ひろちん。のBLOG

西日本と日本海側も油断してはいけない-地震。

短歌

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2005年3月から短歌をはじめました。ご意見、文法上の誤りがありましたらコメントいただければ幸いです。好きな歌人は水原紫苑さん。
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季語短歌18-11-5


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 暮の秋(くれのあき) =

 友人は電気じゅうたんと呼びたる枯葉模様に暮の秋降る


 2,  = 残菊(ざんぎく) =

 爺様は残菊の前離れずに戦中からの記憶重ねる


 3, = 渡り鳥(わたりどり) =

 北の声高く運べる渡り鳥なめらかな影またたくに過ぐ


 4,  = 紫式部(むらさきしきぶ) =

 温き土を撫でたる農夫の息を殻のなかより出す落花生


 5,  = 楓(かえで) =

 朝露を抱えて楓舞い込めば結核病棟一年が経つ


 6,  = 冬隣(ふゆとなり) =

 冬隣り厨の湯気に朝日きて指のほうからひかりにとける
 

 7,   = 銀杏(ぎんなん) =

 銀杏はくちびるのまえでとどまって匂いが好きと君はつぶやく



・暮の秋(くれのあき):晩秋の時候季語で「秋暮る」「暮秋」などとも。本題が季節の終わりをいうのに対して、別題「秋の暮」は秋の夕暮れの意に用いることが多い。北の各地からは初雪の知らせが届く。

・残菊(ざんぎく):晩秋の植物季語で「残る菊」の和語傍題でも。本来は陰暦九月九日の菊の節句を過ぎた「十日の菊」の別名であったのが、今日では盛りを過ぎた菊を指すようになった。

・渡り鳥(わたりどり):仲秋から晩秋にわたる季語で「鳥渡る」「鳥の渡り」などとも。秋に日本に渡来して春に帰る冬鳥を指す。雁や鴨のような水辺の鳥だけでなくツグミやヒワなどの山鳥も含まれる。

・落花生(らっかせい):晩秋の植物季語で「南京豆」「ピーナッツ」などとも。南米原産で日本には中国を経て元禄の頃に伝わった。この時季に収穫されるところから当季の季語に。

・楓(かえで):晩秋の植物季語。葉が蛙の手に似るところから出た古称「かえるで」の傍題も。カエデはそれが縮約した形。紅葉が美しいので総称の「もみじ」をこの木の別名に用いることもある。

・冬隣(ふゆとなり):晩秋の時候季語で「冬隣る」「冬近し」などの傍題でも。間近に迫った次の季節をいう「隣」は四季いずれにも用いるが、晩秋のそれには何とはなしに慌ただしさが感じられる。

・銀杏(ぎんなん):晩秋の植物季語で「銀杏(いちょう)の実」とも。葉が黄落するこの時季には実も熟して樹下に散り敷く。その肉質部分の悪臭には辟易するが中核の種子は食材とするに重宝。

季語短歌18-10-29


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 秋草(あきくさ) =

 携帯が秋草のうへで揺れてゐるスカートの色に枯葉は混ざり


 2,  = 霜降(そうこう) =

 うつぶせでいまだ眠りのひとの手が冷気を握る朝に霜降


 3, = 熊の架(くまのたな) =

 街道はいよよ登りをきつくして暗がりのうへ熊の架見ゆ


 4,  = 紫式部(むらさきしきぶ) =

 十六夜のひかりのなかに冷えゆけば紫式部の色ぞ滲める


 5,  = 秋刀魚(さんま) =

 細い目で秋刀魚のはらわた食むひとは海の近くで生まれたという


 6,  = 藤の実(ふじのみ) =

 生徒会終わらぬままの夕暮れに僕は待ってる藤の実のした
 

 7,   = 新蕎麦(しんそば) =

 新蕎麦で蕎麦がきを食う子供らは土の眠りをいまだ知らない



・秋草(あきくさ):三秋の植物季語で「八千草(やちぐさ)」「野の草」「色草」などとも。特定の草ではなく、秋の野山に彩りを添える花や実を付ける草を主眼としてこう呼ぶ。

・霜降(そうこう):二十四節気の一つ。暦の上では今日から晩秋の後半に入る。「寒露」から十五日後、露が凝結して霜となる時季。すでに初霜を見た地方もある。

・熊の架(くまのたな):晩秋の生類季語で「熊の栗棚」「栗棚」などとも。冬眠に備え熊が樹に上って実を食べ、その枝を尻の下に敷いた跡が棚のように見えるところから出た呼称。

