ひろちん。のBLOG

西日本と日本海側も油断してはいけない-地震。

短歌

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2005年3月から短歌をはじめました。ご意見、文法上の誤りがありましたらコメントいただければ幸いです。好きな歌人は水原紫苑さん。
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季語短歌18-10-1


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 今日の月(きょうのつき) =

 遺言もひかりに隠す今日の月小さな庭はひかりに満ちて


 2,  = 冷ややか(ひややか) =

 ひと去りしベツドはすでに冷ややかに甘さをぢつと記録する白


 3, = 釣瓶落とし(つるべおとし) =

 畑より釣瓶落としの暗がりの奥に聞こゆる鍬洗う音


 4,  = 燕帰る(つばめかえる) =

 街角の西洋料理の店からも燕は帰りただドミグラス


 5,  = 秋曇(あきぐもり) =

 秋曇り下校途中のスイーツで消えてしまった恋の相談


 6,  = 紫蘇の実(しそのみ) =

 紫蘇の実をさわさわと煮るいもうとが厨で歌う甘い恋歌


 7,   = 鶏頭(けいとう) =

 鶏頭にチヨコフレークをぶつかけて葬つてゐるパッケージの色



・今日の月(きょうのつき):陰暦八月十五日の月をいう仲秋の天文季語。本題の「名月」をはじめ、「明月」「十五夜」「月今宵」など異名が多く、古来詩歌句に詠まれてきた。今年は明日が月齢上の満月。

・冷(ひや)やか:物に触れて肌に感じる秋の冷気をいう仲秋の時候季語。「秋冷」「朝冷え」「冷ゆる」などの傍題も。初秋の季語「新涼」よりも秋の気配が深まりつつある時季に相応しい。

・釣瓶落(つるべおと)し:三秋の天文季語。日増しに夕暮が早まる状況をいう「秋の日は釣瓶落し」に基づいて近代に定められた季語。井戸水を汲む釣瓶が水面に勢いよく落ちて行く姿に秋の陽を擬えた。

・燕帰(つばめかえ)る:仲秋の生類季語で「秋燕」「帰燕」などの傍題も。春に渡来して雛を育て終えた燕は日本で夏を過ごし、この時季南国に帰る。空いた巣には一抹の寂しさが漂う。

・秋曇(あきぐもり):三秋の天文季語で「秋陰(あきかげり・しゅういん)」の和漢両形傍題も。秋が深まるにつれて、これと相対する「春陰」に似た気圧配置による曇りがちの日々が続くようになる。

・紫蘇の実(しそのみ):仲秋の植物季語。晩夏の季語にあたる「紫蘇」の葉は梅干しや刺身のつまなどに用いるが、秋に熟する実を穂のまま添え物の「穂紫蘇」にしたり、しごき取った実を佃煮などにする。

・鶏頭(けいとう):三秋の植物季語。熱帯アジアから中国を経由して日本に渡来。鶏冠に似るところからこの名が。「韓藍(からあゐ)」の古名は、当時の「藍」が紅系統色を指したことによるもの。

季語短歌18-9-24


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 敬老の日(けいろうのひ) =

 お元気と笑って話す患者たち敬老の日の病院ロビー


 2,  = 秋の潮(あきのしお) =

 夢の痕残した砂と秋の潮センチメンタル二重奏する


 3, = 秋色(しゅうしょく) =

 秋鯖とトングの先に時差があり地球儀回すノルウェー産


 4,  = コスモス =

 コスモスが野ぼとけの肩を撫づる音 羯帝羯帝波羅羯帝
 (羯帝羯帝波羅羯帝:ぎゃーてーぎゃーてーはらぎゃーてー)


 5,  = 蛇穴に入る(へびあなにいる) =

 蛇は今日曼珠沙華のした穴に入り閻魔に届けるiPhoneXS
 (iPhoneXS:アイフォーン・テン・エス)


 6,  = 曼珠沙華(まんじゅしゃげ) =

 満ちてゆく月はいよいよ青さ増し夢のごとくに抱く曼珠沙華


 7,   = 秋彼岸(あきひがん) =

 コスモスの隙間を駆くる子供らをつつむ夕日に秋彼岸満つ



・敬老の日(けいろうのひ):仲秋の生活季語。昭和二六年に「としよりの日」として始まり四一年から「敬老の日」として九月一五日を祝日に。平成一五年以降は九月第三月曜日に変更された。

・秋の潮(あきのしお):三秋の地理季語で「秋潮(しゅうちょう)」とも。海水浴で賑わった浜辺には人影もなく寂しさが漂う。春秋は潮の干満の差が大きいところから他方に「春の潮」がある。

