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昨年、たった2館での上映から、これは面白いと大評判となり、雪だるま式に上映館が膨れ上がって、賞も取りまくった映画「カメラを止めるな」。
テレビで放送されたので、録画して見てみました。
私の反応
開始10分経過頃:「ダルい」
11分頃:リモコンを手に取る
11分30秒:チャプタースキップで先の方を飛ばし飛ばし見る。
15分:どのチャプターもダルいので最後にみんなで組体操をやるシーンだけ見てデータ消去
(これまで私に同様の仕打ちを受けた主な映画として「アナと雪の女王」「ララランド」「ハリー・ポッターとその他大勢」「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」「ドライビング・ミス・デイジー」「バグダッド・カフェ」「アメリ」など)
改めて考えてみました。何故こうなる。
1) 本題に入るまでに長い映画が嫌い
2) ネットバズでハードル上げすぎ
さて、とはいえ、あそこまで評判になると、今度は「この作品が面白くないだなんて言えない」「自分がおかしいんじゃないか」という気分にもなって参ります。同調圧力ですよね。 例えばビートルズの音楽なんて良いと思ったことは生涯で一度も無いけれど、会話の中でビートルズの話が出てくると、だいたい「ここにいる人はみんなビートルズを神と崇めている」という前提から入ってくるので、イコノクラスムするの申し訳ないなあって思っちゃう。
そういうときは私は急いで話を遮って「あー、私ビートルズ嫌いなんです。特にジョン・レノンが死ぬほど嫌いです。」って笑顔でお伝えして、話題を変えてもらいますけどもね。嫌いなんだよ。こっちがビートルズ好きって前提で入るんじゃねえよ。
(似たようなポジションの存在として宮藤官九郎と宇多田ヒカルとPerfumeがあります。どれも「良いところもあるけど、言うほど神格化するようなもんか?」と思います。)
昔はそれでも、みんなが崇めるジョン・レノンの顔を踏みつけることに罪悪感を感じたものでしたが、いつの頃からか、別の考え方をするようになりました。
世の中には一生かかっても聴ききれないくらい音楽があり、一生かかっても見きれないくらい映画があるんだから、合わないものは合わない、嫌いなものは嫌いで、自分が良いと思ったものを選んでいかなければならない。
というわけで、「カメラを止めるな」はつまらなかった。最初の40分間我慢して見る義理はない。40分間我慢出来なかったことを憐れんでもらう必要もない。むしろ最後まで見てやっぱりつまらなかったときのリスクを考えると、15分で見切った自分を褒めたい。
それで良いのだ。
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書評・読書記録
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詳細
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「ウルトラマンR/B セレクト! 絆のクリスタル」 見てきましたー。
舞台はほぼ稲城市です。 冒頭で湊カツミ(ウルトラマンロッソ)と湊イサミ(ウルトラマンブル)がそれぞれの進路について話し合う場所は、ウルトラマンジード1話でリクがスカルゴモラを見つめていたのと同じ、是政橋の右手。 カツミがクラスメイトとキャッチボールしていたのはその反対側、是政橋の左手。 湊家のショップ「クアトロM」と自宅があるのは稲城長沼駅前。 カツミがクラスメイトの家に向かって走ったのは、南武線の稲城長沼・南多摩間。 ラストシーンでカツミとイサミが別れたのは、尾根幹線にかかる「くじら橋」の南側。 それだけでももう稲城市民としては萌え要素満貫なのですが、アサヒがウルトラウーマングリージョになるシーンはグッとくるし、ウルトラマングルーブ(湊兄妹3人合体)が超高速機動でトレギアと戦うシーンは、新しいウルトラマンという感じ出まくりでした。 敵のボスキャラのトレギアは、ベリアル様亡き後、新たに登板することになるウルトラマンの宿敵という位置づけだそうですが、キャラ的には完璧ウラタロスです。ウラタロス! エピソードとしては、湊兄妹の物語のトゥルーエンドと、新しい魔王トレギアの顔見せという二つの意味合いを持っていますが、時間的にも予算的にも色々と厳しい制限の中でうまくまとめてあったと思います。 リクとペガに「あやかほし饅頭」を食べさせることにも成功したし。 私は、とにかく湊兄妹がそれぞれ目標を見つけて出発するところを描いてもらえたし、その最後が稲城中央公園だったんで、満足。 お布施も忘れずに。