・紫式部(むらさきしきぶ):晩秋の植物季語で「実紫(みむらさき)」とも。秋に小さい紫色の実を結ぶところから平安朝の才媛の名が付けられた。実の白い「白式部」もある。

・秋刀魚(さんま):晩秋の生類季語。九月に北海道から南下を始めて晩秋に房総沖に達した後、紀州沖に向けて回遊する。江戸期の季題にはなくて近代以降に生まれた。

・藤の実(ふじのみ):晩秋の植物季語。藤は晩春に花を付け、この時季に細長い莢(さや)に入った長い実を下げる。公園の藤棚などにその姿をよく見かける。

・新蕎麦(しんそば):晩秋の生活季語で「走り蕎麦」「秋蕎麦」「初蕎麦」などとも。夏蒔きの早生のものが出回るようになる。青みを帯びた挽き立ての粉で打った蕎麦の風味はまた格別。

季語短歌18-10-22


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 瓢の実(ひょんのみ) =

 廃村に瓢の実の音響かせて赤きべべ着た童の風は


 2,  = 茸狩(たけがり) =

 土の香に戸惑ったまま街の子は茸狩という斜面を登る


 3, = 重陽(ちょうよう) =

 台風で屋根が剥がれた劇場に重陽の陽は眩しく入る


 4,  = 団栗(どんぐり) =

 団栗をゆつくり擦る指先が少年の頃見ていた あれだ


 5,  = 青蜜柑(あおみかん) =

 ふたりして半分づつの青蜜柑すっぱさしゅわしゅわ消えたら晴れに


 6,  == そぞろ寒(そぞろさむ) =

 レベル5のカレーライスを注文すそぞろ寒なる家路の途中
 

 7,   = 後の月(のちのつき) =

 駅前の細き路地なる飲み屋より湯気立ち上がりかすむ後の月



・瓢の実(ひょんのみ):晩秋の植物季語。山中に自生する「蚊母樹(いすのき)」の葉に寄生する虫の作った、実の形をした虫こぶ。これを笛にして吹くとヒョウと鳴るところからこの名が出た。

・茸狩(たけがり):晩秋の生活季語で「茸取(きのことり)」「茸山(たけやま)」などの傍題も。自然の恵みを自ら手にする喜びと、さらにそれを調理して味わう楽しみが重なる。

・重陽(ちょうよう):晩秋の生活季語。陰暦九月九日は「陽数」の九が重なるところからこの名が出た。日本ではこの時節が菊の盛りにあたるところから「菊の日」「菊の節句」などと呼ばれる。

・団栗(どんぐり):晩秋の植物季語。ブナ科のクヌギやナラなどの実の総称。生活傍題に「団栗餅」があり、古代には保存の利く大事な食料とされたが、渋抜きをしないと食用にならない。

・青蜜柑(あおみかん):三秋の植物季語。青々とした色を見せて枝に生っている未熟の蜜柑。また青いまま店頭に出る香り高いものについてもいう。単に「蜜柑」と言えば三冬の季語。

・そぞろ寒(さむ):仲秋から晩秋にわたる時候季語で「すずろ寒」「そぞろに寒し」なとども。うっすらとした秋の寒さばかりでなく、不安げな心の状態をいうのに用いることも。

・後の月(のちのつき):晩秋の天文季語。陰暦九月十三日の月にあたるところから「十三夜」、供え物にちなむ「豆名月」「栗名月」のほか、当年最後の名月の意に用いる「名残の月」などの傍題も。

季語短歌18-10-15


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 寒露(かんろ) =

 参道の石仏の目に露は降り行くひともなし寒露の朝は


 2,  = 秋渇(あきがわき) =

 天一のラーメンはほぼ1000カロリー秋渇なる列に並ぼう


 3, = 秋思(しゅうし) =

 軽音部のギターの音がぬれている秋思だったらブルースでいけ


 4,  = 新酒(しんしゅ) =

 店頭で新酒をぐひと飲むならば馴染みの店の高き天井


 5,  = 石榴(ざくろ) =

 少年が初めて見たる季節あり石榴を揺らす風はつめたく


 6,  = 敗荷(やれはす) =

 子供らは敗荷のよこ駆けて行き朽ちる色など知らぬままなり


 7,   = 稲刈(いねかり) =

 稲刈りが半分済んだ棚田へと穏やかな陽は今日も射し来る



・寒露(かんろ):二十四節気の一つ。暦の上では今日から晩秋に入る。仲秋の「白露」よりも秋がさらに深まり、冬が近付きつつあることを表す。

・秋渇(あきがわき):三秋の生活季語。快適な気候の訪れによって夏の暑さで衰えた食欲が回復すること。常套句の「食欲の秋」よりも雅味が感じられる。同音の「秋乾き」は別題の天文季語。

