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侵略の定義は難しい。侵略が悪いとは一概にいえないのである。収奪と略奪により自分達のみの繁栄を図ったということが明白なら(スペインによるアステカ文明、インカ文明の征服、あるいは白人によるアメリカインディアンの生存圏の侵略等)、明らかに侵略は悪だとなり、抵抗闘争は讃えられ、レジスタンスに参加した戦士は英雄である。しかし侵略された側に安定と秩序をもたらした場合は評価は180度変わってしまうのである。(アレクサンドロス大王によるオリエント世界、インド北部の征服。モンゴル軍による中央アジアから南ロシアさらに中国本土への征服。ローマによる地中海沿岸及び西ヨーロッパ、イギリス支配。華北から華中、華南、内蒙古、満州、西域、雲南、チベットへの漢民族による支配等。) |
歴史の独り言
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明治維新から日露戦争迄、日本は国家として成功したと言えよう。日露戦争から今日迄も日本は国家として成功したと言えるだろう。しかし、途中に道程において失敗したことも事実である。その道程とは五味川純平の名著「戦争と人間」において描かれた1928年から1945年かけての日本の歩みである。(山東出兵からポツダム宣言受諾迄の道である。) |
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満州事変についてはその契機となった柳条湖事件は関東軍の自作自演のでっち上げである。しかし、2003年に開始されたアメリカ、イギリスによるイラク侵攻も、フセインが大量破壊兵器を保有しているというアメリカのでっち上げで始まったのである。フセインの暴政からイラク国民を解放しイラク人による民主主義を成立させる為、イラク暫定政権させる。これは,張学良の圧政、馬賊の略奪に苦しむ満州の民衆を救い、満州族(女真族)の手に満州の支配が戻るよう清朝の皇帝を擁立し、満州国を設立したことと同じである。日本が満州の天然資源が欲しかったように、アメリカも中東の石油が欲しかったのでる。 |
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アメリカ合衆国は移民の国である。この国は先住民族への殺戮と収奪で成立した国である。旧約聖書 ヨシュア記に記されたカナーンの征服(神に約束された地「カナーン」をイスラエルの民の地とする為にイスラエルの民によるカナーンの先住民の虐殺が行われた。)のアメリカ大陸版である。 |
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アメリカ合衆国の場合→1783年に独立戦争に勝利して以来アメリカ合衆国(以下アメリカ)は第二次世界大戦まで戦争に負けることは無かった。独立戦争(VSイギリス)、米墨戦争(VSメキシコ)、米西戦争(VSスペイン)、第一次世界大戦(VSドイツ、トルコ、オーストリア)、第二次世界大戦(VSドイツ、イタリア、日本)と勝利し、国土を広げるとともに、政治的、経済的影響力を世界中に及ぼし歴史上最強の国家となった。アメリカが最初に戦争での勝利が得られなかったの朝鮮戦争(1950年〜1953年)であった。但し、戦争はアメリカを中心とした国連軍と北朝鮮軍、中国軍(中華人民共和国)という形態を取り、勝利は得られなかったが、アメリカが単独で負けたわけでは無かった。しかし、この時アメリカは一つのジレンマに陥ってしまったのである。自由主義の代表戦士として、第2次世界大戦に勝利した時点で、自由主義を守り、自国の影響力を維持する為に、他国の内戦(共産主義勢力と反共勢力の内戦等)に否応無く引きずり込まれるという宿命を背負わされたのである。1805年に唱えられた「モンロー主義」からの本当の決別である。朝鮮戦争はその前奏曲として奏でられた言えよう。そしてアメリカの歴史上最初の敗北がこの後やってくるのである。 |





