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西日本と日本海側も油断してはいけない-地震。

MIles Davisの名盤

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イメージ 1


http://youtu.be/9cydDdc6mnM
   ↑
 Youtubeで直接聴いて下さい。


1970年録音
マイルス・デイヴィスの演奏で最もロック色の濃いものだろう。

メンバーは
マイルス・デイヴィス(トランペット)
ジョン・マクラフリン(ギター)
スティーブ・グロスマン(サキソホン)
ハービー・ハンコック(キーボード)
マイケル・ヘンダーソン(ベース)
ジャック・ディジョネット(ドラムス)他である。

特に“ジョン・マクラフリン”のギターが素晴らしい。
この演奏全体の雰囲気を作っている。

18分45秒から何度も繰り返されるギターのフレーズはマイルスも
気に入ったらしく「ジャック・ジョンソンのテーマ」として晩年
まで盛んに演奏することとなる。

以前にも書いたが、このアルバムはボクシングの黒人ヘビー級王者
“ジャック・ジョンソン”の映画音楽である。

ボクシング好きのマイルスはたった2000ドルで受けたらしい。
で半分をプロデューサーのテオ・マセロに渡して、
「これでカッコいい音楽を作ってくれ、俺は明日からカリフォルニ
アに行かなねばならん」

しかしテオ・マセロにはなかなかよい金額だったようで。
そのころスタジオで録りだめていたテープを切り貼り、編集。
見事に出来上がり。
帰ってきたマイルスも満足。

というワケで特に後半には編集のあとが目立つ。
イン・ア・サイレント・ウエイの頃の録音も利用しているようであ
る。
そういうわけで、録音日は1970年2月とあるが、これがいちばん多
く使った録音だったということだろう。
そして、このようなストレートなロック色の演奏もこの一枚だけで
ある。

マイルスはすでに次のステップを踏み出していたに違いない。

この演奏が心地よい私はやはりロック世代なんだろうなぁ。

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【 ライブ・イヴィルより What I Say 】

イメージ 1

 Youtube↓で聴いて下さい。
Miles Davis - What I Say (HQ Audio)

1970年録音。
このアルバムはライブとスタジオの録音が収録されているが、
ワシントンD.C.のセラードアというクラブでの録音が大半らしい。

かなりメンバーが入れ替わっている。
マイルス・デイヴィス(トランペット)
ゲイリー・バーツ(サックス)
キース・ジャレット(キーボード)
ジョン・マクラフリン(ギター)
マイケル・ヘンダーソン(ベース)
ジャック・ディジョネット(ドラムス)
アイアトー・モレイラ(パーカッション)
他。

キース・ジャレット(キーボード)とジョン・マクラフリン(ギター)
が特徴的だが、アット・フィルモアほどの実験的なハチャメチャ感
はない。

マイケル・ヘンダーソン(ベース)の出すリズムが安定している。
この後、需要なベーシストになる、日本公演(1973と1975)にも
来た。
マイルスのリズムに関する音づくりが変わってきている。

編集のテオ・マセロも見事、無駄な部分をバッサリ切って、音楽全
体を再構成しているともいえる。

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【ライヴ・アット・フィルモア より Friday 】
イメージ 1

こちら(Youtube)↓で聞いて下さい
Miles Davis-Directions Fillmore East 1970-6-19(Friday)

1970年録音。
マイルス・デイヴィス(トランペット)
スティーブ・グロスマン(サックス)
チック・コリア(エレクトリックピアノ)
キース・ジャレット(オルガン)
デイブ・ホランド(ベース)
ジャック・ディジョネット(ドラムス)
アイアトー・モレイラ(パーカッション)

私が最も好きなマイルス・バンドの演奏である。

曜日をあてて『水・木・金・土』とタイトルが付けられているが、
金曜日(Friday)がいちばん内容が濃い。

特にチック・コリア(右寄り)とキース・ジャレット(左寄り)の二人
が聴いたことのない実験的な音で激しくぶつかるところが聴きもの。
絡むジャック・ディジョネットも激しい。
激しいが、知的な冷静さが後ろにある、単純なノリノリとは別物。
一瞬の隙もない、曖昧な音は一音もない。
もの凄い緊張感である。

そのギリギリの激しさのなかにマイルスのソロが入ると、一瞬でマイ
ルスを中心とした音楽に変化するのもこのメンバーならではの反応で
ある。

更に、この演奏はプロデューサーのテオ・マセロが徹底的に編集して
良いところと雰囲気をまとめてひとつの作品にしていることである。
録音そのままであれば、これほどの緊張感や音楽的まとまりも得られ
なかっただろう。

マイルスは白人のロック・ファンばかりの会場(フィルモア)での
演奏は気がすすまなかったらしい。
しかし結果的に、マイルスはロック・ミュージシャン、ファンにも
大きな影響を与えることとなった。

この後、キーボードがキース・ジャレットだけになるが、キース
の大暴れの姿!?はこちら↓(1971年:ベルリン)

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1969 MILES(フランス、アンティーブでのライブ)より 】

イメージ 1

この↑「1969 MILES」の一部が映像で残っている(貴重だ!)

