ひろちん。のBLOG

西日本と日本海側も油断してはいけない-地震。

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季語短歌19-2-25


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 芝焼く(しばやく) =

 揺らめけるをのこの影の怪しけり芝焼のなか春と交はり


 2,  = 雨水(うすい) =

 冷たくも雨水の雨の淡き靄雲のうへには春ぞあるらん


 3, = 椿(つばき) =

 袖に触るる椿の紅の深くあり深呼吸するビルの谷間は


 4, = 若布(わかめ) =

 鍋のなか軽きみどりに舞う若布厨の湯気をひとり吸ひ込む


 5,  = 春の星(はるのほし) =

 花を待ち霞を呼ぶや春の星山間の村ほつとひかりて


 6,  = 飯蛸(いいだこ) =

 真白なる器に踊る飯蛸が回答を出す春の曲率
 

 7,   = 猫柳(ねこやなぎ) =

 幼子のくもりなき目に戸惑ひて膨らみだけを差し出す猫柳



・芝焼(しばや)く:初春の生活季語で「芝焼」「芝火」などの名詞形傍題も。害虫駆除のために早春に山野や庭先の枯芝を焼くこと。その灰を肥料として芝の発芽をうながす効果もある。

・雨水(うすい):二十四節気の一つ。二十四節気の一つ。立春を過ぎて十五日目にあたるこの時分から、雪が雨になり氷が水になるとされる。暦は初春の後半に移り、春らしさが日ごとに増さりゆく。

・椿(つばき):「白椿」「紅椿」などの個別傍題も多い三春の植物季語。「椿」は漢土では夏に白い小花を咲かせるセンダン科の高木を指し、その実体は日本のツバキとは異なるものであった。

・若布(わかめ):三春の植物季語。古くは《柔らかい海藻》を意味するニキメ(和布)の名が用いられた。一方《硬い海藻》はアラメ(荒布)と呼ばれ、《軟・硬》による呼び分けがあった。

・春の星(はるのほし):三春の天文季語で「春星(しゅんせい)」「星朧(ほしおぼろ)」の傍題も。春の夜空は、凍てつくような冬のそれよりも星の数が減って、大気に潤いが戻ってきたことを思わせる。

・飯蛸(いいだこ):初春の生類季語で「望潮魚」の別表記も。マダコ科に属する小型の蛸で、これを煮ると産卵に備えて体内に蓄えた卵が飯粒を詰めたように見えるところからこの名が生まれた。

・猫柳(ねこやなぎ):初春の植物季語。日当たりのよい川縁などに生えるヤナギ科の低木。早春に銀白色の柔毛に覆われた花穂を付ける。手触りが猫の毛に似るところからこの名が。

季語短歌19-2-18


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 春の雪(はるのゆき) =

 春の雪の日にゆつくりかき混ぜるチヨコレイトに恋が溶けない


 2,  = 蜆(しじみ) =

 行商は蜆の籠を地に降ろし売り始めたるなめらかな潟


 3, = 余寒(よかん) =

 広き野に余寒の青菜摘む子らよ雲の切れ間に陽は高くあり


 4, = バレンタインの日 =

 崖の下にバレンタインの日という女子横たわる処刑場見ゆ


 5,  = 海苔(のり) =

 老人はいまだ冷たき磯に出で海苔を採りたるその影まるし


 6,  = 菠薐草(ほうれんそう) =

 土つきの菠薐草を洗ふとき指先きゆつと引き締むる青
 

 7,   = 蕗味噌(ふきみそ) =

 甘めなる蕗味噌を口に悩みたる少年の目の奥に女生徒



・春の雪(はるのゆき):三春の天文季語で「春雪」「牡丹雪」や「桜隠し」などの傍題も。太平洋側では寒明け以後に思わぬ雪に見舞われることが多いもののすぐに消えるのが特徴。

・蜆(しじみ):三春の生類季語。年間を通して食用に供され、夏の「土用蜆」や冬の「寒蜆」もあるが、美味とされる琵琶湖の瀬田蜆の旬に合わせて単独では当季のものとして扱う。

・余寒(よかん):初春の時候季語で「残る寒さ」の和語傍題でも。「寒明(かんあけ)」の立春を過ぎてもなお続く寒さを表すもので、立秋後に残る暑さをいう「残暑」に正対する季語。

・バレンタインの日:西暦270年頃殉教した聖バレンチノを記念する日。男女相愛の日とされたのが最近では親しい人にチョコレートを贈ることが多くなった。

・海苔(のり):初春の植物季語で「海苔干す」などの生活季語も。九月頃に内湾の真水と塩水の混じり合う場所に網を張り、そこに付着した海藻を採取する。その時季は十二月から翌年四月頃まで。

・菠薐草(ほうれんそう):初春の植物季語で「法蓮草」「鳳蓮草」などとも。「菠薐」は中国の音訳漢字で、唐代の伝来地ネパール(あるいはペルシア)の別表記「頗稜(ホリン)」にあたる。

・蕗味噌(ふきみそ):初春の生活季語。同季別題の「蕗の薹(とう)」の若芽を刻んで味噌などの調味料を加えてすりつぶし、火に掛けて練り上げたもの。蕗の香が食卓に春の到来を告げる。

