ひろちん。のBLOG

西日本と日本海側も油断してはいけない-地震。

短歌

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2005年3月から短歌をはじめました。ご意見、文法上の誤りがありましたらコメントいただければ幸いです。好きな歌人は水原紫苑さん。
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季語短歌18-12-10


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 八手の花(やつでのはな) =

 ひつそりと雪を呼ぶ八手の花はイケメン気象予報士が好き


 2,  = 蕪(かぶ) =

 みぞれ受くる樽の中より蕪出せば手の冷たさに母を思へり


 3, = 湯豆腐(ゆどうふ) =

 湯豆腐を「どうぞ」と救うひとの手の交差する皺愛せよ今宵


 4,  = 神迎(かみむかえ) =

 横丁の小さな社も神迎え酔つた女が抱きついてゐる


 5,  = 大雪(たいせつ) =

 みどりごは眠りの中の我が家の大雪の窓ますます暗し


 6,  = 火事(かじ) =

 夜10時職員室より火事なるも答案用紙は焼け残りたり
 

 7,   = 漱石忌(そうせきき) =

 あの猫が雪の気配で舐めたのか漱石忌なのに見つからぬ本



・八手の花(やつでのはな):初冬の植物季語で「花八手」とも。葉の形から「天狗の羽団扇」の別名も。初冬に花茎の先から白い球状の小さな花を付け、翌年夏にそれが黒い実に変わる。

・蕪(かぶ):三冬の植物季語で、「かぶら」「かぶらな」の古称傍題や「蕪洗ふ」などの生活傍題も。七世紀頃に中国から渡来し、かつてはアオナ・スズナと呼ばれ、根菜より葉菜として食された。

・湯豆腐(ゆどうふ):三冬の生活季語。昆布出汁と薬味で食する手軽さが体を温める冬の鍋料理として好まれる。江戸期に京都で生まれたこの名称に対して、大坂では「湯奴」と称した。

・神迎(かみむかえ):初冬の行事季語で「神還る」とも。陰暦十月末日は、ひと月の「神議(かみはかり)」を終えた諸国の神々が出雲から戻る日とされ、各地で迎えの祭事が行われる。

・大雪(たいせつ):二十四節気の一つ。暦の上では今日から仲冬に入る。『改正月令博物筌』(1808)に「雨が寒気に凝り固まりて雪となる月ゆゑ大雪といふなり」とある。

・火事(かじ):三冬の生活季語で「山火事」「昼火事」などの限定的傍題も。日常的に起こり得る災害ではあるが、空気が乾燥するこの時季はことに発生しやすいので冬の季語に。

・漱石忌(そうせきき):仲冬の行事季語。慶応三年(1867)江戸に生まれた漱石が没したのは大正五年(1916)のこの日。小説家としての名を得る前に子規一派の俳人としてデビューした。

季語短歌18-12-3


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = おでん =

 提灯はおでんの温さふくらませおばちゃんはもう初老となりぬ


 2,  = 熱燗(あつかん) =

 故郷は鰤起こしなりとLINE来て熱燗頼む都会の隅に


 3, = 石蕗の花(つわのはな) =

 まもなくにみぞれになると伝へたり雨にふるふる揺るる石蕗の花


 4,  = 竈猫(かまどねこ) =

 こいびとと初対面なる竈猫すでに温さを分け合う声が


 5,  = 南天の実(なんてんのみ) =

 南天の実を袖に擦り待つひとはルージュの艶で共鳴したり


 6,  = 冬鴎(ふゆかもめ) =

 寒風もみぞれも雪も混ざり合う暗き頭上を冬鴎切る
 

 7,   = 蟷螂枯る(とうろうかる) =

 来年の夢を土へと残しつつ蟷螂枯れて冬野なる息



・おでん:三冬の生活季語。本来は串刺しにして焼いた豆腐に味噌を付けて食する「田楽(でんがく)」を指す呼び名で、その頭音デンに「お」を付けて作られた女房詞が後に煮込み料理名に転じたもの。

・熱燗(あつかん):三冬の生活季語。最近では人肌程度に温めた酒をいう傍題「燗酒」をこの名で呼ぶようになったが、本来は冬に冷えた体を温めるために熱めの燗をすることや、その酒を指す呼称。

