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【 イン・ア・サイレント・ウェイ 】 In A Silent Way - Miles Davis [FULL ALBUM] [HQ] ↑
Youtubeで直接聴いて下さい。
1969年録音。
歴史に残る名盤である。
「ジャズ・ファンにふたつのグループがあるという、ビートルズ
の時代を経験したひとと、そうでないひと」
私は小学生のときにビートルズが来日した。
有無をいわさずそういう環境のなかで育ったのである。
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この録音でマイルスはエレクトリック楽器を完全に手中に入れた。
〜のは事実だが、エレクトリック・マイルスの始まりだ、という
だけでは不足。
私が“新しい”と気づく要点だけでも書く。
・ドラムとベースには単純なリズムを繰り返しさせている。
単純に聴こえるリズムの繰り返しには陶酔的効果がある、これを
ロックの影響というのは危険、ロックではここまで禁欲的に刻ま
ない。
・キーボードが三台である(エレクトリックピアノ2+オルガン)
ここが決定的に新しい、ソロをとるわけではないがこれが複雑に
変化する雰囲気を作っている。
キーボードがどう弾いているか聴くだけでも、このアルバムの価
値がある。
マクラフリンのギターもこの雰囲気づくりに奉仕している。
彼らもどういう音を出せばよいか随分苦労しただろうが、新しい
音楽を探すにふさわしい優れた奏者が揃っている。
キーボードを重ねる方法をいったい誰が考えたのか?マイルスか
ザビヌルか…。
・マイルスのソロは、フレーズを相当考えながら吹いている。
〜マイペースで繊細にバリバリとやったぜ〜ではない。
ゆえにこのソロのフレーズはとても新鮮である。
この録音のときのマイルスは「カインド・オブ・ブルー」のとき
と同じぐらいにピリピリして考えて吹いたのではないだろうか。
ウエイン・ショーターのソロも新鮮で気持がいい、従来のジャズ
アドリブのパターンから抜け出している。
・ソロを聴く音楽ではなくなった。
従来のジャズとは全く別の複雑な音のうねり変化、そこを聴かな
くては退屈なものになってしまう。
発売当時、従来のジャズファンに不評だったというが、何がよく
ないのか私にはわからない。
・バックの単純(ドラム)で複雑(キーボード)なリズム?
・4ビートじゃない?
・マイルスのソロにヒラメキが少ない(書かれたかのよう)?
このレコードはかなり編集されている、プロデューサーのテオ
・マセロの仕事だが、これが決まっている。
スタジオ録音そのままではこうはいかなかったはず。
まあ、ジャズという枠を超えているのは事実である。
4ビートじゃないから、ソロが前面に出ないから、という理由
で聴きたくないというなら無理強いはしない。
でも、マイルスがグループのリーダーとして本当に凄くなるの
はこれからなのだ。
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