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『キュレーションの現在:アートが「世界」を問い直す』(フィルムアート社、2015)読了 2015年の2月に出ているので編集作業は2014年中。キュレーションという言葉が流行っていた時期の真っ最中ですね。 執筆陣もこの時期に日本でこういうコンセプトで本を作るならこうなるよねえ、というラインナップです↓ 椹木野衣、五十嵐太郎、蔵屋美香、黒瀬陽平、新藤淳、松井茂、荒川医、石崎尚、遠藤水城、大森俊克、金井直、川西由里、菊池宏子、櫛野展正、窪田研二、芹沢高志、竹久侑、土屋誠一、筒井宏樹、中村史子、成相肇、橋本梓、服部浩之、藤川哲、保坂健二朗、星野太、桝田倫広 内容は、現在の日本の近現代アートをキュレーターとして扱っている人たちそれぞれの立場、価値観から、キュレーションとは何かを考えた論集と対談です。ハラルド・ゼーマン、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト、ニコラ・ブリオーらがキュレーションという行為をいかに拡張し発展させてきたのかもコンパクトにまとめられているし、入門レベルの方でもあまり詰まるところなく読めると思います。 オブジェクト指向存在論あたりの最近の欧米の流行ネタは出てこないですが、これはおそらく日本固有の事情として、オブジェクト指向存在論が流行るはずのタイミングで東日本大震災が起こったので、日本国内のアートはしばらくは震災一色だったからなのではないかなと。去年から日本でもガブリエルやメイヤスーの思弁的実在論が流行りはじめてますから、その辺まで取り込んだ本はもう少ししたら出てくるでしょう。 あと、対談パートで黒瀬陽平がかなりズケズケとものを言っていて楽しいです。村上隆やろくでなし子を手厳しく批判してて。 教え子で大学出てから最近まで黒瀬陽平と一緒に仕事してた奴もいるんですが、なるほど気は合うかもなあとか余計なことも思いました。 それで、キュレーションってなんなのか? 少なくとも本来の意味、アートにおけるキュレーションというものは、アートについてちゃんと勉強して、アート以外の世界の様々なホットトピックにも目配りをして、キュレーション行為を通してこれを自分は世に問うんだというポジションを明確に打ち出して、作品を選び、見せることです。私なりに噛み砕いて書けば、そういうこと。 こういうコアが無い「アートイベント」は、仮にどれだけお金集めて派手こいモノを演出してみせたとしても、アートについて継続的に関わり、考え、お金を使い、情報発信している層の心には届かないので、速やかに流れ去ります。TOKYO ART FLOWのようにね。佐藤さん。 |
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MOVIX昭島にて、仮面ライダークローズを見る前に。
「父ちゃん、Be the one(仮面ライダービルドの夏映画)のDVDいつ買うの?」 「えっ? 買うことになってるの?」 「当然買うでしょう! いい映画だし。」 「ううっ・・・仮面ライダービルドは沼だなあ・・・」 「買ったらご飯食べるお金が無くなるわけじゃないんだから。」 「そうですよね・・・・また真面目に仕事しないとなあ・・・・よく考えたら父ちゃんが仕事するのはオモチャ買ってお前と遊ぶためだった!」 というわけで届きました。 「劇場版仮面ライダービルド Be the one」
TVシリーズ全話+平成ジェネレーションズFinal+平成ジェネレーションズForever+仮面ライダークローズと見た上で改めてこれを見ると、エモいシーンの乱れ撃ちで悶絶しっぱなしです。 マスター(エボルト)に救出された戦兎が船の中で煽られるシーン。エボルトさん・・・人間愛しすぎ。
葛城パパの「ラブ&ピースだ!」・・・・本編最終決戦最後まで見届けてからあそこ見たら、泣ける泣ける。
雨の中で戦兎が仮面ライダーとしての自分の原点を思い出すシーン・・・・平成ジェネレーションズForeverでのソウゴと並んでの雨中の変身シーンが蘇るよ。戦兎! 自意識過剰な正義のヒーローがあんなカッコいい台詞を後輩に語れるようになるんだなあ。
さて、二人の主人公(犬飼貴丈+赤楚衛二)の友情を越えた絆というのがシリーズ全体のテーマであるわけですが、実はシリーズ最後のエピソードとなった「仮面ライダークローズ」では赤楚衛二は他のおっさんと臨時でコンビを組んで戦った上に、元AKB48のお嬢さんに押しかけ女房的に恋人宣言されてしまう。
そんなのアリですかってお怒りの向きがかなりいらっしゃる。戦兎と万丈は永遠のベストマッチでしょう! でもこの映画を見返すと、いやいやどうしてどうして、この二人の間に入れる人は居ないですね。仮面ライダークローズの最後のとこ、