・石蕗の花(つわのはな):初冬の植物季語。晩秋から初冬にかけて一重や八重の黄花をつける。葉の形が蕗に似るところからツワブキとも呼ばれるが、実際はキク科の植物。

・竈猫(かまどねこ):三冬の生類季語で「かじけ猫」「炬燵猫」「へっつい猫」などの傍題も。猫は原生地が熱帯で寒さに弱く、昔の炊事場で余熱の残る竈の傍などを好んだ。

・南天の実(なんてんのみ):三冬の植物季語で「実南天」とも。夏季の「南天の花」の後に小さな赤い実をたわわに実らせて色彩に乏しい冬を彩る。実の時期が長いので晩秋とする歳時記も。

・冬鴎(ふゆかもめ):三冬の生類季語。単独の「鴎」は季語の扱いを受けないので、北地から渡来する時季の「冬」を冠して用いる。「都鳥」とその傍題「百合鴎」も同季の別題。

・蟷螂枯(とうろうか)る:初冬の生類季語。「枯蟷螂」の名詞形傍題も。交尾後に雄を餌食にして産卵を終えた雌は、色褪せて周囲の草と同じような枯葉色に変わり果てて最期を迎える。

季語短歌18-11-26


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 小春(こはる) =

 小春だとひらひらピンクの服を着ていちにちずっと俺のアパート


 2,  = 鴨(かも) =

 自主練の少女は立ち止まつてゐるつがひの鴨の触れ合ふところ


 3, = 葱(ねぎ) =

 葱鍋を食つて騒げる下宿生故郷の便りはまたたくに消え


 4,  = 小雪(しょうせつ) =

 本を持つ手はいつのまに冷えてゐて外のみぞれが呼びし小雪


 5,  = 木守(きまもり/こもり) =

 低き陽にいよいよ艶を増す木守 下校のカップル寄り添う道は


 6,  = 滑子(なめこ) =

 滑子取る里の林に雪は降り我の足跡は迷うがごとし
 

 7,   = 蒲団(ふとん) =

 遠慮がちに俺の蒲団に入りくる冷たい足を抱くだけである



・小春(こはる):「小六月(ころくがつ)」「小春日」などとも。寒さの前にしばらく穏やかな日和が続くことをいう初冬の時候季語。中国の『荊楚歳時記』に「十月ハ…春ニ似ル。故ニ小春ト曰フ」とある。

・鴨(かも):三冬の生類季語。冬に渡来する水鳥の中でも特に馴染みが深いのは「鴨打ち」「鴨舟」「鴨鍋」などが示すようにその肉が美味であることに負うところが多い。

・葱(ねぎ):三冬の植物季語で、植栽の姿から出た「根深(ねぶか)」や隠し言葉に当たる「ひともじ」などの別名のほか、「葱洗う」「根深引く」などの生活傍題でも。晩冬の季語とする歳時記もある。

・小雪(しょうせつ):二十四節気季語の一つ。「寒いまだ深からずして雪いまだ大ならざる」(年浪草)ところからこの名が出たとされる。暦の上では今日から初冬の後半に入る。

・木守(きまもり/こもり):三冬の植物季語で「子守柿」「子守柚子」などの個別傍題を用いることが多い。翌年の豊かな実りの祈願や小鳥への施行として、果実を枝先に残す風習。

・滑子(なめこ):三冬の植物季語。「滑茸」「冬茸」の別名や「滑子汁」の生活傍題でも。現在では季と関わらない栽培物が出回るようになったが天然物は晩秋から冬にかけてブナの倒木などに生える。

・蒲団(ふとん):三冬の生活季語。フ(蒲)もトン(団)も宋音読みで、鎌倉期に座禅などに用いる蒲(がま)の葉で編んだ円座を指したのが近世以降冬の寝具の名称に転じ、近代には「布団」の表記も生まれた。

季語短歌18-11-19


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 神の旅(かみのたび) =

 山越えの駅で生徒がどっと乗り若き息のなか神の旅あり


 2,  = 冬めく(ふゆめく) =

 冬めいた朝の牛乳歯に染みるコップは朝日に白さを増して


 3, = 兎(うさぎ) =

 みぞれ降るなかで兎の当番が手伝えよって呼んだ学び舎


 4,  = 七五三(しちごさん) =

 神主は仕事で留守の七五三仕方ないなとご神体来た


 5,  = 鮟鱇(あんこう) =

 深海も鍋の煮えるも沈黙の固有種である鮟鱇の口


 6,  = 冬紅葉(ふゆもみじ) =

 暗き雲いよいよ低くなりきたり冬紅葉なる日本海側
 

 7,   = 焼藷(やきいも) =

 焼藷が歪んだ形の理由ってヒエラルキーねと女生徒の声



・神の旅(かみのたび):初冬の行事季語。「神無月」の異名が示すように陰暦十月は諸国の神々が出雲大社に集まる。その期間を「神の留守」と称して「留守神」を祭る風習も。

