ひろちん。のBLOG

西日本と日本海側も油断してはいけない-地震。

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季語短歌19-7-1


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 水鉄砲(みずでっぽう) =

 青竹の匂ひ残りし水鉄砲飛沫の中に半裸少年


 2,  = 烏賊(いか) =

 わたしたち烏賊くさいねつて言ふひとと汗を夢へと熟成してる


 3, = 柘榴(ざくろ) =

 酸つぱさを石榴の花は空に撒き少年のつむじぢつと見てゐる


 4, = 昼寝(ひるね) =

 アブラゼミ・ミンミンゼミの断片を昼寝の底へ落とす少年


 5, = 洗膾(あらい) =

 真白なる器に酢味噌と鯉洗膾みづうみの揺れ底に湛へて


 6, = 螻蛄(けら) =

 迷宮と呼ばれし地下を下りゆく虚飾の螻蛄が知らない寓話
 

 7, = 夏の川(なつのかわ) =

 故郷の鎮守の裏に草踏めば精霊流るる夏の川なり



・水鉄砲(みずでっぽう):三夏の生活季語。圧縮した空気の力で水を飛ばして遊ぶ子供用玩具。昔は竹筒に穴を開けて自作したのが、当今はピストルや機関銃をかたどったプラスチック製品に変容した。

・烏賊(いか):三夏の生類季語で「するめ烏賊」「やり烏賊」などの個別種の総称。多くは夜行性で、吸盤の付いた二本の長い腕で獲物を捕食する。世界の年間漁獲量のほぼ半分は日本で消費される。

・石(柘)榴の花(ざくろのはな):仲夏の植物季語。六、七月に朱色の花を付け秋に結実する。傍題「花石榴」は実を付けない八重咲きの種を指す呼称であるが、本題よりもこちらを用いた例句が多い。

・昼寝(ひるね):三夏の生活季語で「午睡(ごすい)」の漢語形や、俳味のある「三尺寝(さんじゃくね)」などの傍題も。蒸し暑い日の午後などにしばしの仮眠をとるのは絶好の銷暑法。

・洗膾(あらい):三夏の生活季語。新鮮な魚を薄身に削いで冷水で洗い締めた料理の総称。川魚のコイや海魚のタイなどが好まれ個別名傍題にも用いられるが、例句では「洗鯉」が多数を占める。

・螻蛄(けら):三夏の生類季語で「おけら」とも。バッタ科の昆虫でモグラの前足を思わせる前肢で穴を掘り地中を住み処とするが、羽を広げて飛んだり水に浮かんで泳いだりもする。

・夏の川(なつのかわ):三夏の地理季語で「夏川(河)」や「夏河原」などの傍題も。蕪村句は浅川を渡る姿を詠んだものであるが、時季や場所に応じてさまざまな河川の場景が描かれることになろう。

季語短歌19-6-24


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 蛇衣を脱ぐ(へびきぬをぬぐ) =

 中の人の汗だくの恋果たさむと蛇衣を脱ぐひこにやんも脱ぐ


 2,  = 夏鴨(なつがも) =

 夏草のなかに戯る夏鴨のつがひの羽に虹のプリズム


 3, = 滴り(したたり) =

 もやしから滴る水をじうと受け雲の涙を産むフライパン


 4, = 岩魚(いわな) =

 養殖の岩魚に速き背の動き伝えしところ渓流暗し


 5, = 花菖蒲(はなしょうぶ) =

 下校するふたりは池の縁に座し花菖蒲の下吐息で満たす


 6, = 夏至(げし) =

 暗き雲ちかづくを知る夏至の午後永谷園の茶漬けの軽さ
 

 7, = 花葵(はなあおい) =

 短夜に逢ふ日の暦撫づる音花葵揺れ風に知らせよ



・蛇衣を脱ぐ(へびきぬをぬぐ):仲夏の生類季語で「蛇の衣」「蛇の皮」などとも。蛇は年に数回脱皮をするが、活動期を控えたこの時季にその姿が目立つところから、本体と同じく夏の季語に。

・夏鴨(なつがも):三夏の生類季語で「鴨涼し」とも。汎称の「鴨」は三冬の季語とされるが、渡りをせずに夏も姿を見せるところから「軽鴨(かるがも)」は本題としてこの別名を用いる。

・滴(したた)り:湧き出た水がしずくとなってこぼれ落ちるさまをいう三夏の地理季語。同季別題「清水」と同様の清冽な印象が本意なので、雨垂や漏れ落ちる水道水などに用いるのは似合わしくない。

