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先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。
= 底冷(そこびえ) =
1, 底冷えの 夜の廚に 大根は 微笑むごとく 甘さ増すらし
= 風邪薬(かぜぐすり) =
2, 乳鉢の なかで目覚める 風邪薬 おんなの指が さらりと掬う
= 年暮る(としくる) =
3, 9連休 巴里で遊ぶと 笑むひとに 珈琲代を おごり年暮る
= 寒凪(かんなぎ) =
4, 寒凪に 鉛色の空 薄くなり カニ漁の舟 帰る音する
= 根深汁(ねぶかじる) =
5, 冷たさが 温さに替はる 夜もある 妹の作りし 根深汁吸ふ
= 煤逃(すすにげ) =
6, 煤逃げの 街はあまりに 華やかで 珈琲の深さ じつと見てゐる
= 春支度(はるじたく) =
7, ぬばたまの 黒豆を煮る 音のして ストーブの上は 春支度かも
・底冷(そこびえ):「冷たし」の傍題。体の芯まで沁み入るような厳しい寒さをいう三冬の季語。同字でも「冷ゆ」や「冷やか」は仲秋の季語として扱われる。
・風邪薬(かぜぐすり):冬の病体季語「風邪」の傍題の一つ。軽症の風邪は市販薬で済ませることが多いが、体を温めて十分な睡眠をとるのがなによりの妙薬。
・畳替(たたみがえ):「替畳(かえだたみ)」の傍題も。「年用意」の一つとして畳やその表を替えること。新しい藺草の色と匂いが新年を迎えるにふさわしい。
・寒凪(かんなぎ):「冬凪」とも。荒れることが多い冬の海の穏やかな状態をいう。「寒」字を冠しても寒中とは限らず広く三冬にわたって用いることができる。
・根深汁(ねぶかじる):「葱汁(ねぎじる)」の傍題。「根深」は文字通り《根が深い》意を表すネギの異名で風邪に効くところから冬に用いるものについていう。
・煤逃(すすにげ):「煤籠(すすごもり)」の傍題。「煤掃(すすはき)」に加わらずにいることをいう本題に対して、それを逃れるための外出を指すのが傍題。
・春支度(はるじたく):「年用意」の傍題。新年を迎えるための様々な準備。旧暦では正月から春が始まるので晩冬の季語になるが、新暦では仲冬として扱う。
最近の記事は…
「vol,78 帰還(1-5)目次」裁縫部・アンド・ぼく-シリーズvol.78
http://blogs.yahoo.co.jp/holahola_123/62597492.html
「突発性難聴14日目」
http://blogs.yahoo.co.jp/holahola_123/62600138.html
「小郷アナ(NHK)の妊娠」
http://blogs.yahoo.co.jp/holahola_123/62595961.html
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1の大根が素晴らしいですね、3、パリで遊ぶひととはただならぬ関係かも。
2013/12/30(月) 午後 11:49 [ enotomo70 ]
enotomo70さん、1,は闇の黒と大根の白、冷たさと甘さを対比してみました。
3,いまいちばん金があるのは若い女性ですね、でも飯やお茶は男のおごりって…。
2013/12/31(火) 午前 0:40