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先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。
1, = 晦日蕎麦(みそかそば) =
そとは雪 晦日蕎麦より湯気あがり家族をぢつと照らす灯火
2, = 初茜(はつあかね) =
初茜大君は立ちあからひく日と共にあり眩しさ増せり
3, = 初湯(はつゆ) =
ふたりしてユニツトバスの初湯なら脚と体をひねり納めん
4, = 年賀(ねんが) =
年賀にはかならず付いてるお年玉そしてかならずママの口座へ
5, = 四日(よっか) =
通勤の電車で馴染みの顔と会うどこを向いてもしかたない四日
6, = 初硯(はつすずり) =
あらたまの春はいづこや初硯 墨堂乾くを風にて覚ゆ
7, = 小寒(しょうかん) =
雲の上部分日食すすむらし小寒に降る雪やはらかく
・晦日蕎麦(みそかそば):仲冬の生活季語で「年越蕎麦」「つごもり蕎麦」などとも。寿命や身代が長く続くようにという縁起から大晦日の晩に蕎麦を食べる風習は江戸中期に始まる。
・初茜(はつあかね):元日の夜明け、太陽が姿を現す時分の空の色を、染料植物アカネの染め出す赤色に見立てた季語。新たな年の門出を祝うにふさわしい。
・初湯(はつゆ):新年の生活季語で「若湯」「初風呂」とも。新年に初めて風呂を立てて入浴すること。江戸期から銭湯は二日が初湯とされ民間に馴染みのある風習となっていた。
・年賀(ねんが):新年の生活季語で「年始」「初礼」などとも。正月三が日に親類・縁者や知友の家を儀礼的に訪れるところから「礼者」「賀客」などの類題も。最近では新年会を兼ねて集まることも多い。
・四日(よっか):新年の時候季語で正月四日を指し「羊日(ようじつ)」の別名傍題も。会社や官庁はこの日を「仕事始め」とするところが多く、農家では軽い農事を行って一年の始まりを祝う。
・初硯(はつすずり):新年に初めて硯を使うこと。同季類題の「書初(かきぞめ)」が儀礼的なのに対して、書状などを認めることをいう実生活と結び付いた季語であるが、一般には縁の薄い存在となった。
・小寒(しょうかん):二十四節気の一つ。「冬至」を過ぎた十五日目の本日から晩冬となり、「節分」までの三十日間をいう「寒の内」に入る。
※墨堂:すずりの墨をするところ。陸、丘(おか)に同じ。
あからひく:日の枕詞
あらたまの:春の枕詞
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