ひろちん。のBLOG

西日本と日本海側も油断してはいけない-地震。

短歌

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2005年3月から短歌をはじめました。ご意見、文法上の誤りがありましたらコメントいただければ幸いです。好きな歌人は水原紫苑さん。
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季語短歌19-1-14


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 七草(ななくさ) =

 七草をきざむ厨の静けさにいもうとのLINE今日は残業


 2,  = 餅間(もちあい) =

 降る雪に滑らかな肌の鏡餅沈黙のまま餅間をゆく


 3, = 冬鳥(ふゆどり) =

 冬鳥の羽音の響く鴨川に恋人たちは息混ぜ合へり


 4,  = ストーブ =

 ストーブにコークス焚べる当番のふたりの距離にどよめくクラス


 5,  = 風花(かざはな) =

 風花に君は「ゆひら」とつぶやいたくちびるはただ無邪気な色だ


 6,  = 冬菫(ふゆすみれ) =

 笑む顔が冬菫のごと待つてゐた大阪梅田泉の広場
 

 7,   = 寒稽古(かんげいこ) =

 遠き的射るに能わず寒稽古絃の音のみ残れるところ



・七種(ななくさ):正月七日に食べる粥で「七日粥」などとも。古くは七種の穀物で炊いた粥を食したのが、平安期以降七種の草を炊き込むようになり「七草」の表記が一般化した。

・餅間(もちあい):昨日の「七種」の後、十五日の「小正月」まで餅の無い時期が続くことをいう新年の時候季語で「もちあわい」「餅中」とも。かつては餅が何よりのご馳走であったことを思わせる。

・冬鳥(ふゆどり):三冬の生類季語「冬の鳥」の傍題で「寒禽」の漢語形でも。冬を日本で過ごす渡り鳥ばかりでなく在来種もこれに含まれる。

・ストーブ:三冬の生活季語。薪や石炭から始まって石油・電気・ガスと燃料もさまざまに変化した。傍題の「暖炉」はもはや実生活からは遠く、別荘などに往時の姿を留める存在となった。

・風花(かざはな):晩冬の天文季語。冬晴の空にちらつく雪を風に舞い散る花片に見立てた呼び名。日本海側と山稜で隔たる上州地方に多い現象で当地域では「吹越(ふっこし)」と呼ばれる。

・冬菫(ふゆすみれ):晩冬の植物季語で「寒菫(かんすみれ)」とも。春の「菫」に先がけて日だまりの山の斜面や石垣など花を開く。冬枯れにめげずに咲く可憐な姿には力強さも感じられる。

・寒稽古(かんげいこ):晩冬の生活季語。寒の時季に平常よりも激しい稽古をすること。剣道・柔道・弓道などの武術のほかに技芸についても用いる。後者については「寒復習(かんざらえ)」とも。

※コークス:石炭を加工した燃料、ダルマストーブにも使われる。
 絃(つる):弓に張る糸

季語短歌19-1-7


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 晦日蕎麦(みそかそば) =

 そとは雪 晦日蕎麦より湯気あがり家族をぢつと照らす灯火


 2,  = 初茜(はつあかね) =

 初茜大君は立ちあからひく日と共にあり眩しさ増せり


 3, = 初湯(はつゆ) =

 ふたりしてユニツトバスの初湯なら脚と体をひねり納めん


 4,  = 年賀(ねんが) =

 年賀にはかならず付いてるお年玉そしてかならずママの口座へ


 5,  = 四日(よっか) =

 通勤の電車で馴染みの顔と会うどこを向いてもしかたない四日


 6,  = 初硯(はつすずり) =

 あらたまの春はいづこや初硯 墨堂乾くを風にて覚ゆ
 

 7,   = 小寒(しょうかん) =

 雲の上部分日食すすむらし小寒に降る雪やはらかく



・晦日蕎麦(みそかそば):仲冬の生活季語で「年越蕎麦」「つごもり蕎麦」などとも。寿命や身代が長く続くようにという縁起から大晦日の晩に蕎麦を食べる風習は江戸中期に始まる。

・初茜(はつあかね):元日の夜明け、太陽が姿を現す時分の空の色を、染料植物アカネの染め出す赤色に見立てた季語。新たな年の門出を祝うにふさわしい。

・初湯(はつゆ):新年の生活季語で「若湯」「初風呂」とも。新年に初めて風呂を立てて入浴すること。江戸期から銭湯は二日が初湯とされ民間に馴染みのある風習となっていた。

