売されていて、
 どっちにしようか迷ったのですが、RT965はまだ2Eしかないそうなので見合わせ。
 4Eが入荷したらまた検討したいと思います。

・セームタオル:
 今晩、湿度が90%ほどあったため、初めて使ってみました。
 セームタオルの素材は、車の洗車でも使用する合成セームそのものです。
 なかなか吸収はよく、拭き取った後は気持ちがいいです。(今日は疲労臭ありませんでした)
 
 LSDペースの21kmJOGだったのですが、それにしても凄い汗で、
 1.5km走る毎に拭いては、絞っていましたが、その間の心拍数を見ると8〜10bpmくらい上昇、
 手際よくやらないと走りにダメージが来そうです。何事もトレーニングが必要ですね。

はじめに

夏のマラソンレースにおける水分補給というのは、いうまでもなくとても重要な位置づけとなります。

正しい給水方法を理解するために、
体内における水分に対する臓器の機能、特に吸収能力についてまとめてみました。

1.対内における水分の吸収と循環

人体における水分吸収の80%以上は小腸で行われています。
その小腸の水分吸収能力は、良好な状態では1時間当たり800ml程度あるようです。
しかし、
胃から小腸へと排出される水分は、飲んだものばかりではなく、
唾液や胃液など、体内から分泌された水分の方が多く含まれ、定常状態(食べ物が存在する状態)では、
飲食した水分が30%程度、残りの70%は分泌-再吸収を繰り返しているものです。

したがって、
通常に飲食して吸収できる水分量は一時間あたり200ml強となります。
これを30%以上に上回って飲むと大腸でも吸収しきれずに、
下痢をして排出されることになります。
(ただし、あくまで、定常状態においての話です)

このように吸収した水分は、血漿として体内を巡り、
再び消化器で分泌されたり、発汗に用いられたりします。

そして、過剰に吸収された水分は、腎臓で血液として濾過された後、
尿細管で再吸収される際に、浸透圧の変化に応じて、
取り込まれずに排尿されます。

余談になりますが、
ビールが前述の吸収能力に比して多く飲めるのは、
アルコールの作用によって、尿細管の再吸収を促すホルモンの分泌が抑制され、
利尿作用が働くため、前述した体内での循環のバランスが崩れるからです。

アルコール自体は、胃で吸収されるため、水分が小腸に到達し吸収される前から、
膀胱への水分放出が始まり、これに伴い、浸透圧が上がり飲んだ水分の吸収力は高くなります。
そして、アルコールが分解されるまで放出が継続されるため、脱水状態が進行します。

同様に利尿作用があるものの代表としてカフェインが挙げられます。
したがって、レースの直前直後にはアルコール、カフェインの摂取は控えるべきです。

2.発汗と脱水症状

発汗のメカニズムは前報で紹介したとおりで、
定常状態では、水分がバランスよく循環することにより、血漿中のナトリウム濃度は一定に保たれ、
体内の浸透圧も一定に保たれます。
しかし、
あまりにも暑い場合や湿度が高く、十分な蒸発熱が放出されずに汗が出続けると、
浸透圧のバランスは崩れ、玉のような汗とともにナトリウムが溶け出し失われ始めます。

したがって、大量の発汗があると、血液中の水分とともにナトリウムの絶対量の不足し、
いわゆる脱水症状を現れることになります。

体重の1%の水分が失われると、運動能力の5%が低下し、
2%の水分が失われると、運動能力の48%が低下すると言われています。
私の場合、レース初期値の体重が55kgとして、1%では550g、2%で1100gです。

次に上記の水分損失を防止する給水量について考えてみましょう。

私の実測によるランニングによる1km当たりの体重損失は、気温をTとすると、
体重損失=3.5×T-3.2 (g)
で表せます。

そのうち糖質や脂質がエネルギーとして使用された分は、
42.195kmで運動強度を糖質系:脂質系=1:4のクレプスサイクルとして、
脂質55/7×0.75=7.9g、糖質+燃焼水=55/3.5×4×0.25=15.7gと見積もれます。

従って、体重損失の式からの補正式は、
    水分損失=3.5×T-26.8 (g)
となり、42.195kmを走った時の失う水分の総量は、
  30℃の時 3299g(78g/km)
25℃の時 2561g (61g/km)
と計算されます。ですから、事前に600g程度の水分を蓄えておくとして、
11回の給水で1回あたりの必要摂取量は、
  30℃脱水1%の場合:(3299-550-600)÷11 =195g (51g/km)
  30℃脱水2%の場合:(3299-1100-600)÷11=145g (38g/km)
25℃脱水1%の場合:(2561-550-600)÷11 =128g (33g/km)
25℃脱水2%の場合:(2561-1100-600)÷11= 78g (20g/km)

上記で脱水2%の場合は、ゴール地点で2%の脱水状態であり、
29km地点ですでに1%脱水に達するので、以降ゴールまでじわじわとペースが落ちます。

1回の給水で100ml飲むのは結構大変ですが、上記を考えると、
事前の摂取は必須、給水は立ち止ってでも取らないと大変なことになります。


3.給水と給食

小腸で吸収される水分量について上でちょっと触れましたが、
この1時間に800mlというのは、吸収しやすい水分状態であり、胃腸の働きが良好な場合となります。

一般的には、小腸における水分吸収速度は、血漿との浸透圧の相対的な関係で変わります。
それを
低張(ハイポトニック)、等張(アイソトニック)、高張(ハイパートニック)などと呼んで区別します。

また、これらの状態の違いで、胃から腸への通過時間も変わります。
低張から等張の液体では胃での滞留時間は短く、低張な状態で腸での吸収速度が最も速いとされています。
ポカリスエット(アイソトニック飲料)を薄めて飲むとよいとされるのはこのためです。

したがって、水分を優先して摂取しなければいけない酷暑のマラソンでは、
なるべくレース中の給食は避け、低張な水分を空腹状態で摂取するのが理想です。
胃や腸に食べ物(糖質、塩分)が高張な状態で存在すれば、体液で薄められるまでの時間や、
消化するための時間が必要となります。

そのためには、レース前の糖質の摂取も2時間前に完了しておく必要があります。

後半でNa不足を補うために塩分を摂取する際には、なるべく胃での溶解スピードが遅くなるように、
岩塩状のものを選んだり、カプセルで包むなどの工夫をするべきです。

以上、給水に関する情報をまとめてみましたが、
やはり夏のマラソンのレースマネージメントは難しいですね。
十分な吸収能力をもった消化器系の健常性や、給食をしないで走るためのスタミナが必要です。
道マラの制限時間が4時間というのは理に適っている気がしてきました。

まとめ

(1)水分は小腸で吸収され、浸透圧バランス(塩分や糖分の濃度)で吸収スピードは決まる。
(2)酷暑で急速な給水が必要な場合、空腹で低張(ハイポトニック)なドリンクの吸収が最も速い。
(3)従って、夏マラソンでは不用意な給食はなるべく避け、塩分の補給も胃で溶解しにくい、
 粒塊状、カプセル化が有効である。
(4)出走前の水分のローディングは必須である。道マラでのを給水量は気温に応じて、
 70〜200mlを摂取しなければいけない。事前にきちんと計算して対応する必要がある。

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