ひろちん。のBLOG

西日本と日本海側も油断してはいけない-地震。

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季語短歌19-4-29


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 菫(すみれ) =

 菫咲く畑の土手に寝転がり小学時代の夢へと入る


 2,  = 細螺(きさご・きしゃご) =

 懐かしき酒と細螺を味はへば磯辺に遊びしひとの遠けり


 3, = 望潮(しおまねき) =

 望潮じつとみつめる少女からつめたいといふ声はこぶ風


 4, = 芝桜(しばざくら) =

 青年が眩しいと言ふ眼差しよ土手一面に芝桜溢れ


 5, = 鯥五郎(むつごろう) =

 観世音菩薩のごとき深き目で吾の方へとムツゴロウ飛ぶ


 6, = ゴールデンウィーク =

 新キャベツ新じゃがいもを軽く切るゴールデンウィークのニュース聞きつつ
 

 7, = 開帳(かいちょう) =

 この次のご開帳には届かずも生の限りの手のひらがある



・菫(すみれ):三春の植物季語。類似種や近縁種が多いスミレ属の総称で個別種名のほか「菫草」「花菫」「菫野」などの傍題も。可憐な姿が好まれ万葉時代から親しまれてきた。

・細螺(きさご・きしゃご):三春の生類季語。巻貝の一種で厚く堅い殻を持ち「ながらみ貝」の別名で食用とされるが、かつてはその殻を少女の玩具としてオハジキにも用いた。

・望潮(しおまねき):三春の生類季語。スナガニ科の蟹で雄は片方が甲羅ほどもある大爪を持ち、春の干潮時に巣穴の傍でそれを振って求愛行動をする姿が潮を招くように見えるところからこの名が。

・芝桜(しばざくら):晩春の植物季語。葉が鳥の爪に似ているところから「花爪草(はなつめぐさ)」の別名も。地を這うように枝分かれして密生した小花の紫紅色は、桜の名にふさわしく花壇を彩る。

・鯥五郎(むつごろう):晩春の生類季語で有明海に多いハゼ科の海水魚。「むつ」の省略形で詠まれることもあるが、ムツ科にも同名の別魚がいてこちらは冬の季語にあたる。

・ゴールデンウィーク:晩春の生活季語で「黄金週間」の傍題も。今年は新天皇即位に「祝日法」を絡めて消費拡大を企む空前の十連休が到来する。

・開帳(かいちょう):厨子の扉を開いて安置した秘仏を参拝者に拝観させる仏事。気候の好いこの時季に行われることが多いところから三春の行事季語に。現地の「居開帳」と他地に出向く「出開帳」がある。

季語短歌19-4-22


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 梅若忌(うめわかき) =

 明け方に浚渫船の影もまたまぼろしとなる梅若忌なり


 2,  = 蓬(よもぎ) =

 OLがビル街駆けて行く老舗蓬餅はあと残り十個に


 3, = 春眠(しゅんみん) =

 生徒らは春眠を教室に持ち込んで一時間目も六時間目も


 4, = 春深し(はるふかし) =

 まぶしける障子の白さ春深し鳥の声さへすぐそこにあり


 5, = 桜餅(さくらもち) =

 家庭科の実習調理の若き手は形の違う桜餅並べ


 6, = 穀雨(こくう) =

 しっとり感穀雨に増していもうとは米津玄師を厨へ運ぶ
 

 7, = 雲丹(うに) =

 故郷の宵はひとりで雲丹を食み海の匂ひに頷いてゐる



・梅若忌(うめわかき):謡曲「隅田川」の哀話にもとづく晩春の生活季語。人買いに掠われこの川辺で病死した梅若を弔う日で、雨が降りやすいところから「梅若の涙雨」の慣用句も生まれ天文季語にも。

・蓬(よもぎ):三春の植物季語。新芽を食用とする「餅草」や灸の材料となる「もぐさ」をはじめ、荒廃したさまを表す「蓬生(よもぎふ)」の古語傍題や「蓬摘み」「蓬籠」の生活季語などにも広く用いられる。

・春眠(しゅんみん):三春の生活季語で「春の眠り」「春眠し」などとも。唐の孟浩然の詩「春眠暁を覚えず、処々蹄鳥を聴く」を典拠とする季語。快適な気候が戻ってきたこの季節は眠りから醒めにくくなる

