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北杜市内の水道料金統一 値上げの大泉 集団不払い
公平求める市と協議決裂 山梨日日新聞 2011年5月26日 木曜日
北杜市大泉町内の住民約100世帯が、水道料金の改定を不服として、1月以降の料金を支払っていない。市は今年から旧町村間で
異なっていた料金を統一するために、地域により値上げや値下げを行っているが、料金が上がる大泉町の住民が「赤字の地域が下がるのは理不尽だ」と反発。住民有志でつくる大泉町水道問題対策協議会が、料金体系の再見直しを求めているが「市の方針に変化がない」として、不払いによる抗議行動に発展した。
市は「市民間の公平性が保てない」として理解を求めているが、合併後の水道料金統一をめぐり溝は深まっている。
北杜市は旧町村の水道料金体系を引き継ぎ、今年から経過措置として水道料金を改定。大泉の料金は改定前は1力月当たり360円(13ミリ口径20ミリ立方メートル、税込)だったが、現在は1500円。2017年3月には2040円まで値上げとなる。一方、現在2900円の高根地区などは値下げとなる。
同協議会は料金改定を①赤字の地域を値下げして大泉を上げる②赤字の解消策は何も示していない―などと指摘、3月に支払う、2月使用分は「旧料金体系で計算した金額を支払う」と3月に市に通告書を提出したが、市側が一部を支払ったことにする内金払いとして領収すると対応したため、「内金では改定料金を認めることになる(同協議会)不払いに発展した。
東部上下道センターなどによると、25日までに約30人分の水道料金の口座振替廃止の依頼書が届いた。 一般者の手続きや内金受領者を除いて約100世帯が不払いの意志を持っているとみられ、現金支払者を含めればそれ以上になるとみられるという。
5月20日には白倉政司市長と協議会の山田虎男代表らが面会したが意見は分かれたままだった。同協議会は市に料金改定の再検討を求めるため地域住民に5月支払い分でも不払いを呼び掛けている。
一方、同市は市議会で審議、条例改正されたことを踏まえた上で「公共料金統一は避けられない」と説明。不払いが続いた場合、市上水道課は「督促・催告を継続して行い、要綱に基づき、給水停止も視野に入れて検討する」としている。
同市の水道料金統一をめぐっては、市は09年、市簡易水道運営委員会からの答申書を基に、水源別の2区域ごとの料金統一を提案。平均的な一般家庭で値上げとなる大泉など2地区では、3回の説明会でも理解が得られなかった。市議会が料金改定の期日を半年延期するなど5項目を盛り込んだ付帯決議を付け、昨年6月定例市議会で条例を可決した経緯がある。
地方自治に詳しい山梨学院大の江藤俊昭教授は「水道料金など公共料金の統一は、本来合併前に議論をしなければならず、あいまいにしたまま合併したのが一つの要因。行政にはよりしっかりした説明が求められる」と話している。
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