 Youtube↓

マイルストーンズ、フットプリンツ、ラウンド・ミッドナイト

1969年から70年にかけてのメンバーは
マイルス・デイヴィス(トランペット)
ウエイン・ショーター(サキソホン)
チック・コリア(電気ピアノ)
デイブ・ホランド(ベース)
ジャック・ディジョネット(ドラムス)である。

この時期はブートレグ(海賊版)の録音が随分とあるのだが、
正規に売られているもので演奏内容・音質ともに良いのは、
上の写真の「1969 MILES」と「Live at Fillmore east 1970」

ジャズともロックとも言えない〜そんなジャンル分けはどうでもいい。

先鋭的な才能のあるメンバーが集まっている。
全員が過激で知的でカッコいい。
チック・コリアとジャック・ディジョネットが激しくて凄い。
ウエイン・ショーターがそろそろ刺激的なアイデアを出しにくくなっ
てきている?

スタジオでは歴史的作品「ビッチェズ・ブリュー」を録音しながら
ライブではこういう演奏をしていたわけだ。

この時期にマイルストーンズやラウンド・ミッドナイトを演奏してい

たことにも驚き。
ベースがアコースティック・ベースなのも興味深い。

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【 ビッチェズ・ブリュー より スパニッシュ・キー 】

Miles Davis - Spanish Key
   ↑
 Youtubeで直接聴いて下さい。

1969年録音
『カインド・オブ・ブルー』と並ぶマイルスの大傑作である。
マイルスの傑作というだけでなくて、このビッチェズ・ブリュー
はジャズの流れを大きく変えた作品である。

1960年代に強力なライバルがいた。
『ビートルズ』である。
音楽を与えられるものから若者が作り出すものに変えた。
それに世界の若者が熱狂した。

ロックのリズムというより若者文化というほうが社会現象として
は大きな意味を持つ。

一方、ジャズは人気がイマイチで尻すぼみである。
マイルスは思った、
「俺が出来ないはずはない!」

出来上がった音楽は、
〜これまで誰も聴いたことのないものだった。
・強靭なリズム。
・強い日射しのような独特の明るさ。
・複数のキーボードが作る極彩色のサイケデリックな世界。
・必要なところでだけガッと吹いてアクセントを与えるマイルス。
とにかく不思議な音楽だ。
ロックでも民族音楽でも旧来のジャズでもない。

このアルバムの影響を受けたものは…いや、これ以降のジャズも
ロックも少なからずこのアルバムの影響を受けている、と言って
も過言ではなかろう。

しかし、これに類似した演奏は聴いたことがない。
これだけのメンバーを揃えて、統括するリーダー、編集するプ
ロデューサー、他にいるはずがない。

参加していたミュージシャンによると「あれはプロセスを録音
していたんだ、マイルスは鋭くそのなかで重要と思われるとこ
ろを見つけていた」と言う。

録音テープは実験場のようなものだろう、そのなかで見つけた
ヒントから音楽を試して拡張しているのではないか。

しかし、アルバムとして編集されたものは極めて完成度が高い。
プロデューサーのテオ・マセロの才能である。

二枚組だがいちばん重要なのは『スパニッシュ・キー』
通して聴く必要はない、一曲ずつ聴けばよい。

これはソロを聴く音楽ではない、バンド全体が作っていく音の
流れを楽しむ音楽である。

マイ・ファニー・ヴァレンタインが好きで〜というひとは無理
に聴くことはない。
マイルスの音楽を理解しようとするなら『カインド・オブ・ブルー』
とともに絶対に聴かなくてはいけない。

一回や二回聴いて「いいな〜」と思うような単純な音楽ではな
い。
〜ロック・ファンなら一回で「いいっ!」と思うかも…。

ただしロックのリズムではない、もっと多様な音楽のなかから
マイルスが生み出したものである。

この『スパニッシュ・キー』は、まず規則的なリズム(ロック
でもジャズでもない)に身体を任せると聴きやすい。
最初からマイルスのソロやキーボードの変化に注目すると分り
にくくなる。

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