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ブログで、日本語教師をやってる人の疑問や質問に答えても、何の返事も反応もなく、ちょっとがっかりしていたが、考えてみれば、何の面識もない人間が勝手に割り込んで、薀蓄をたれたところで、彼女ら(該当の日本語教師は全員女性)のプライドを傷つけるだけだったのかもしれない。そこで、これまでせっかく考えたり調べたりした回答を載せていくことにした。 そもそも日本語教師ってなんだろう。国語教師との違いは…。 世に日本語学校なるものは、たくさんあるけれど、実は「日本語教師」の公的な免許や資格なるものはない。一応、文部科学省認定の日本語教育検定試験があり、一種のスタンダードになっているが、今は行政改革のあおりを受けて、認定は取り消されている。すなわち、塾の講師と立場は変わらない。 一方で、国語教師は、少なくとも中学か高校国語の教員免許を取得することが、必要であり、都道府県の採用試験に合格して任用されるか、私立校で採用されて現職であることが前提となる。 これは、どちらが優秀だとかいう問題でなく、置かれている位置の問題である。教員免許をもっていなくても、大学などで日本語教師として活躍されている人もいる。ただし、ほとんどが非常勤講師のような立場であるが。 国語教育が、既に日本語の会話と基礎をマスターした小学校1年生からの教育を対象しているのに対して、日本語教育は、一般に外国人が第2言語として日本語を学ぶのを支援することを目的としている。もっといえば、国語教育は、よき日本人を育成しているのに対して、日本語教育は、伝達手段としての日本語の上達や日本の文化の理解を支援することを主な目的としている。 この原則を、無視して日本語を学ぼうとする外国人の学習者に接したために起こるトラブルも少なくない。どうも、日本人は、「先生」という言葉に弱く、はじめはくすぐったがっているものの、そのうち傲慢になてしまうことが多いようだ。 ブログでも、うかつに日本語教師や海外留学している人にコメントすると、無視されたり、反撃されたりと痛いしっぺ返し受けることがあるので注意が必要である。 もっとも、停滞している現在の国語教育の活性化のためにも、国語教師は、もっと日本語教育について学ぶ必要があると思っているが。 ※ 画像は、金田一春彦著「日本語」(岩波新書)。上・下巻がある。 日本語教育入門に最適の書。 |
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私の知り合いの中学校の国語の先生が5年間(もう帰国したと聞きました。)どこだったか忘れましたが、日本語教師として海外に行ったそうです。とても充実した5年間だとおっしゃっていましたよw
2006/9/19(火) 午前 5:31
5年もですか。凄いですね。経験豊富な国語教師が、海外で日本語を教えるのが、一番理想的かもしれませんね。40前後の国語教師や英語教師にに数年間の日本語教師ボランティアを義務付けてもいいと思っています。
2006/9/19(火) 午後 5:51
私は日本では日本語教師の資格は何も持っていませんが・・・国によって必要な資格が違いますよね。西オーストラリアの公立校は小2から中3までの子供達が何らかの外国語が必修になっているので、小学校の先生がチョッと勉強して日本語やインドネシア語なんか教えているケースもあります。
2006/9/19(火) 午後 8:28
オーストラリアでは、日本人にも日本語教師になるためのプログラムが大学などで用意されているようですね。
2006/9/19(火) 午後 9:41
お元気で、がんばっていらっしゃるようですね。私もボランティアでやっていますが、やはり国語力が大切だと痛感させられてます。今回帰国した時、日本語教師の本幾冊か、購入し読んでいます。それも大切かと。
2006/9/22(金) 午後 8:41 [ yoruja ]
そうですね。今年は、久しぶりに初級日本語を教える機会があったので、「みんなの日本語」というテキストを使いました。なかなか研究されていてよかったです。編著者が女性ばかりなのが、ちょっと気になりましたが、男性の学習者に使用しても問題はありませんでした。
2006/9/22(金) 午後 10:02
日本語学校で留学生に教えている先生方とお話をする機会がありますが、殆どの方が大変良い人柄の方が多いと見受けています。日本語教師はおっしゃる通り伝達の手段としての言葉を教えるのが限界でしょうし、期間も短いのに比して、国語は現代文に限らず広く日本文化を含んだ観点から教えるものでしょうが、さてその国語教師に学んだはずの日本人がこれを大事に出来ているかが問題だと思うこの頃です。
2006/9/24(日) 午後 10:09 [ mak**ou081* ]
書き忘れました。上記の新書、小生も上下持っています。本箱から取り出してみました。1988年に買ったものです。少々埃を被っていますが、 再読してみようと、デスクに積みました。積読で終わらないよう気をつけなければ(笑)。
2006/9/24(日) 午後 10:44 [ mak**ou081* ]
makiyouさんへ>日本における日本語教育は、基本的に学生から直接お金を取らない形が、理想的だと思っています。アメリカでいう社会人教室のような感じで…。学校教育における国語については、教師の質の問題と同時に、どうしても受験の問題が立ちはだかってしまいますね。
2006/9/24(日) 午後 11:47
表記の本は、ちょっと古く著者も亡くなっていますが、日本語教育の入門には最適の書だと思います。大学生の必読書にしてもいいくらいですね。
2006/9/24(日) 午後 11:50
すごい!勉強になりますねぇ〜☆
もう少し早く、世直し奉行さんとお会いしたかったです〜!!
2010/8/5(木) 午後 10:08
どういたしまして。これを機会によろしくお願いしますね。
2010/8/22(日) 午後 8:32