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独断流「読書」必勝法

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近年、はまっている清水義範文、西原理恵子イラストの本だが、このコンビで最高と言えるほど面白かった。
清水の書評は、短く簡潔で、あまり興味のなかった本も読んでみようかなという気持ちにさせられた。
特にジェームズ・ジョイスや大江健三郎に対する見解などは、なるほどなと思わされた。
かつて国語の授業を受けた後、徐々に教科書にあった作品に興味をもつようになった感覚に似ている。

そういう意味でも、『若い芸術家の肖像』と『万延元年のフットボール』、『魔の山』は、読んでみようと思った。

一方で、サイバラの風刺イラストも見事である。

松山市民でもなく、愛想をつかして帰京したのに、いまだに観光目当てに使われている『坊ちゃん』。

子どもころから、正直でシンセツなどれい商人の『ロビンソンクルーソー』とキソクを守って漂流する『十五少年漂流記』は、大キライと言い放つ。
無人島の方が現実より平和だし、ちっとも漂流になっていない。
こんな大人のウソのだまされないぞと切り込む。
ちなみ、彼女が中学のときに『蠅の王』という本を読んで、やっと人間らしい遭難漂流記に出合えたと喜んだらしい。

さらに「谷崎潤一郎を渡辺淳一みたいなもの」と斬り捨てたり、「ちんたら小説を現代人が読む必要はない」と言い切ってしまう。

もっとも、サイバラの暴走はそのレベルで止まらない。
本当にどうでもよいと思う作品については、まったく関係ないイラストさえ描いているのだ。
大江健三郎なんて、完全に無視。
描かないことで作品のどうでもよさをアピールするという表現もあることを知らされた。

読書に対する意欲をそそられる大人向けの一冊。

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 『ガリバー旅行記』は、あまりにも有名なイギリス(正確にはアイルランド?)の物語である。小人の国に行ったということは誰でも知っているだろう。その後に巨人の国へ行ったことも知っている人は多い。空とぶ国ラピュタへ行ったのも、宮崎アニメで、その名前くらいは知っている人も多いだろう。

 しかし、その後の馬の国になると知っている人は激減するだろう。馬の国で軽蔑されるヤフーという人間。「ヤフー」なんてどこかで聞いたことのある言葉だが、なんだか現代の人間をそのまま風刺されているような気さえしてくる。

 有名な割りに難解で、退屈な話でもあるガリバー旅行記を楽しむには、この阿刀田本がちょうどいい。風刺とスカトロのようなシモネタまで、共通するものがあるようだ。

 スウィフトは、アイルランド人でありながら、実際は支配者であるイギリスの上流家庭の血筋の者であることもわかった。だから、決して植民地人であるアイルランド人の味方という観点からこの物語が書かれたものではないことも分かった。

 圧巻なのは、かの三島由紀夫も愛読した?と言われる2千年後の世界を描いた奇書、沼正三著『家畜人ヤプー』の説明である。調べてみたところ、現在では江川達也が漫画にし、2010年には映画化する話まであるようだが、あり得ない。

 阿刀田さんの文章は、簡潔で分かりやすく、短編が多いことから、日本語教育の題材としても使っているが、どうも作者の品性には?が点滅し始めている。

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クリスマス・イブの今宵は、この本を…。

それにしても、クリスマスがイエス・キリストの誕生を祝う日だということを、どれだけの日本人が知っているのだろうか。

子どもたちにとっては、そんなことよりもサンタさんがプレゼントをもってくる日だし、若者にとっては恋人と過ごす日?ホテルの予約はどこも満室だという。

もっとも、イエス様が生まれのは、この日ではないとの説もある。
いくらイスラエルとはいえ、12月25日はベツレヘムも冬である。
夜に馬小屋で出産なんて、赤ん坊は凍え死んでしまうだろう。
神の御子はあまりにも悲惨な状況でお生まれになったのだ。

ダビンチ・コードのような荒唐無稽な解釈は論外としても、イエス様の存在さえ否定する輩もいるのである。
ユダヤ教では、いまだにイエス様を救世主として認めていない。
イエス様は預言者の一人であってキリストではないのだと。
自分たちの手で痛いな救世主を十字架にかけ、祖国を失っても悟らないのだから、人間というのは悲しいものである。

商業主義に乗っかって、キリストを冒涜する日本社会に、かつてのソドム、ゴモラのような裁きが下らなければいいのだが。

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 阿刀田高さんによる古典教養シリーズである。

 世界最大のベストセラーBibleこと聖書は、あまりにも有名だが、宗教の聖典だけに難解である。

まして旧約聖書にいたっては、時代背景も古く長期にわたり、作者も多く韻文も多いため、クリスチャンでもない限り、日本人で通読した人は少ないだろう。

 私は、親族に熱心なクリスチャンがいたこともあって、小学生の時から聖書になじんでいて、旧約聖書は3度通読したことがある。いわゆる洗礼は受けていないが、クリスチャンのつもり?である。

 信仰的な観点から見れば、阿刀田氏の言説は、本人も認めている通り、滅茶苦茶というよりも荒唐無稽なところもある。欧米でこの本が出されたらどうなるのだろう?彼の博識も意外と薄っぺらだということが暴露されるのだろうか?もっとも、彼もキリスト教圏で育ったら、あるいはキリスト教文化圏の読書を想定したら、このような本は書かなかっただろう。

 読み物としては面白い部分もあるけれど、旧約聖書は歴史書でも文学書でもない。神の涙の歴史が刻まれたものである。人類始祖が罪を起こさなければ、神様の喜ばれる天国は実現していたのである。その楽園を取り戻すための神の涙の歴史を感じることなくして、聖書を語ることができようか。

 日本にも多くのクリスチャンがいるはずである。なぜにこのような本に対して批判せずに、むしろ迎合するのか。日本のクリスチャンが旧約聖書には、あまり関心がないのだろうか。

 阿刀田氏には、ギリシア神話やアラビアンナイトに出てくるようなシモネタの方がお似合いである。

もっとも、寝る前にこの本を読むと不思議と安眠できた。聖書からはるかに遠ざかった生活をしている自分にとって、かすかに聖書の香りのするこの本でも清くかんじられたのだろうか…。

はじめてわかる国語

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問題文の作者自身も間違う読解力テストや、同じ文字をひたすら書かせる漢字ドリル。
国語教育の矛盾を解決する方法はあるのか?
そして、日本語の乱れは改善できるのか。
教員免許を持つ清水義範が、最も得意とする「国語」。
その問題点を、西原理恵子の絵とともにブッタ斬る!爆笑お勉強シリーズ第6弾。

愛知教育大の国語科の出身の作者だけに、かなり期待したが、ちょっと期待はずれだった。

「ながく日本語をテーマに文章をかいておったのに、まんまとよそ様にヒットをもっていかれ」たとの西原の指摘は、言いえて妙である。

西原の絵があったので最後まで読めたが、中盤にある「あの歌はこんな意味だった」や終盤の「日本語は滅んでしまうのか」などは、引用されている例が、最近はやりの安直な知識を問うクイズ番組のようで、こんなことわざわざ文章にするようなことじゃないなと思った。

それでも、ふりかえれば国語について考えさせられることが多々あった。
特に、斉藤美奈子氏の『文章読本さん江』を知ったことが大きな収穫だった。
早速、アマゾンで注文をした。

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