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本日早朝、有楽町線江戸川駅でのドア点検による運転見合せが発生し、その影響で直通運転を行っている西武、東武、東急、みなとみらい線と遅延線区が広がりました。
相互直通運転は、便利になる反面、一度どこかで支障が起こるとたちまちその影響が広範囲に拡大してしまうという弊害が起こるのです。 首都圏では多くの路線が同社線、他社線と相互直通運転を行っています。例えば… ●みなとみらい〜東横〜副都心〜西武・東武線 ●川越・埼京〜りんかい線 ●総武緩行線と東京メトロ東西線 等、多くの路線で行われています。 今朝の事象で説明すると、有楽町線内で発生した遅延事象は、本来は遅延発生線区のみで完結するはずです。しかし有楽町線は、一部区間で副都心線と同じ線路を走行するため、副都心線に遅延が発生する。副都心線の遅延が、相互直通運転先の西武・東武・東急・みなとみらい線へと遅延が広がっていくのです。 利用者からすれば相互直通運転は便利であると思います。利用者はそこにばっかり目を向けるあまり、このような事態が起こったときにうまく対応できないという問題にぶつかります。また遅延線区が広いため、一度遅れるとなかなか遅れが収束しないという問題が起こります。末端線区は特に遅れが直りにくいです。日中時間帯であれば、途中駅で打ち切りとかそのような措置が可能だと思いますが、ラッシュ時間帯であれば、ホームの許容量、打ち切りした駅構内の混雑率等の問題でなかなか折り返し運転が出来ないと思います。特にラッシュ時間帯は運転本数が多いので、列車間隔が詰まってしまい、回復が困難となります。 今後相互直通運転の開始で注目されるのは、やはり東海道線〜高崎・宇都宮・常磐線の東北縦貫線の開業でしょう。 詳細についての発表はまだありませんが、開業後は利用者からすればとても便利になるでしょう。しかし一度人身事故でも発生すれば、遅れが首都圏広域に広がります。仮に東京〜神田間で人身事故が発生したとして、まず山手線、中央線、京浜東北線、東北縦貫線が止まるでしょう。そこで間接的に東海道線、高崎線、宇都宮線、常磐線、湘南新宿ラインに影響が及びます。東京駅折り返しとか上野駅折り返しが出来ればまだダイヤ乱れ解消は困難ではないと思いますが、今回のような場合はダイヤ乱れが広範囲に広がると思われます。 例えば、東北縦貫線東京〜神田間で運行支障が発生したと仮定します。まず、並行する中央線、京浜東北線、山手線が止まります。直通している東海道線、高崎線、宇都宮線が遅れます。湘南新宿ラインが走る横須賀線にも遅れ発生する可能性があります。常磐線が直通していれば常磐線にも遅れが波及します。そうすると、東京の交通がすべて止まる、遅れるといっても過言ではありません。一つの支障が一都五県に最悪の場合広がるかもしれません。このような事態に対応できるダイヤ体制であれば問題ないのですが、湘南新宿ラインの遅延は多く、すぐ運休される事が多いです。そこで混乱を招くのであれば、無理に相互直通運転をする事はないと思います。便利に越したことはないですが、あまり便利に頼りすぎるのはいかがなものかと思います。少し前までは、東京まで出て、乗り換えて、目的地へという事が当たり前でした。ここら辺で、手遅れかもしれませんが、この相直の流れを止めてみる事も大事かもしれません。 相互直通運転は便利ではありますが、このような事にも目を向けていく事が大事なのではないかと思いました。 最後に、鉄道約款には、鉄道の定刻での輸送は明記されていませんから、今日のように遅延で、駅員さんに怒るのは筋違いであることも合わせて書いておきたいと思います。遅れるのはしょうがないですから、余裕を持って行動しましょう。 2014.6/25追記 |
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