・春深(はるふか)し:晩春の時候季語で「春闌(はるた)く」「春深む」などの傍題も。花も盛りを過ぎて汗ばむ日が多くなり、気候は次第に初夏の様相を呈してくる。

・桜餅(さくらもち):晩春の生活季語。関東風の薄焼皮と関西風の道明寺の二系統がある。前者の代表は長命寺のもので幕末に編まれた『嬉遊笑覧』(1830)に近年売り出された旨の記事が見える。

・穀雨(こくう):二十四節気の一つ。雨が百穀を潤して芽生えを促す意の名称とされる。今日から晩春の後半に入り初夏の間近いことを思わせる気候の日が続く。

・雲丹(うに):四季を問わず棲息するが食用となる卵巣の成熟期に捕獲するところから晩春の季語に。表記の「雲丹」は加工物、「海胆」「海栗」は生体に用いるとされるが厳密なものではない。

季語短歌19-4-15


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 花冷(はなびえ) =

 花冷えをこらえて飲んだ強者の誰も覚えぬ写真に時雨


 2,  = 蛍烏賊(ほたるいか) =

 やはらかき腸(わた)を食むとき蛍烏賊は白磁のなかの海を渡れり


 3, = 若芝(わかしば) =

 液晶に反射してゐる若芝の精霊見ずやインスタグラム


 4, = 炉塞(ろふさぎ) =

 散り初めの桜の色をそつと入れ炉塞ぎの畳ふはり沈めり


 5, = 柳(やなぎ) =

 幽霊のまだ眠りたる柳なら秘密をつくる逢ひゞきひとつ


 6, = 畑打(はたうち) =

 畑打ちて流るる汗に映りたる高き空へと雲雀昇りぬ
 

 7, = 山吹(やまぶき) =

 少年が山吹の藪に潜り込み見つけたボールが昇る大空



・花冷(はなびえ):「花の冷え」とも。桜が咲き満ちて春の気分に酔いしれていると、その油断を見透かしたように俄に冷えこみが襲ってくる。この時季の気まぐれな気候を花に託した晩春の時候季語。

・螢烏賊(ほたるいか):晩春の生類季語。日本各地の黒潮流域に分布し、体に発光体があるところからこの名が出た。富山湾のものが特に有名で、湾内を群游する景観は天然記念物の指定を受けている。

・若芝(わかしば):晩春の植物季語で「春の芝」「芝萌ゆる」「芝青む」などの傍題も。冬の寒さに枯れ果てていた芝生が芽生え緑色を増してゆく姿は自然に備わる回復の力を思わせる。

・炉塞(ろふさぎ):晩春の生活季語。冬の間開かれていた炉に、傍題の「炉蓋」をはめたり畳を入れたりして塞ぐこと。茶道ではこれも傍題の「炉の名残」と称する茶会を催すことも。

・柳(やなぎ):晩春の植物季語で桜と並ぶ春の風物。細い枝を垂らす「枝垂柳」と枝の垂れない「川柳」があり「柳の糸」「柳の雨」「門(かど)柳」など他の語と結んだ傍題も。

・畑打(はたうち):三春の生活季語で「畑打つ」「畑返す」などの動詞形傍題でも。冬の寒さや雪の重みで凍み固められた畑の土を打ち起こすこと。耕耘機が普及する前は鋤による人力作業であった。

・山吹(やまぶき):「面影草」「かがみ草」などの異名もある晩春の植物季語。バラ科の低木でこの時季に五弁の黄色い花を付ける。変種の「白山吹」や重弁の「八重山吹」なども傍題に。

季語短歌19-4-8


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 山椒の芽(さんしょうのめ) =

 山椒の芽を摘むためにいもうとが開けたままなる勝手口まぶし


 2,  = 孕雀(はらみすずめ) =

 縁側に湯のみを渡る影ひとつ孕雀かも風の豊けし


 3, = 春の山(はるのやま) =

 昨日よりはつか膨らむ春の山優しき獣の気配増しつつ


 4, = 黄水仙(きずいせん) =

 先生の机の上の黄水仙その一輪に憧憬の僕


 5, = 清明(せいめい) =

 なめらかなスマホのシャッター音がある君は清明の風を受けて


 6, = 桜(さくら) =

 深き夜桜に添へばあやかしは吸い込まれゆく幹の太けり
 

 7, = 花篝(はなかがり) =

 ひとはもうまばらとなりて闇の音庭を被へば花篝尽く



・山椒(さんしょう)の芽:仲春の植物季語で「木(き)の芽」とも。香気の強い若葉を摘んでそのまま香味としたり、すり潰して「木の芽和え」や「木の芽味噌」にしたりする。

