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先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。
= 萍(うきくさ) =
1, 古城址 堀の萍 動きたり 白き雲へと 高き空へと
= 祭(まつり) =
2, バスの窓 祭の色が 過ぎてゆき 牛の背中の 黒ぞ深ける
= 竹落葉(たけおちば) =
3, 土のうへ 蒼を残して 竹落葉 小さき庭に 箒のとまる
= 芍薬(しゃくやく) =
4, 風ととも 芍薬ひとつ ふりむきて うすべに少し 濃くなったらし
= 鵜飼(うかい) =
5, かがり火が 夜気を払ひて 舟ぞ揺る 鵜飼の影は いま鳥のごと
= 水中花(すいちゅうか) =
6, むらさきが しみ出してくる 深き夜 水中花にも 汗のありなむ
= 麦の秋風(むぎのあきかぜ) =
7, 季節ごと 実り与ふる 土のうへ 今日は眩しき 麦の秋風
・萍(うきくさ):「根無草」「鏡草」などとも。水田や湖沼の水面に浮かぶウキクサ科の総称。春に枯れ色から緑に戻り、夏は一面に繁茂して小さな花を付ける。
・祭(まつり):古くは「賀茂祭」に特定されたが、俳諧では他の夏祭一般も単に「祭」と呼び「春祭」「秋祭」と区別して用いる。「神輿」「山車」などの傍題も。
・竹落葉(たけおちば):「竹の葉散る」「竹散る」などの傍題でも。竹や笹は他の草木とは異なり、それらが落葉する秋に生育して初夏の頃に古い葉を落とす。
・芍薬(しゃくやく):中国原産のボタン科の多年草。その名が示すように本来は薬草として輸入されたものが、後に花を観賞するために栽培されるようになった。
・鵜飼(うかい):「鵜匠」「鵜舟」などこれに関連する傍題が多い。鵜を飼い馴らして漁をする方法は古くから行われ『日本書紀』『万葉集』にその記載がある。
・水中花(すいちゅうか):造り花を水の入ったガラス容器の中で開かせる仕掛け。古くは「酒中花」と称して盃に浮かべ酒席の余興に用いられるものもあった。
・麦の秋風(むぎのあきかぜ):「麦の風」「麦嵐」の傍題でも。別題の「麦秋」にもとづく季語で、この時季に麦の穂を靡かせて吹き渡る爽やかな風をいう。
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水中花がいいですね♪ポチ
2012/5/21(月) 午後 4:13
1,4,6が好きです、古城のひっそりとした風景が孤独を感じさせます。シャクヤクはうちのも咲き誇っています。今年は栄養を与えたので生き生き。6、水中花は夜の匂いですね。ポチ
2012/5/21(月) 午後 6:24 [ うまれ ]
1・7が好きでございます。水に映る空が浮き草の動きで変化していく様。能くぞ観察されましたねポチ。
7の麦の秋風がなんとも好きです^^
2012/5/21(月) 午後 7:38 [ f u k o ]
お久しぶりです、歌境、深められましたね。
2、牛の「背中の」黒に目を注ぐあたり、3、結句ホウキが「止まる」ところ、など。ボクは好きです。
7 麦の秋風。。美しい言葉。
さいきん農作業のアルバイトを始めました。みどりの色が目にまぶしい季節ですね。
2012/5/21(月) 午後 10:31
2が好きです^^なぜかゾクゾクっとしました(^^ゞぽち。
2012/5/21(月) 午後 10:59 [ g o m a ]
アクアマリンさん、水中花にはちょっと妖しい美しさがありますね。ポチありがとう。
2012/5/22(火) 午前 0:44
うまれさん、シャクヤクはきれいな時期でしょうね、近所にないのが残念です。ポチありがとうございます。
2012/5/22(火) 午前 0:46
不狐さん、浮き草は体験したいくつかのイメージを組み合わせて詠みました。
最初は<古寺跡>だったのですが<古城址>として亡き武者の雰囲気も加えて奥行きを出してみました。ポチありがとうございます。
2012/5/22(火) 午前 0:55
ピンパパさん、農作業のアルバイトですか、いろいろなさるんですね。
牛の背中は実際の『葵祭』での経験です。
2012/5/22(火) 午前 0:57
gomashashaさん、葵祭は牛車なので牛です、だからゆっくり進みます^^
ポチありがとうございます。
2012/5/22(火) 午前 1:00
こんにちは。
1・2・4・5が特に好きです。
浮き草は漢詩でも出て来ますが、まだ扱うのが難しいです。
祭りの色が牛の黒に、時間の変化が良いなと思いました。
芍薬も繊細な花びらが美しいですね。
両親の郷里なのに、直接鵜飼いを見たことがまだないですね。
いつしか帰省をする時に見てみようと思います。
すっかり夏の短歌ですね。季節を詠むのも素敵だなと思いました。
傑作ポチ。
2012/5/22(火) 午後 3:21
玄さん、浮き草は人間と重ねるとひどく難しそうなのでここでは叙景としました。とはいえ空への立体軸や時間軸も匂わせたつもりです^^
傑作ありがとうございます。
2012/5/22(火) 午後 10:18
私は7かな。今は麦秋といってもピンとこないようになってしまいましたね。そのうち死語になるかもしれません。歳時記には知らない言葉がいっぱいです。
2012/5/24(木) 午前 11:43
akikoさん、麦秋はすでに季語で残っているだけでしょう。日本で麦を作っている農家がどれだけいるのか?
歳時記にはもう見られなくなったものも多いですね、逆に新しく季語になるものもありそうです。
2012/5/24(木) 午前 11:49