美空「万丈は?」
戦兎「デート。」
あれ、戦兎はちょっと万丈を貸してやってるって顔です。さすが演技力モンスター犬飼貴丈。 あと。TVシリーズでは台本にあっても頑なに犬飼・赤楚が拒否し続けてきたハイタッチ、ついにこの映画で解禁になっているんですけど、ものすごいぶっきらぼうな感じで、お互い目も合わせずにバシッと。 あれです。スラダンの最後の最後に桜木花道と流川楓がハイタッチしたあれ。あれと同じ。悶絶するしかない。 |
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仮面ライダービルドのスピンオフ後日談「仮面ライダークローズ」を早速、息子と二人で見てきました! 【まずおどろいたのは】 グッズ売れすぎ。昨日公開でMOVIX昭島というちょっとマイナーな多摩地域のシネコンに行ったんですが、グッズほとんど売り切れってどういうこと??? みんな仮面ライダービルド愛し過ぎだろ。俺たちのぶんは残しておけ。 今回はパンフと、息子チョイスでベストマッチマグカップを買いました。 幻徳のホテルキーホルダー欲しかった・・・ 【席の埋まり具合】 ファミリー層中心で8割くらいかな。特撮ヲタはそのうち1割くらいだろうか。 【お芝居】 ビルド組は安定の演技でした。盤石の。安心して見てられた。武田航平美味しい。犬飼貴丈もさすがの芸達者。ゲストの永尾まりや(元AKB48だそうです)は、まあ普通。平均点。 【プロット】 東映から脚本家へのオーダーとして「万丈(2号ライダー)主役」「エボルト(本編の超凶悪だったラスボス)を出すこと」というのがあったそうなので、その時点で本編のシリアス全振りした最終決戦への流れの見え方が変わらざるを得ないことは確定でした。 これについては賛否あるかと思います。 同じように最終決戦で超凶悪なラスボス(ベリアル様)をシリアス全振り展開で倒したウルトラマンジードは、後日談の春映画ではベリアル様は出さなかったですしね。 物語の基本的なストーリーラインは2本です。1本は 1) 「凶悪な敵が出現し、仮面ライダーが再び立ち上がる。そしてライダーキックで敵を粉砕する。」 もう1本は 2) 「本編の2号ライダーが自分を恨む美女と知り合い、過去の自分と向き合いながらそれを乗り越える」 1)は仮面ライダー映画だから必修コースです。2) は本編で戦いを終えたはずの2号ライダーが再び戦いに臨むために必要な動機ですね。単に凶悪な敵が再び現れるだけだと、1号ライダーの桐生戦兎が出ない理由が無い(平成ジェネレーションズForeverはこちら)ので、2号ライダーでドラマを作らなければならない。 では、何故、2号ライダーが前に出るのか? 1号はどうした? ここまで逆算してみると、仮面ライダービルドの2号ライダーにあって1号ライダーに無いものは「エボルトの遺伝子」ということになります。 もちろんエボルトを出さなくても万丈が前に出る必然性は作れるでしょうけれども、発注元からのオーダーを両方満たしてドラマを作らなければいけないという状況で、「エボルトの遺伝子を持つライダーでないと倒せない敵」というプロットは上手く考えたなあ、と思いました。 私はエボルト、はっきり言って大好きなので、いいヤツになって帰ってきたエボルトはアリよりのアリかな。キルバスが爆発した時のエボルトの台詞がポイントだと個人的には思っていまして、ネタバレ気味だけど敢えて書いちゃうと、 (一応、改行を沢山入れておく) エボルトより強いキルバスを倒すためにエボルトは、人間の力が必要だと最初から計算していたわけです。そういう台詞があります。エボルト一人の力ではキルバスは倒せないので万丈龍我と桐生戦兎の力を借りるしかないと。 これは、本編でエボルトが戦兎と万丈に倒された経験があったから、ですよね。俺はあいつらには勝てないわ、と。あいつらならキルバスに勝てるかもしれんぞ、と。 そしてキルバスが倒された後、エボルトは地球を去る。また遊びに来るみたいなこと言ってましたけど。来るかもしれないですね。エボルト、人間が大好きですから。 本編の終盤、エボルトはなんだかんだで人間と関わるのが楽しくてしょうがなかったと思います。だからグズグズグズグズと決着を付けるのを遅らせていって、戦兎と万丈と一海と幻徳に倒されちゃった。 その経験があってのキルバス戦でのエボルトの動きという読み方をすれば、本編のあの壮絶な戦いの意味は失われないよな、さすが武藤脚本。 【その他】 大画面で見ると赤楚衛二ってすげえハンサム。めちゃめちゃ顔が良い。「平成ジェネレーションズForever」の応援上映で犬飼貴丈の顔がアップになるたびに客席から「顔が良い〜!!」って叫び声が出ていたらしいのですが、私も今日は叫びたくなったな。 |