・秋思(しゅうし):三秋の生活季語で「秋懐(しゅうかい)」「秋さびし」などとも。当季に物思うことが多いのは、暑さから解放された安堵感が心の隅々に思念を巡らすゆとりを生むためでもあろうか。

・新酒(しんしゅ):晩秋の生活季語で「新走(あらばしり)」「今年酒」などとも。最近では寒造りが盛んで二月頃に出回るが、かつては新米の収穫直後に醸造したので当季のものとされた。

・石榴(ざくろ):仲秋の植物季語で「実石榴(みざくろ)」とも。赤く熟れた実が裂けて中の種子も赤色を加える。六月ごろに花を付ける「花石榴」は仲夏の季語。

・敗荷(やれはす):仲秋の植物季語。ハイカの字音読み傍題でも。夏は涼しげに水面を覆った葉が、秋にうらぶれた姿を呈するところに寂寥の趣を求めた季語。

・稲刈(いねかり):仲秋から晩秋にわたる生活季語で「刈稲」「小田刈る」「収穫(とりいれ)」などの傍題も。米の品質を左右するところから刈り入れの時期の見定めが大事とされる。

季語短歌18-10-8


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 夜長(よなが) =

 少年は夜長の澱を高く捨て冷たい風と自主練に出る


 2,  = 唐辛子(とうがらし) =

 乙女は唐辛子にて真つ赤なる饂飩を食へり化粧無き舌で


 3, = 溢蚊(あぶれか) =

 溢れ蚊がいもうとの尻に縋りつき「淋しい」と言う輪廻転生


 4,  = 貝割菜(かいわりな) =

 厨には貝割菜だけがぢつとゐて土の匂ひと別るる水が


 5,  = 金木犀(きんもくせい) =

 不条理といもうとが泣く夜更けには金木犀の匂い来るべし


 6,  = 灯火親しむ(とうかしたしむ) =

 さ夜更けて灯火親しむ影に添いあやかしの音生み出す鏡花


 7,   = 秋高し(あきたかし) =

 焼き芋が我慢できないいもうとの頬の丸さを知る秋高し



・夜長(よなが):三秋の時候季語で「長き夜」「長夜(ちょうや)」などとも。三春の「日永」には温暖な春の日への喜びが感じられるのに対して、本題には涼しくなった秋の夜を愉しむ心が籠もる。

・唐辛子(とうがらし):三秋の植物季語で「南蛮」「鷹の爪」などとも。白い花が終わった後に青い実を付け、秋に鮮やかな赤に色づいたのを収穫する。「天井守(もり)」の異名も。

・溢蚊(あぶれか):仲秋の生類季語で「哀れ蚊」とも。夏に見せた憎いほどの猛々しさは影を潜め、人を刺す力も失せた弱々しい秋の蚊の異名。その零落ぶりを哀れんで見つけても打たないものとした。

・貝割菜(かいわりな):仲秋の植物季語「間引菜」の傍題の一つで「二葉菜」とも。初秋に種を蒔いた菜類の生長を助けるために、密生した芽を定期的に間引いて食用にしたところから当季の季語とされた。

・金木犀(きんもくせい):仲秋の植物季語「木犀」の傍題の一つ。葉の付け根に咲く橙色の小花が高い香りを放ち、白色の「銀木犀」や淡黄色の「薄黄木犀」とともに秋の到来を告げる。

・灯火親(とうかした)しむ:三秋の生活季語で「灯火の秋」「読書の秋」などとも。唐の詩人韓愈の「灯火稍(やうや)く親しむべし」に基づく。気候がよく夜の長い秋は読書や勉学に最適の季節。

・秋高(あきたか)し:三秋の天文季語で「秋高」の漢語形や「天高し」の傍題も。晴れ渡った秋の空は他季よりもひときわ高く感じられることをいうのに用いる季語。

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