|
先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。
= 冬の草(ふゆのくさ) =
1, 流星が ひとつ流れて 冬の草 まつすぐに立ち 夢うけとめる
= くしゃみ =
2, 人混みで くしゃみしていた 柴犬は 歩道の隅を なわばりとする
= 木守柿(きもりがき) =
3, 子守歌 絶えし村にも 木守柿 小型トラック 揺れて去りたり
= 千両(せんりょう) =
4, 庭先の 千両かろき 艶ありて ふりさけ見れば ひくき陽渡る
= 返り咲き(かえりざき) =
5, 暖色の ブローチひとつ 返り咲き コートのボタン 外すところに
= 小雪(しょうせつ) =
6, 庭先の 低き枝には 百舌とまり 動かずにゐる 小雪の午後
= 寒暮(かんぼ) =
7, 農機具を 寒暮のなかで 洗ひ終へ 老夫は背中を ゆつくり伸ばす
・冬の草(ふゆのくさ):「冬草」「冬青草」などの傍題でも。冬が来ても枯れずに青さを残している草。別題の「枯草」とは対極的な植物の生命力が感じられる。
・くしゃみ:三冬にわたる季語で古語の「嚔(くさめ)」から転化した形。本来はこの生理現象が生じた時に唱える呪文であったのが、後に現象自体を指す呼び名に。
・木守柿(きもりがき):柚子についても用いる本題の「木守(きまもり)」を柿に限定した傍題。来年もよく生るようにと枝に一つだけ残しておく柿の実をいう。
・千両(せんりょう):「仙蓼」と書かれることもあるセンリョウ科の植物。小さな球形の実が赤熟して彩りの少ない冬の庭を飾るところから「実千両」とも。
・返り咲き(かえりざき):「帰り花」の傍題の一つで「二度咲き」「忘れ咲き」などとも。うららかな冬日に誘われて草木が季節外れの花を咲かせること。
・小雪(しょうせつ):二十四節気の一つ。今日から初冬後半に入り北国からは降雪の便りが届く。「こゆき」の読みに従うと「雪」の傍題で晩冬の季語になる。
・寒暮(かんぼ):冬の夕暮れ時を指す「冬の暮」の傍題。漢語の硬い響きが寒々とした日没時の印象をさらに強める。「寒」とあっても三冬にわたって使える。
- - - - - - -
最近の記事は…
「099:観(廣珍堂)」
http://blogs.yahoo.co.jp/holahola_123/63149961.html
「098:吉(廣珍堂)」
http://blogs.yahoo.co.jp/holahola_123/63148816.html
「097:陽(廣珍堂)」
http://blogs.yahoo.co.jp/holahola_123/63147473.html
|
流星がの歌は大きな夜の風景がすてきですね。 農機具をの歌もミレーの晩鐘の絵のように感じました。
2014/11/25(火) 午後 11:21 [ enotomo70 ]
> enotomo70さん、先週はなじみのある季語が多かったので常套的にならないように気をつけました。
初めて聞くような季語はネットで情報・画像検索してから詠んでいます。
2014/11/26(水) 午前 1:01