季語短歌19-2-11


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 立春(りっしゅん) =

 パン屋のウインドウが立春のまぶしさを満たしてバゲットと君


 2,  = 寒明(かんあけ) =

 ベランダで寒明の陽射し胸に受けさらさらと鳴るワイシャツ撫でる


 3, = 公魚(わかさぎ) =

 やはらかき雨に変はれば公魚は水の奥にてきらめきゐたり


 4, = 春椎茸(はるしいたけ) =

 まな板に春椎茸をぢつと見て飯台拭いてと布巾投ぐるひと


 5,  = 海猫渡る(ごめわたる) =

 やはらかに輝く空に海猫渡りさやうならつて言ふひとがゐる


 6,  = 早春(そうしゅん) =

 靴の紐がほどけたままゆく街で早春色のチラシ踏むなり
 

 7,   = 犬ふぐり(いぬふぐり) =

 馳け廻る子犬のよこに犬ふぐり河原にひとつ家族うまれて



・立春(りっしゅん):二十四節気の一つで「春立つ」「春来る」などとも。陰暦では立春の前後に新年を迎えるので季語「新春」にも現実感があった。今年は旧大晦日がこの日にあたる「年内立春」。

・寒明(かんあけ):初春の時候季語で「寒明く」「寒過ぐ」などのの動詞形傍題も。「小寒」から続いた寒の時季が終わり、寒さはなお厳しいものの、一区切り付いたという安堵感は嬉しい。

・公魚(わかさぎ):初春の生類季語で「公魚釣」の生活傍題も。湖沼に移殖されたのを結氷した湖面に穴を開けて釣る漁法で知られるが、当季には産卵のために川を遡上するのを網で獲ることが多い。

・春椎茸(はるしいたけ):三春の植物季語。単に「椎茸」と言えば最盛期三秋の季語になるが、春に収穫されるものは「春子(はるご)」の別名でも呼ばれ、肉質の柔らかさが珍重される。

・海猫渡(ごめわた)る:初春ないしは仲春の生類季語。カモメ科の海鳥がこの時季に越冬地から繁殖地の小島などに渡ること。単に「海猫」と詠めば夏、「海猫帰る」は秋の季語になる。

・早春(そうしゅん):初春の時候季語で「春早し」の用言形傍題でも。唱歌「早春賦」にいう「春は名のみの風の寒さ」に冬の気配はなお残るものの、春の息吹もそこかしこに感じられる。

・犬(いぬ)ふぐり:初春の植物季語で「ひょうたんぐさ」の別名傍題も。早春の陽だまりに可憐な瑠璃色の花を覗かせる。実の形が犬の睾丸に似るところから生まれたこの名には見立ての可笑しみがある。

季語短歌19-2-4


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 雪兎(ゆきうさぎ) =

 手水鉢の苔に座れる雪うさぎ夕餉の声を聞きつつ水へ


 2,  = 冬灯(ふゆともし) =

 熱い湯気滲むがごとき冬灯しとんこつラーメン屋台に集え


 3, = 凍鶴(いてづる) =

 小雪舞う野辺行く通勤電車には着膨れしたる凍鶴の群れ


 4, = 冬芽(ふゆめ) =

 さわさわと雪を掘りゆき見つけたり冬芽のみどりいまだ薄くも


 5,  = 春近し(はるちかし) =

 アイドルのスカートは軽く舞いはじめブルーレイより咲く春近し


 6,  = 煮凍(にこごり) =

 煮凍りで晩飯を食ふ少年にまだあるわよと笑ふ母ゐき
 

 7,   = 探梅(たんばい) =

 長靴で雪を踏みゆく音ととも探梅のひとが吐く息淡し



・雪兎(ゆきうさぎ):晩冬の生活季語。長楕円形の半球状に固めた雪に、南天の実と常緑樹の葉で目と耳を付けて兎に見立てた「雪遊び」の一つ。「雪達磨」よりも少ない雪で楽しめる。

・冬灯(ふゆともし):三冬の生活季語「冬の灯(ひ)」の傍題で「寒燈(かんとう)」とも。「灯」に他季の語を冠した「春灯」「秋灯」に対して、寂しさの交じる仄かな暖かさが感じられる。

・凍鶴(いてづる):三冬の生類季語で「鶴凍(い)つ」「霜の鶴」の傍題も。厳しい寒さに首を翼に埋め一本足で立つ鶴の身じろぎもしない姿を凍り付いたものとして捉えた季語。

・冬芽(ふゆめ):三冬の植物季語で「冬木の芽」とも。春に萌え出る木の芽はおおむね秋の間に形成され、鱗片葉や樹脂の鞘に覆われたまま冬を越す。そのような固い衣を脱ぎ捨ててるのももうすぐ。

・春近(はるちか)し:晩冬の時候季語で「春隣(はるとなり)」「春まぢか」などの傍題も。寒さはなお続くとは言え、春の訪れが間近であることを知るのはやはり嬉しい。

・煮凝(にこごり):三冬の生活季語。骨付きの煮魚や鶏肉などを寒夜に一晩おくと煮汁がゼラチン状に固まる。コゴルは水分を含んだものが凝結する意の古語でコゴユ(凍)と同根。

・探梅(たんばい):晩冬の生活季語で「梅探る」の動詞形傍題も。初春の「梅見」「観梅」に先がけ、咲き出した梅を求めて山野に分け入ること。吟行にも好適。

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