・岩魚(いわな):三夏の生類季語。山間部最上流の冷水域に生息するサケ科の淡水魚。水棲昆虫をはじめ、カエルなどの小動物、時には蛇までも食するほどの貪欲な肉食性を備えている。

・花菖蒲(はなしょうぶ):仲夏の植物季語。「野花菖蒲」を園芸用に改良したもので水辺に栽培され大柄の多彩な花を咲かせる。観賞用の「菖蒲園」「菖蒲池」や「菖蒲見」などの生活季語も傍題に。

・夏至(げし):二十四節気季語の一つ。「至」は《いたり》ではなく《きわみ》の字義にあたる。一年でもっとも昼が長く夜が短い。暦は今日から仲夏の後半に入る。

・花葵(はなあおい):仲夏の植物季語「葵」の傍題。アオイは植物学上は秋季の「木槿」や「芙蓉」も広く含む分類名にあたるが、季語としては本題や「立葵」「銭葵」などの個別種名を用いることが多い。

季語短歌19-6-17


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 蝙蝠(こうもり) =

 蝙蝠は二次曲線で飛んでゆきぼくのテストは紙ヒコーキに


 2,  = 枇杷(びわ) =

 枇杷の皮を半分剥いた少年に幼馴染の子が近づいて


 3, = 夏帯(なつおび) =

 夏帯に髑髏の柄を見つけたりあやかしたちの陽のあたる場所


 4, = 鴨足草(ゆきのした) =

 暗がりに雪の記憶を抱へつつ鴨足草咲く真夏日の路地


 5, = 梅雨の星(つゆのほし) =

 一条の戻り橋へと梅雨の星鋭く落ちて祝詞はじまる


 6, = 金亀子(こがねむし) =

 さみどりのエプロンぶんぶん追ひかけて今夜のおかずを問ふ金亀子
 

 7, = 父の日(ちちのひ) =

 父の日の龍はまつすぐ降りきて我の頭を稲妻で撫づ



・蝙蝠(こうもり):三夏の生類季語で「かはほり」の古名や「蚊食い鳥」の別名も。飛翔の可能な唯一の哺乳類で、夏の夕方などに餌を求めて空を舞う姿が目に付くようになるところから当季の季語に。

・枇杷(びわ):仲夏の植物季語。暖地で栽培される中国原産のバラ科の果樹。冬に小さな「枇杷の花」(仲冬の季語)を付け翌年梅雨の頃に橙色の実を結ぶ。

・夏帯(なつおび):女性がこの時季の和服に用いる帯をいう三夏の生活季語で「単帯(ひとえおび)」の傍題も。軽やかな薄手の生地に淡い模様を浮き出したりなどして暑さの中に涼感を演出する。

・鴨足草(ゆきのした):ユキノシタ科の常緑多年草「雪の下」を指す仲夏の植物季語。生類の肢体に擬えた熟字表記で「虎耳草」とも。日陰の湿った場所に自生し五・六月頃に五弁の小花を付ける。

・梅雨の星(つゆのほし):仲夏の天文季語。梅雨の雨が降り止んだ夜空に雲の間からわずかに姿を見せる星。麦秋の頃によく見られるところから出た牛飼座の主星の和名「麦星」「麦熟星」の傍題も。

・金亀子(こがねむし):三夏の生類季語で「黄金虫」とも。光沢のある金緑色の外皮を持つところからこの名が。夏の夜に灯火を求めて飛来し賑やかな羽音を立てる。同科異属の「かなぶん」も傍題に。

・父の日(ちちのひ):仲夏の生活季語。1910年に起源を有するアメリカの行事で六月第三日曜日がその日にあたる。日本で「母の日」に比肩するに至ったのは近年のことであるがどことなく影が薄い。

季語短歌19-6-10


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 蛇苺(へびいちご) =

 学校の廊下の角の蛇苺今日も瞳で僕を誘へり


 2,  = 蜘蛛の糸(くものいと) =

 亡者らを騒がすだけの蜘蛛の糸今朝は強度が二倍サービス


 3, = 竹の皮脱ぐ(たけのかわぬぐ) =

 天空は竹の皮脱ぐ色となり一頁繰る幻想小説


 4, = 芒種(ぼうしゅ) =

 麦わらの帽子を高く放り上げ芒種のひかりをすくう少年


 5, = 鴫焼茄子(しぎやきなす) =

 居酒屋に鴫焼茄子の気配して母の背中の温もりに入る


 6, = 五月雨(さみだれ) =

 フロントに可愛い五月雨乗せたまま君の車はゆつくり走る
 

 7, = 額の花(がくのはな) =

 登校の雨滴をつつむ額の花はじめて知つた少女の秘密



・蛇苺(へびいちご):初夏の植物季語で「くちなわいちご」とも。路傍の草地に自生して五弁の黄花を付け、この時季に紅い実を結ぶ。「蛇」の名が付くところから「毒苺」とも呼ばれるが実際は無毒。

