|
2014年3月17日
来たる2014年4月に、消費税が5%から8%に引き上げられます。それに伴い各社運賃の引き上げが実施されます。消費税率の引き上げ相当分をより正確に転嫁するためとの事です。 首都圏を中心とする一部の鉄道事業者では、ICカード利用の場合に限り、「1円単位」の運賃が適用されます。導入事業者は、JR東日本のほか、小田急電鉄、東京急行電鉄、東武鉄道など首都圏の大手私鉄9社や、東京都と横浜市の各交通局が運営する公営地下鉄などです。後者は4月からではなく6月より1円単位となります。ICカードの普及率が高い点が、この1円単位の運賃導入につながりました。このほかにも「1円単位」の運賃を導入する鉄道事業者もあります。詳細は各鉄道事業者のHPをご覧ください。 ただ、すべての運賃が「1円単位」になるわけではありません。磁気券(きっぷや回数券など)や定期券に関しては、従来通り「10円単位」の運賃体系となります。IC定期券であっても、定期券という枠組みになるので、「10円単位」になります。 その他の事業者では、「1円単位」の運賃を導入せず、従来通り「10円単位」となります。 ここで、「1円単位」運賃の説明をします。小田急電鉄や京浜急行などの私鉄では、IC料金の方が、きっぷより安くなりますが、JR東日本と一部私鉄では、IC料金(1円単位)ときっぷの値段(10円単位)では、距離によって値段が異なる場合が出てきます。 その一例を、JR東日本の料金体系を基にご紹介します。 幹線、地方交通線での、営業キロ(運賃計算キロ)「1〜3km」においては、IC運賃ときっぷの運賃とでは、IC運賃の方が高くなります。 IC運賃:144円 きっぷ運賃:140円 と、4円IC運賃が高くなります。 その後、「4〜6km」においては、きっぷの運賃の方が安くなります。 IC運賃:185円 きっぷ運賃:190円 と、5円きっぷ運賃が高くなります。 どちらが安くなるか、駅の運賃案内板では、以下のような案内が行われるようです。 なので、最安値で移動したい場合は、「目的地までの料金を確認」し、「ICかきっぷのどちらが安いのか比較する」という2段階の作業が必要になります。 いつも乗る区間はチェックしておいた方が良いかもしれません。 「ICときっぷ」の併用はどうなるのか。4月をまたぐ定期券はちゃんと使えるのか。という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、以下のパンフレットに情報が載っていたので、ここに事例をご紹介いたします。 以下に紹介する事例は、このパンフレットを基にご紹介していきます。 運賃改定の詳細は、HPには見当たらなかったのですが、大抵の会社では同じ取扱いが行われると思います。差異がある部分も少なからずあると思いますので、詳細は各社パンフレットをご参照ください。 「1円単位」なの?「10円単位」なの? ●事例1 きっぷ・回数券で自動改札から入場し、乗り越し精算をICカードで行う場合 「10円単位」が適用されます。 ●事例2 磁気定期券で自動改札機から入場し、乗り越し精算をICカードで行う場合 「10円単位」が適用されます。 ●事例3 IC定期券で入場、定期区間外から回数券を利用して、回数券有効区間外への乗り越し精算を行う場合。 ●事例4 障害者手帳をお持ちの方で、ICカードを使う場合 入場は自動改札で行い、降車時に、窓口にて「障害者手帳」と「ICカード」を提示することによって、「子供の1円単位」の運賃が適用されます。しかしタッチして出た場合は、通常の大人の運賃が引かれます。 ただし、きっぷを使った場合は、従来通り「10円単位」が適用されます。 4月1日をまたぐ乗車券はどうなるの? ●事例1 定期券の場合 使用開始日が4月1日以降であっても、3月中に購入する場合は、3月31日までの増税前の旧運賃での発売になります。 ●事例2 回数券の場合 定期券同様、使用開始日が4月1日以降であっても、3月中に購入する場合は、3月31日までの増税前の旧運賃での発売になります。4月以降も差額無しで乗ることが出来ます。 ただし、区間外を利用する場合は、新運賃から券面表示額を差し引いた値段の精算となります。 例)120円の旧回数券で、200円になる区間を乗る場合:「80円の精算が必要」になります。 払い戻しについても、3月31日までに購入された物であれば、旧手数料金での取り扱いになります。 その他には、係員のいる改札窓口において、ICカードに「10円単位」のチャージが出来るようになります。まらPASMOの払い戻しに関しては、当面の間10円単位に切り上げて払い戻しとなります。定期券以外のPASMOを払い戻す場合には手数料はかかりません。 簡単ではありましたが、4月1日以降の増税に伴う運賃改定の説明と事例紹介になりました。分りやすくまとめたつもりですが、いかがでしたでしょうか。最後までご覧いただきありがとうございました。少しでもご理解いただけたら幸いです。 ※詳細は各事業者HPをご覧ください。 |
全体表示
[ リスト ]