・年賀(ねんが):新年の生活季語で「年始」「初礼」などとも。正月三が日に親類・縁者や知友の家を儀礼的に訪れるところから「礼者」「賀客」などの類題も。最近では新年会を兼ねて集まることも多い。

・四日(よっか):新年の時候季語で正月四日を指し「羊日(ようじつ)」の別名傍題も。会社や官庁はこの日を「仕事始め」とするところが多く、農家では軽い農事を行って一年の始まりを祝う。

・初硯(はつすずり):新年に初めて硯を使うこと。同季類題の「書初(かきぞめ)」が儀礼的なのに対して、書状などを認めることをいう実生活と結び付いた季語であるが、一般には縁の薄い存在となった。

・小寒(しょうかん):二十四節気の一つ。「冬至」を過ぎた十五日目の本日から晩冬となり、「節分」までの三十日間をいう「寒の内」に入る。

※墨堂:すずりの墨をするところ。陸、丘(おか)に同じ。
 あからひく:日の枕詞
 あらたまの:春の枕詞
 

季語短歌18-12-31


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 古暦(ふるごよみ) =

 来年の暦を待てる釘ひとつ錆を分ちし古暦抱き


 2,  = クリスマス =

 街角でクリスマスケーキ売り切ってバイトのサンタはコンビニ弁当


 3, = 年用意(としようい) =

 年用意半ばで薄き汗をかき「何その格好」と君は呆れ


 4,  = 日記買ふ(にっきかう) =

 ダイエット日記を買えというひとはスイーツ食べる今日も食べてる


 5,  =御用納(ごようおさめ) =

 御用納めの午後五時に来た客の怒鳴る声聞く上司と俺と


 6,  = 行く年(ゆくとし) =

 日本海側を覆へる雪雲も行く年ならむひとは故郷へ
 

 7,   = 年の暮(としのくれ) =

 年の暮れフィギュアの埃払いつつ君だけですよ笑ってくれるの



・古暦(ふるごよみ):仲冬の生活季語で「暦果つ」「暦の末」などの傍題も。来年の暦が出回るこの時期、古びた暦に年の名残を惜しみつつ、新年への期待が籠もる。

・クリスマス:仲冬の行事季語で「聖夜」「降誕祭」「聖樹」などの漢語傍題も。キリスト降誕日については諸説あるが、四世紀頃のローマ教会の定めを継承してこの日を祝う習慣が根付いたとされる。

・年用意(としようい):仲冬の生活季語で「年設(としもうけ)」とも。煤払い・餅搗き・松飾りなど、新年を迎えるための様々な準備に追われる中に、新年の気配が漂い始める。

・日記買ふ(にっきかう):仲冬の生活季語。日記をつける習慣のある人にはこれも年用意の一つ。書店や文具店の店頭に並んだ新しい日記には、来る年への期待も綴じ込まれている。

・御用納(ごようおさめ):仲冬の生活季語で「仕事納」「御用仕舞」などとも。官公庁などの多くは今日を今年最後の仕事日として早仕舞する。民間会社や商店もこれに倣うことが多い。

・行く年(ゆくとし):仲冬の時候季語で「流るる年」「年送る」などの傍題でも。今年も残るところあと僅か。一年を振り返ると改めて歳月の流れの早さが痛感され過ぎ来し方への感慨を深くする。

・年の暮(としのくれ):仲冬の時候季語で「歳末」「歳晩」の漢語形や「年尽く」「年の湊(みなと)」など傍題が多い。いよいよ年の瀬は押し詰まり、新年は指呼の間に迫ってきた。

季語短歌18-12-24


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 羽子板市(はごいたいち) =

 羽子板市の帰りに寄つたおでん屋で大統領の顔を遺失す


 2,  = 年忘れ(としわすれ) =

 年忘れ店の前にて酔いつぶれしゃがんだ君のパンスト伝線


 3, = 湯婆(たんぽ) =

 明け方に君が蹴りたる湯婆より小さき足の記憶がちやぽん


 4,  = 鮃(ひらめ) =

 ああなんと醤油の暗きことなりや鮃は深くしなやかに揺れ


 5,  = 短日(たんじつ) =

 目覚ましは短日の朝暗きなか遠慮がちにてぢりりと鳴りぬ


 6,  = 冬至(とうじ) =

 深くから水の声出す黒タイツ冬至の君は震えさせない
 

 7,   = 着脹れ(きぶくれ) =

 着脹れがぶつかってきて「おっはよう」梅田地下街曽根崎署前



・羽子板市(はごいたいち):仲冬の生活季語。東京浅草寺境内では年末の十七日から三日にわたり歳の市として開かれる。羽子板には邪気を跳ね返す力があるとされ女子の成長を願う風習から始まった。