・秋鯖(あきさば):三秋の生類季語。「鯖」単独では夏の季語にあたるが、産卵後にたっぷり養分をとった魚体は脂が乗って味がよいところから、これに「秋」を冠して当季の季語とした。

・コスモス:仲秋の植物季語で「秋桜」の和名傍題も。メキシコ原産で、コロンブスの新大陸発見により欧州に渡来した。明治期に我が国にもたらされ、日本人の好みに合ってたちまち全国に普及した。

・蛇穴に入る(へびあなにいる):仲秋の生類季語で「蛇穴に」の短略形や「秋の蛇」などの傍題も。蛇は春の彼岸に穴を出て、秋の彼岸に穴に入るとされる。

・曼珠沙華(まんじゅしゃげ):仲秋の植物季語で《天界の花》を意味する梵語の音訳漢名。秋彼岸の頃に開花するので「彼岸花」の異名も。土手や田の畔(あぜ)などに群生して辺りを幻想的に赤く彩る。

・秋彼岸(あきひがん):仲秋の時候季語で「後の彼岸」とも。単独で用いる春の「彼岸」と区別してこう呼ぶ。二十四節気の「秋分」を中日とする七日間に「彼岸会」の仏事が行われるところからこの名が。

季語短歌18-9-17


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 竹の秋(たけのあき) =

 人ごみの観光寺院も竹の秋葉擦れの音が吸う外国語


 2,  = 蟋蟀(こおろぎ) =

 停電が復旧しない山間に蟋蟀が定着させる漆黒


 3, = 秋色(しゅうしょく) =

 となりには秋色がほつと座りたり単線列車の窓をひらけば


 4,  = 野菊(のぎく) =

 厨には野菊の束が生けられていもうとの手は働く赤に


 5,  = 秋の田(あきのた) =

 秋の田は下校するふたりにそこだ頭を肩へ乗せろと騒ぐ


 6,  = 芋(いも) =

 上弦の月のひかりを含みつつ芋は明日に収穫となる


 7,   = 弓張月(ゆみはりづき) =

 白波を弓張月が照らしても誰もいなくて泣いている砂



・竹の春(たけのはる):仲秋の植物季語で「竹春」の漢語形傍題も。筍を育てるのに養分を費やした竹は、秋になると活気を取り戻して、葉に春を思わせる鮮やかな緑が蘇る。晩春の「竹の秋」に対する季語。

・蟋蟀(こおろぎ):三秋の生類季語で「つづれさせ」「ちちろ(虫)」などの別名傍題も。現在この名で呼ばれる虫の実体は、時代によって変動が見られる。

・秋色(しゅうしょく):「秋の色」「秋の光」「秋景色」などの傍題も。和歌の世界では視覚でとらえる秋の美しさを主眼とするが、俳諧では秋の気分や秋の気配をも「色」として把握する。

・野菊(のぎく):仲秋の植物季語で「紺菊」「野紺菊」などの傍題も。秋に咲く野生の菊科の花の総称で、そういう品種があるわけではない。紺・黄・白などさまざまな色で秋の野山を可憐に美しく彩る。

・秋の田(あきのた):仲秋の地理季語。稲が成熟してたわわに実った中にまだ青い穂が少し混じって田の面に彩りを添える。「田の色」「色づく田」などの傍題にはその豊かな光景を愛でる心がこもる。

・芋(いも):三秋の植物季語。俳諧では単に「芋」と言えば「里芋」を指す。古くから栽培が行われ、「山芋」に対して「家つ芋」の別名で呼ばれた。「子芋」を茹でた「きぬかつぎ」は同季別題の生活季語。

・弓張月(ゆみはりづき):仲秋の天文季語で「弦月(げんげつ)」「片割月」などの傍題でも。半月が弓を張ったように見える、旧暦八月七日頃の上弦の月と同月二二日頃の下弦の月を指す呼称。

季語短歌18-9-10


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 案山子(かかし) =

 僕たちは案山子のごとく立ちつくす育むものがないビル群に


 2,  = 桐一葉(きりひとは) =

 暗き空またたく雨となる日暮れ野仏の前に桐一葉あり


 3, = 蚯蚓鳴く(みみずなく) =

 蚯蚓鳴くうえを音なく昇りゆく銀河鉄道行楽貸切


 4,  = 花野(はなの) =

 喧嘩したハーマイオニーが杖を振り魔法学校一面花野


 5,  = 相撲(すもう) =

 風神と雷神の相撲の汗だ、京都駅のガラスは破れる


 6,  = 白露(はくろ) =

 ちびまる子、さくらももこが刻まれたマンホールの蓋ぬれてる白露


 7,   = 野分(のわき) =

 ひたすらに月を求める少女へと雲間の歌を野分が残す



・案山子(かかし):三秋の生活季語。鳥獣を防ぐのに田畑に立てられる、竹や藁で作った人形。当初は獣肉などを焼いて悪臭をカガシ(嗅)て退散させたところから出た呼称で、第二拍は濁音が本来の形。

