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先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。
1, = 水鉄砲(みずでっぽう) =
青竹の匂ひ残りし水鉄砲飛沫の中に半裸少年
2, = 烏賊(いか) =
わたしたち烏賊くさいねつて言ふひとと汗を夢へと熟成してる
3, = 柘榴(ざくろ) =
酸つぱさを石榴の花は空に撒き少年のつむじぢつと見てゐる
4, = 昼寝(ひるね) =
アブラゼミ・ミンミンゼミの断片を昼寝の底へ落とす少年
5, = 洗膾(あらい) =
真白なる器に酢味噌と鯉洗膾みづうみの揺れ底に湛へて
6, = 螻蛄(けら) =
迷宮と呼ばれし地下を下りゆく虚飾の螻蛄が知らない寓話
7, = 夏の川(なつのかわ) =
故郷の鎮守の裏に草踏めば精霊流るる夏の川なり
・水鉄砲(みずでっぽう):三夏の生活季語。圧縮した空気の力で水を飛ばして遊ぶ子供用玩具。昔は竹筒に穴を開けて自作したのが、当今はピストルや機関銃をかたどったプラスチック製品に変容した。
・烏賊(いか):三夏の生類季語で「するめ烏賊」「やり烏賊」などの個別種の総称。多くは夜行性で、吸盤の付いた二本の長い腕で獲物を捕食する。世界の年間漁獲量のほぼ半分は日本で消費される。
・石(柘)榴の花(ざくろのはな):仲夏の植物季語。六、七月に朱色の花を付け秋に結実する。傍題「花石榴」は実を付けない八重咲きの種を指す呼称であるが、本題よりもこちらを用いた例句が多い。
・昼寝(ひるね):三夏の生活季語で「午睡(ごすい)」の漢語形や、俳味のある「三尺寝(さんじゃくね)」などの傍題も。蒸し暑い日の午後などにしばしの仮眠をとるのは絶好の銷暑法。
・洗膾(あらい):三夏の生活季語。新鮮な魚を薄身に削いで冷水で洗い締めた料理の総称。川魚のコイや海魚のタイなどが好まれ個別名傍題にも用いられるが、例句では「洗鯉」が多数を占める。
・螻蛄(けら):三夏の生類季語で「おけら」とも。バッタ科の昆虫でモグラの前足を思わせる前肢で穴を掘り地中を住み処とするが、羽を広げて飛んだり水に浮かんで泳いだりもする。
・夏の川(なつのかわ):三夏の地理季語で「夏川(河)」や「夏河原」などの傍題も。蕪村句は浅川を渡る姿を詠んだものであるが、時季や場所に応じてさまざまな河川の場景が描かれることになろう。
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4は響きが良いなと思いました。蝉も真昼には鳴かなくなったように思います。
螻蛄は穴を掘って生活するのですね。モグラと同様に地下探検ですね。
夏の川の精霊流し、少し涼しくて淋しい眺めですね。
2019/7/7(日) 午後 1:47
玄齋さん、なめらかな音(調べ)はフッと思い浮かんだものが多いです、苦吟しても出てこない。
暑い日の日中は地面の下が涼しそうです。螻蛄は子供のとき以来見ていません。
田舎の小川ならじゃぶじゃぶ入りたいものです、京都の鴨川でも人々が足を水につける景色が見られますね、あれは飛び石が誘っているのでしょう、親水性も近年の河川工学のキーワード。
2019/7/8(月) 午後 0:24