ひろちん。のBLOG

西日本と日本海側も油断してはいけない-地震。

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季語短歌19-2-4


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 雪兎(ゆきうさぎ) =

 手水鉢の苔に座れる雪うさぎ夕餉の声を聞きつつ水へ


 2,  = 冬灯(ふゆともし) =

 熱い湯気滲むがごとき冬灯しとんこつラーメン屋台に集え


 3, = 凍鶴(いてづる) =

 小雪舞う野辺行く通勤電車には着膨れしたる凍鶴の群れ


 4, = 冬芽(ふゆめ) =

 さわさわと雪を掘りゆき見つけたり冬芽のみどりいまだ薄くも


 5,  = 春近し(はるちかし) =

 アイドルのスカートは軽く舞いはじめブルーレイより咲く春近し


 6,  = 煮凍(にこごり) =

 煮凍りで晩飯を食ふ少年にまだあるわよと笑ふ母ゐき
 

 7,   = 探梅(たんばい) =

 長靴で雪を踏みゆく音ととも探梅のひとが吐く息淡し



・雪兎(ゆきうさぎ):晩冬の生活季語。長楕円形の半球状に固めた雪に、南天の実と常緑樹の葉で目と耳を付けて兎に見立てた「雪遊び」の一つ。「雪達磨」よりも少ない雪で楽しめる。

・冬灯(ふゆともし):三冬の生活季語「冬の灯(ひ)」の傍題で「寒燈(かんとう)」とも。「灯」に他季の語を冠した「春灯」「秋灯」に対して、寂しさの交じる仄かな暖かさが感じられる。

・凍鶴(いてづる):三冬の生類季語で「鶴凍(い)つ」「霜の鶴」の傍題も。厳しい寒さに首を翼に埋め一本足で立つ鶴の身じろぎもしない姿を凍り付いたものとして捉えた季語。

・冬芽(ふゆめ):三冬の植物季語で「冬木の芽」とも。春に萌え出る木の芽はおおむね秋の間に形成され、鱗片葉や樹脂の鞘に覆われたまま冬を越す。そのような固い衣を脱ぎ捨ててるのももうすぐ。

・春近(はるちか)し:晩冬の時候季語で「春隣(はるとなり)」「春まぢか」などの傍題も。寒さはなお続くとは言え、春の訪れが間近であることを知るのはやはり嬉しい。

・煮凝(にこごり):三冬の生活季語。骨付きの煮魚や鶏肉などを寒夜に一晩おくと煮汁がゼラチン状に固まる。コゴルは水分を含んだものが凝結する意の古語でコゴユ(凍)と同根。

・探梅(たんばい):晩冬の生活季語で「梅探る」の動詞形傍題も。初春の「梅見」「観梅」に先がけ、咲き出した梅を求めて山野に分け入ること。吟行にも好適。

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