・蜘蛛の糸(くものいと):三夏の生類季語。「蜘蛛の網(い)」の傍題で「蜘蛛の網(あみ)」とも。網主の「蜘蛛」も同季別題にあたるが、その巣や糸にはそれとは異なる趣がある。

・竹の皮脱ぐ(たけのかわぬぐ):初夏の植物季語で「竹の皮散る」とも。筍の生長につれてその皮が自然に剥がれ落ちるのを人間の脱衣のさまに擬えて「脱ぐ」と捉えた。その「竹の皮」も傍題に。

・芒種(ぼうしゅ):二十四節気の一つ。「芒(のぎ)」は稲などの籾(もみ)の先にある針状の細毛のことで、そのような穀物を「種(うえ)る」意を表す。

・鴫焼茄子(しぎやきなす):三夏の生活季語で単に「鴫焼」とも。縦割りの皮付き茄子に山椒味噌を塗って軽く炙った江戸の庶民料理から出た呼び名で「焼茄子」あるいは「茄子焼く」の動詞形傍題も。

・五月雨(さみだれ):仲夏の天文季語で「さつきあめ」の読みや「さみだる」の動詞形傍題も。旧暦五月頃に降り続く長雨を表すところから生まれた熟字表記に従う季題で古来名句が多い。

・額の花(がくのはな):仲夏の植物季語で「額紫陽花」あるいは単に「額」とも。淡青色の花の周囲を小さな装飾花が平たく縁取るさまが額縁を思わせるところからこの名が出た。

季語短歌19-6-3


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 草刈り(くさかり) =

 草刈りの頭のうえで鳴く鳥は麦わら帽子とすでに友なり


 2,  = 山椒魚(さんしょううお) =

 草木が暗く覆へる谷川に山椒魚が悟ることわり


 3, = 万緑(ばんりょく) =

 万緑を茶碗のなかへ含ませる茶筅の速さ昇華する指


 4, = 老鶯(おいうぐいす) =

 Youtubeで老鶯の声を知る非常進入口は三角


 5, = 蜜豆(みつまめ) =

 冷蔵庫にコンビニ蜜豆隠れてて事情聴取が始まる深夜


 6, = 南風(みなみ) =

 古ビルのメイド喫茶を訪れた南風が舐めるパフェの真っ白
 

 7, = 甘酒(あまざけ) =

 こいびとといふ甘酒のあるところしよつぱい汗も交はるがよい



・草刈(くさかり):三夏の生活季語で「草刈る」の動詞形でも。家畜の飼料や雑草除去などのために野原の草を刈ること、またそれを行う人。傍題の「草刈鎌」は当今では「草刈機」に変わった。

・山椒魚(さんしょううお):三夏の生類季語。渓流や湿地に生息する両生類で巨大なものは1mを越す。「はんざき」の別名を読みに用いることも。

・万緑(ばんりょく):三夏の植物季語。夏の草木が生い茂るさまを表す当季の基本季語の一つ。王安石の詩句「万緑叢中紅一点」を典拠とする例句がこの季語を定着させるきっかけとなった。

・老鶯(おいうぐいす):夏の鶯をいう漢語「老鶯(ろうおう)」から出た三夏の生類季語で「夏鶯」「残鶯(ざんおう)」などとも。春を人里で過ごした鶯が山中に戻り豊かな囀りを聞かせる。

・蜜豆(みつまめ):三夏の生活季語。茹で豌豆に寒天や果実を入れ蜜をかけた和菓子。傍題「餡蜜」はこれに餡を添えたもの。四季を通じて食されるが、陶器やガラス鉢に盛られた姿が夏の涼感を呼ぶ。

・南風(みなみ):夏に吹く湿った南寄りの弱い風を指す三夏の天文季語。「大南風(おおみなみ)」はその強い風。関東以北の風位方言で、他の地域では同季別題の「はえ」「まじ」などを用いる。

・甘酒(あまざけ):三夏の生活季語で「一夜酒」の別名傍題も。現代では寒い時期の飲み物として好まれるが、かつては夏の暑さを忘れるのにこれを熱くして飲んだところから当季の季語に。


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