・年忘(としわすれ):仲冬の生活季語。親しい仲間同士が集まり酒食を共にするなどして一年の労苦を忘れる催しは古くから行われ、現代の「忘年会」に受け継がれている。

・湯婆(たんぽ):三冬の生活季語で通称「湯たんぽ」の傍題も。寝床に入れて体を温める暖房具として中世に中国から渡来した。「湯(タン)婆(ポ)」は伝来当時の宋音読み。

・鮃(ひらめ):三冬の生類季語。脂が乗って美味を増すこの時季が旬。俗に「左ひらめに右かれい」と称して二つ並んだ目が体のどちら側にあるかで区別するがカレイ類には例外種もいる。

・短日(たんじつ):三冬の時候季語で「日短し」「暮早し」などとも。春の「日永(ひなが)」、夏の「短夜」、秋の「夜長」と並ぶ、四季それぞれの昼夜の長さを表す季題の一つ。

・冬至(とうじ):二十四節気の一つ。暦の上では今日から仲冬後半に入る。中国では一年でもっとも日の短いこの日から陽気が復するとして「一陽来復」と呼ぶ。

・着脹(きぶく)れ:三冬の生活季語。素材の改良で薄くて暖かい衣類が供給されるようになったために、このような姿はあまり見られなくなったが、かつては冬のラッシュの原因でもあった。

季語短歌18-12-17


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 冬日和(ふゆびより) =

 同窓生はSNSで伝へたり冬日和なる雪国の空


 2,  = マスク =

 マスクより漏れて散りゆく我が息のゆく先見れば雲間にひかり


 3, = 鯨(くじら) =

 ぼくたちの上に鯨の雲がゆく吹き出す潮を受けて走ろう


 4,  = 隙間風(すきまかぜ) =

 炬燵にてまるく眠れるいもうとを隙間風より守る毛布を


 5,  = 鋤焼(すきやき) =

 鋤焼の湯気が含める温かさ君はしづかに箸で装へり


 6,  = 落葉(おちば・らくよう) =

 御陵(みささぎ)に落葉重なり北の雲乱れ流るを知らせぬままに
 

 7,   = 障子(しょうじ) =

 かたかたと障子を鳴らす夜の風雪ねとささやくくちびる薄し



・冬日和(ふゆびより):三冬の天文季語で「冬晴」「冬麗(ふゆうらら)」などの傍題も。寒い日が続いた後にやってくる、穏やかで心地好く晴れ上がった日をいう。

・マスク:三冬の生活季語。同季別題「風邪」の予防や乾燥した寒気を防ぐのに用いられるところから冬の季語に。街中に出る際に着用されるところから、例句も人情の機微に触れたものが多い。

・鯨(くじら):三冬の生類季語で「勇魚(いさな)」の異名や「抹香鯨」などの個別名による傍題も。冬の日本近海に姿を見せることが多いところから当季のものに。

・隙間風(すきまかぜ):三冬の天文季語で「隙(ひま)漏る風」の傍題でも。最近はこれに悩まされることも少なくなったが、かつての隙間だらけの戸窓から吹き込む風には耐え難いものがあった。

・鋤焼(すきやき):三冬の生活季語。体を温めるために農耕用の鋤を鍋代わりに魚や野菜を焼いて食したのが始まりとされる。明治期以降は牛肉が主流となり「牛鍋」の名も生まれた。

・落葉(おちば・らくよう):三冬の植物季語で音訓両形のほか「落葉す」の動詞形や「落葉の雨」「落葉風」「落葉焚く」「落葉掻く」などの傍題も多い当季の代表的季語の一つ。

・障子(しょうじ):季に関わりなく存在するが、防風や採光による暖房効果のあるところから三冬の季語に。本来は同季別題の「襖障子」や「唐紙障子」に対して「明り障子」と呼ばれた。


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