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先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。
= 狼(おおかみ) =
1, 狼が 見切りをつけた 朽ち星は 転がり落ちる 斜陽の坂を
= 木の葉散る(このはちる) =
2, 木の葉散る 病院の庭を 掃くひとは いったい何を 送ったのだろう
= 秩父夜祭(ちちぶよまつり) =
3, つよき風は 秩父夜祭に 吹くといふ をんなの肩を 太き手が抱く
= 冬鶯(ふゆうぐいす) =
4, 冬鶯と 大福アイスが 出会う夜は コンビニの灯が ぎしぎし冷える
= 味噌搗(みそつき) =
5, 味噌搗を 誰も知らない スーパーの 陳列棚に 消毒済み印
= 桜鍋(さくらなべ) =
6, 四畳半の 下宿の部屋で 桜鍋 彼女の顔は 面長じゃない
= 狐火(きつねび) =
7, 漫画家を 迎えたしるし 狐火も 涙色にて 里に近づく
・狼(おおかみ):「山犬・豺(やまいぬ)」の別名傍題も。かつては日本狼や蝦夷狼が棲息していたが明治期に絶滅した。三冬の季語として俳諧に名を残すのみ。
・木の葉散る(このはちる):「木の葉の雨」などとも。枝に枯れ残る葉をいう「木の葉」だけでも三冬の季語になるが、こちらはそれが散る姿に焦点を合わせた。
・秩父夜祭(ちちぶよまつり):「秩父祭」の傍題も。12月2日に宵宮、同3日大祭が興行される。絢爛たる山車(だし)と豪快な神輿渡御と共に神楽舞や花火も。
・冬鶯(ふゆうぐいす):「寒鶯(かんおう)」「藪鶯(やぶうぐいす)」の傍題もある三冬の季語。山から平地に下りて来た鶯は樹木の虫などを探して春まで過ごす。
・味噌搗(みそつき):三冬の生活季語で「味噌焚き」「味噌造る」などの傍題でも。収穫した大豆を大釜で焚いてから臼で搗いたものを味噌玉にして乾燥させる。
・桜鍋(さくらなべ):三冬の季語。傍題「馬肉鍋」よりも情緒のある呼称の本題の方が通用度が高い。馬肉を味噌仕立にした鍋物で牛肉より淡泊な味が好まれる。
・狐火(きつねび):山野などに燐火(りんか)が見える現象を狐が口から吐いた火と見なした三冬の妖怪季語。『江戸名所図会』引用の王子権現縁起に言及がある。
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最近の記事は…
「溶接も外から欠陥がわからない」
http://blogs.yahoo.co.jp/holahola_123/63660123.html
「糖尿病と認知症」
http://blogs.yahoo.co.jp/holahola_123/63657828.html
「季語短歌15-11-30」
http://blogs.yahoo.co.jp/holahola_123/63653632.html
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2,4,5がいいですね。病院の落ち葉、庭を掃く人も様々なものを見たでしょう。4大福アイスはおいしそう。味噌搗は知りません。
2015/12/7(月) 午後 10:45 [ enotomo70 ]
enotomo70さん、病院には空気のよい庭がほしいところ、街の中の病院では入院患者が安らぐ場所がありません。
味噌は家庭で臼なしで作れるようです、義姉が作っていたことがありました。
2015/12/8(火) 午後 0:31
2・5が良いなと思いました。
病院の庭、綺麗に手入れしている人がいるのですね。
味噌玉は実際には見たことがありません。冬を感じます。
ナイスぽちです。良い日曜日をお過ごし下さい。
2015/12/20(日) 午後 7:00
玄齋さん、2,は入院患者の視線で詠みました、病室から出られない、窓からは小さな庭とそこを掃除するひとだけしか見えない、隔離された空間からの想像。
味噌玉は知っているひとがほとんどいません、調べてみると具のないインスタント味噌汁のような感じでした。
2015/12/20(日) 午後 7:46