・桐一葉(きりひとは):初秋の植物季語で「桐の葉落つ」や単に「一葉」とも。典拠の唐詩「一葉落ちて天下の秋を知る」では何の葉とも定め難いが、日本では和歌の伝統を承けてこれを桐の葉と見定めた。

・蚯蚓鳴(みみずな)く:三秋の生類季語で「歌女(かじょ)鳴く」の傍題も。秋の夜に聞こえるジーという寂しげな連続音をこの虫の声と聞いた。その正体は同季別題「螻蛄(けら)鳴く」が示す。

・花野(はなの):三秋の植物季語で「花野風」「花野道」などの傍題も。春の「花」も「野」に置けば一転して秋の季語となる。秋晴れの高原に野の花の咲き乱れる光景が眼に浮かぶ美しい季語。

・相撲(すもう):初秋の生活季語で「力士」「土俵」など関連傍題も多い。宮廷の神事の一つ「相撲節(すまいのせち)」にちなんで当季とされるが、別題「秋場所」は興行時期に応じて仲秋に。

・白露(はくろ):二十四節気季語の一つ。暦の上では今日から仲秋に入る。秋の気が日を追うごとに濃くなり、露が凝って白く見えるようになるところからこの名が生まれた。

・野分(のわき):仲秋の天文季語で「野わけ」「野分だつ」などとも。「台風」による暴風をいうことが多いが、それに限らず秋から冬にかけて吹く強い風を広く指すこともある。

季語短歌18-9-3


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 枝豆(えだまめ) =

 枝豆は秋雨前線の記号になり予報士はビールとなった


 2,  = 秋の雷(あきのらい) =

 老人の昔話とデートするJKは秋の雷にて補導


 3, = 蛁蟟(つくつくぼうし) =

 禅寺の欅にツクツクボウシ鳴き掃除の僧は空蝉拾ふ


 4,  = 梨(なし) =

 わずか過去20世紀の梨剥けば記憶ズームのピントが合わず


 5,  = 秋扇(あきおおぎ) =

 砂浜のふたりが夢に笑うとき海の底へと去る秋扇


 6,  = 二百十日(にひゃくとおか) =

 上体をテエブルにあずけ気圧よと二百十日の恋人はいう


 7,   = 赤まんま(あかまんま) =

 赤まんま袖を擦れば寄り添った君はメランコリックと笑う



・枝豆(えだまめ):三秋の生活季語。まだ熟さない青い大豆を枝ごと茹でて供するところからこの名が出た。旧暦八月一三夜の月に供えたところから「月見豆」とも呼ばれる。

・秋の雷(あきのらい):初秋の天文季語で「秋雷(しゅうらい)」の漢語傍題も。単に「雷」と言えば三夏の季語になるので、他季には季を表す語を冠して用いる。この時季は不安定な天候が雷を招きやすい。

・蛁蟟(つくつくぼうし):初秋の生類季語。一般には本題の「法師蝉」よりもこの呼称の通用度が高いものの、俳句では五拍形の本題が好まれる。短縮形「つくつくし」や「寒蝉」の漢語傍題も。

・梨(なし):三秋の植物季語で「梨売」「梨園」などの生活傍題や、《無し》との同音関係を対義語に避けた「有りの実」の別名傍題も。

・秋扇(あきおうぎ):初秋の生活季語で「しゅうせん」の字音読み傍題も。秋風が立つとともに次第に出番を失って忘れられてゆく。別題の「扇置く」「捨扇」ではその要素がさらに強まる。

・二百十日(にひゃくとおか):立春から数えた日数をいう時候季語で今日がこの日にあたる。仲秋とする歳時記もあるが初秋として扱うのが適切。かつては早稲の花を散らす風を恐れて「厄日」とも称した。

・赤(あか)まんま:初秋の植物季語で「赤まま」とも。タデ科の一年草イヌタデの通称。赤飯を指す方言から出たもので、赤味を帯びた粒状の花や実がそれを思わせるところからこの異名が生まれた。


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