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先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。
1, = 暮の秋(くれのあき) =
友人は電気じゅうたんと呼びたる枯葉模様に暮の秋降る
2, = 残菊(ざんぎく) =
爺様は残菊の前離れずに戦中からの記憶重ねる
3, = 渡り鳥(わたりどり) =
北の声高く運べる渡り鳥なめらかな影またたくに過ぐ
4, = 紫式部(むらさきしきぶ) =
温き土を撫でたる農夫の息を殻のなかより出す落花生
5, = 楓(かえで) =
朝露を抱えて楓舞い込めば結核病棟一年が経つ
6, = 冬隣(ふゆとなり) =
冬隣り厨の湯気に朝日きて指のほうからひかりにとける
7, = 銀杏(ぎんなん) =
銀杏はくちびるのまえでとどまって匂いが好きと君はつぶやく
・暮の秋(くれのあき):晩秋の時候季語で「秋暮る」「暮秋」などとも。本題が季節の終わりをいうのに対して、別題「秋の暮」は秋の夕暮れの意に用いることが多い。北の各地からは初雪の知らせが届く。
・残菊(ざんぎく):晩秋の植物季語で「残る菊」の和語傍題でも。本来は陰暦九月九日の菊の節句を過ぎた「十日の菊」の別名であったのが、今日では盛りを過ぎた菊を指すようになった。
・渡り鳥(わたりどり):仲秋から晩秋にわたる季語で「鳥渡る」「鳥の渡り」などとも。秋に日本に渡来して春に帰る冬鳥を指す。雁や鴨のような水辺の鳥だけでなくツグミやヒワなどの山鳥も含まれる。
・落花生(らっかせい):晩秋の植物季語で「南京豆」「ピーナッツ」などとも。南米原産で日本には中国を経て元禄の頃に伝わった。この時季に収穫されるところから当季の季語に。
・楓(かえで):晩秋の植物季語。葉が蛙の手に似るところから出た古称「かえるで」の傍題も。カエデはそれが縮約した形。紅葉が美しいので総称の「もみじ」をこの木の別名に用いることもある。
・冬隣(ふゆとなり):晩秋の時候季語で「冬隣る」「冬近し」などの傍題でも。間近に迫った次の季節をいう「隣」は四季いずれにも用いるが、晩秋のそれには何とはなしに慌ただしさが感じられる。
・銀杏(ぎんなん):晩秋の植物季語で「銀杏(いちょう)の実」とも。葉が黄落するこの時季には実も熟して樹下に散り敷く。その肉質部分の悪臭には辟易するが中核の種子は食材とするに重宝。
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電気絨毯のような温かさが欲しいですね。
残菊に重ね合わせる記憶、辛いものもあるように思いました。
結核病棟、毎年紅葉がみられると良いですね。
結核が治る病気になっている現代は良いですね。
2018/11/6(火) 午後 5:42
玄齋さん、今はホットカーペットと呼びますが、電気絨毯だと重厚で暖かな感じがします。
祖父は菊を育てるのが好きでした、菊の前では無言で手入れ。
私は結核病棟(隔離病棟)に一年以上いました、今は治療技術が進んでもっと短いようです。
2018/11/7(水) 午前 9:25