・冬(ふゆ)めく:初冬の時候季語で「冬兆(きざ)す」とも。立冬を過ぎると朝晩の冷気に肌寒さを覚えるようになり、冬の気配が日ごとに濃くなっていることを感じる。

・兎(うさぎ):三冬の」生類季語。野生種の「野兎」に対して欧州原産の「飼兎」がいる。前者が本来の季題にあたり、食用の目的や害獣として狩猟の対象とされたところから当季の季語に。

・七五三(しちごさん):初冬の生活季語で「七五三(しめ)祝」とも。縁起物の「千歳飴」も傍題に。古く宮中や公家に伝わっていた諸行事が江戸期に民間に広まり氏神に詣でる行事へと変化した。

・鮟鱇(あんこう):三冬の生類季語。鈎に掛け吊りにして皮と身を削ぐ調理法は「吊し切り」と称される。皮や内蔵などの「七つ道具」を入れて仕立てた「鮟鱇鍋」は別題の生活季語。

・冬紅葉(ふゆもみじ):初冬の植物季語で「残る紅葉」とも。「紅葉」は晩秋の季語にあたるが、この時季に見頃を迎える地域も多く、遊山客の目を楽しませる。

・焼藷(やきいも):三冬の生活季語。かつては屋台を引いて売り歩く「石焼藷」が冬の風物詩であったのが、最近では店頭で売られることが多くなり、江戸期に始まる「壺焼藷」の様式に戻った感がある。

季語短歌18-11-12


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。



 1,  = 山粧ふ(やまよそう) =

 通学の電車にノート読む女子も山粧ふなり茶髪プリズム


 2,  = 行く秋(ゆくあき) =

 宿題は行く秋を写生しましょうと妹は呼ぶたくさんの友


 3, = 立冬(りっとう) =

 太平洋側のまぶしい立冬よサンダーバードは北陸へ行く


 4,  = 海鼠(なまこ) =

 暗さもて波打ち際に雨は降り海鼠の背には冷ゆる雲あり


 5,  = 木の葉(このは) =

 ためらって木の葉が落ちる時空だけタイツの熱を測っていいわ


 6,  = 冬の虫(ふゆのむし) =

 旧校舎の床下にいる冬の虫木造廊下の音が温くて
 

 7,   = 山茶花(さざんか) =

 都会では山茶花が散らす花びらに舗装のタイルが寄り添っている



・山粧ふ(やまよそう):三秋の地理季語。「装」にヨソホフの読みを用いることも。紅葉の飾る山容を人の盛装に見立てたもので、北宋の画家郭熙(かくき)が山の四季を表した文章に出る秋山の形容。

・行く秋(ゆくあき):晩秋の時候季語で「秋の別れ」「帰る秋」「秋の果て」など傍題が多い。晩春の「行く春」と同様に過ごしやすい時季を去りゆく人の姿に擬えてそれとの別れを惜しむ心から生まれた季語。

・立冬(りっとう):初冬の時候季語で二十四節気の一つ。「冬に入る」「今朝の冬」などとも。日射しも弱まり北風が吹き出して、季節は冬の様相を呈し始める。

・海鼠(なまこ):三冬の生類季語。冬が美味であるところから当季に。本来は単にコと呼ばれ、煮て干したイリ(煮)コに対して加工しないものをナマ(生)コと呼んだのが後に通称となった。

・木の葉(このは):三冬の植物季語。「木の葉散る」の傍題が示すように本義は《落葉》にある。散り続ける音を雨に喩えた「木の葉の雨」の傍題も。

・冬の虫(ふゆのむし):晩秋から三冬にわたる生類季語で「残る虫」「虫老ゆ」「虫絶ゆ」などとも。秋に鳴きしきっていたコオロギやカンタンなどが僅かに生き残って頼りなく鳴いているさまをいう。

・山茶花(さざんか):初冬の植物季語。晩秋から当季にかけて紅・白の花を付け、山野や生垣を彩る。風に吹かれて地に散り敷いた花片にも冬の趣が感じられる。


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最近の記事は…
「裁縫部・アンド・ぼく vol,90 疎開(1-3)」
https://blogs.yahoo.co.jp/holahola_123/64716011.html


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