・孕雀(はらみすずめ):腹に卵を持つ雌雀をいう仲春の生類季語。外見からは解らないが、軒端の巣に頻繁に出入りする姿などからそれと推したものであろう。他の鳥も広く含めた「孕鳥」の傍題も。

・春の山(はるのやま):三春の地理季語で「春嶺(しゅんれい)」の漢語傍題も。冬の間眠っているように見えた山々は春の陽光を浴びて一斉に目覚め、木々が青み鳥が囀りはじめる。

・黄水仙(きずいせん):仲冬の植物季語。三月から四月にかけて香り高い黄色の花を付ける。「水仙」の季が晩冬なのに対して、こちらは花期がやや遅れるところから当季の季語に。

・清明(せいめい):二十四節気季語の一つ。空が晴れ渡って明かなさまを表す熟語をもってこの節気の呼び名とした。暦は今日から晩春に入る。

・桜(さくら):晩春の植物季語で「江戸桜」「大島桜」などの個別名や「朝桜」「夕桜」「桜月夜」などの傍題も。花の盛りを愛でるばかりでなく、開花を待ちわび落花を惜しむ思いをこめて古くから愛されてきた。

・花篝(はなかがり):晩春の生活季語で「花雪洞(はなぼんぼり)」の傍題も。夜桜に趣を添えるために花の下で焚くかがり火。最近では電球によるライトアップが主流になった。

季語短歌19-4-1


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 摘草(つみくさ) =

 摘草の名残の土をつけたまま少女の声はひかる「ただいま」


 2,  = 鶯(うぐいす) =

 鶯はやはり声のみ夢のなか都会のノイズにひとは滲みて


 3, = 接木(つぎき) =

 幾度も接ぎ木を試す父の背の広さ思へば春のまぶしさ


 4, = 風光る(かぜひかる) =

 風光る夢の誘ひや桜花われ先と散る影のしづけし


 5, = 連翹(れんぎょう) =

 買い物の道で連翹といふ名を母より知りし腰巾着ゐき


 6, = 田螺(たにし) =

 陽光と水の下にて接吻の揺らめきとなる田螺がふたつ
 

 7, = 花種蒔く(はなだねまく) =

 園芸部が花種を蒔く中庭に一年男子が謎の参戦



・摘草(つみくさ):三春の生活季語で「草摘む」の動詞形や「芹」「土筆」「繁縷(はこべ)」などの植物季語に「摘む」を合わせた傍題も。春の野に出て若草を摘むのは万葉集以来の伝統的風習。

・鶯(うぐいす):三春の生類季語で「春告鳥」「花見鳥」などの異名傍題も。二月頃の「初音」から次第に雄の声音が整い、縄張り宣言にあたる優雅な囀りを聞かせて四月頃山に帰る。

・接木(つぎき):仲春の生活季語。結実をよくしたりするために植物の再生作用を利用して枝芽の「接穂(つぎほ)」を幹となる「砧木(だいぎ)」に接合させること。彼岸前後に行われることが多い。

・風光(かぜひか)る:三春の天文季語。やわらかい春風がうららかに吹き渡ると眼前の風景も揺らぎ輝くように思われる。見えないはずの風の動きを視覚的にとらえた春の基本季語。

・連翹(れんぎょう):仲春の植物季語で「いたちぐさ」の和名傍題も。三月から四月にかけて黄色の筒状花が細枝に沿って開く。実や花は古くから生薬として利用されてきた。

・田螺(たにし):三春の生類季語。淡水に棲む巻貝の総称。ニシ(螺)は小形の巻貝を指す古語で、田の泥に棲むところからこの名が。かつては動物性蛋白源として大事な存在であった。

・花種蒔(はなだねま)く:仲春の生活季語。単独の「花種」や例句のように個別の花名に「種(を)蒔く」を添える使い方も。夏から秋に花の咲くものはこの時季に種蒔きを行う。

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