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「中国は都市と農村との格差がますます広がっている」と良く聞きますが、ではどのくらいの差があるのか?他の国と較べてどうなのか?というと実際は概念的に感じている方が多いと思います。
一つの例として、富裕層上位20%の総所得と貧困層下位20%の総所得の比較で表わす方法があります。日本は上位20%の総所得は、下位20%の5倍前後だそうです。
中国は約11倍。コロンビア、ブラジルは20倍超で世界一の格差は南アフリカの35倍です。
ちなみにアメリカは中国よりは上の約8倍です。中国はめちゃめちゃひどいと思っていた人にとっては、意外な数字だと思ったでしょう。
もう一つの格差を見る方法に毎年世界開発銀行から発表されるジニ(GINI)係数があります。所得格差をゼロ〜1の数値で表し、ゼロに近いほど格差が小さく、1に近いほど大きいのですが、ここでも南アフリカとブラジルが毎年約0・65で、最悪の世界一を争っています。
昨年2004年度版(厚生労働省)の各国のジニ係数(約)は、下記の通りです。
■ アメリカ 0.41
■ フランス 0.33
■ イギリス 0.36
■ ドイツ 0.28
■ 日本 0.25
■ 中国 0.45(台湾・香港を除く)
この数値は、少し低めだと言われているようですが、各国との比較においては参考になります。また、中国とアメリカとは大差がないではないかと見えますが、アメリカはとんでもない金持ちがいますので、数値よりは格差感が無いようです。
気になる点は、本来平等であるはずの共産国・社会主義国はジニ係数が高く、不平等といわれる資本主義国が低いという皮肉な数字になっていることです。
中国80年代初期のジニ係数は0.28であり、1995年に0.38にまで昇り、そして最近は約0.45と僅か20年間で収入格差にこんなに大きな変化が出てきた国は世界的に見ても中国以外にないのです。この先このまま進んだら大変なことになります。
中国政府は、この不平等格差を最大重要課題として取り組んでいると思います。最近、農民が胡錦濤主席を高く評価していることに、「農業税の撤廃」があります。ほんおじも「この撤廃は本当に有難い!」と農民の方から直接聞きました。
農業税は、農業に従事し、農業収入を得る人に課せられる税です。農民の収入が低くても、また不作であっても課税されることから、農民の間に重税感や不公平感がありました。
農業税は二十八の省・直轄市・自治区ですでに撤廃されていますが、農業税が完全に廃止されることになり、農民の負担軽減が全国的に実現することになりました。収入を増やすという方法だけでなく、このように負担を軽くするという方法に踏み切ったことは素晴らしいことです。
次は、子弟の教育費、医療費など農民の負担を更に軽くする政策に期待したいと思います。
写真:「エモさんの写真帳」より
http://web1.incl.ne.jp/motofuji/contents/china/nouson.htm
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中国ひろし。奥地ではどんな生活が。。。?商売が上手くいって突如成金のごとく金持ちになった人たちが沢山いるのでしょうね。ダンナも『最近中国の旅行客をよく見かけるけど、みんな金持ちそう』だって。
2006/3/23(木) 午前 8:50
そういえば、最近、ダンナ父から「農業税ってなんや?なんで農業するのに税金がいるんや?」って聞かれた。中国関係者には当たり前のこの税金、部外者には理解できないんだ、と目から鱗。むかしの年貢です。と答えましたが、いまだに年貢とってたというのが凄いと言えば凄い。
2006/3/23(木) 午前 8:59
農民問題に私も関心がありますが、爆発寸前の火山にガス抜きの風穴を少し開けたのがこの農業税でしょうね。50年もの長い間、農民をひどく差別してきた政府の責任が重大だと思います。あれだけ差別を制度化した国も珍しいのではないでしょうか。悲しくなります。
2006/3/23(木) 午前 10:52
北京人は基本的に商売が下手。大きなことばかり言って具体性がありません。その点地方から北京に来た人は口より身体を動かし、こつこつと汗を流して働き、結果的に大きな仕事になっているようです。mouseさん!こんな人が今お金を持っています。
2006/3/23(木) 午後 2:29
「北京人は基本的に商売が下手。大きなことばかり言って具体性がありません。」←まったくその通り!貧乏までは行かないが、金持ちにはなれないですね。
2006/3/23(木) 午後 2:53 [ つぼみ ]
ばつきちさん正に年貢ですね。^^建国時政府の収入の4割近くも占めていたので、なくてはならない税だったのでしょうが、年々その割合は小さくなりこの撤廃は、もっと早くても良かったのではという疑問は残りますが、今回の完全撤廃は評価して良いと思います。
2006/3/23(木) 午後 3:05
whyさんの言うとおりだと思います。こんなに短期に貧富の差をつけてしまった失敗を出来るだけ早く農民の生活をレベルアップする政策を打ち出して欲しいですね。既に政府は多岐にわたる分野で着手しているようですが、今世界中が注目しています。ダイナミックなことが出来るのが中国の良いところなのですから。。
2006/3/23(木) 午後 3:20
おっ!北京人のつぼみさんが同意してくれた。実は東京人も同じです。(←ほんおじも東京人)東京で成功している人の多くは、地方から来た人です。公務員とかサラリーマンに向いているとしておきましょう。^^
2006/3/23(木) 午後 3:26
農業税の廃止もそうですが、人民代表大会でも、胡錦濤さんが格差を問題視していましたし、温家宝さんもよくあちこち貧しい地区を訪問している様子をTVでみかけますね。「政府は農民の皆さんの問題を理解していますよ〜」というアピール、ポーズでしょうね。これ以上、不満がつのらないといいのですけど。
2006/3/24(金) 午前 1:37
中国の政治家は、昔から地方を良く視察しますね。そして、みんみんさんのおっしゃるとおり新聞、TVで放映するパターンです。農業税の廃止の次の新しい政策実行に期待をしましょう。
2006/3/24(金) 午前 3:11
建国時の中国では農業以外の産業はほとんど無しということから、農民から税金を取るしかなかったかも知れませんが、もっと前から廃止すべきでした。
2006/3/24(金) 午後 4:03
nihaoさん!そうですね。政府にとってそれほど大きな収入でないのですから、もっと前に廃止しても良かったと思います。でも田畑の少ない農民にとっては、年間100元の税でも1か月分の収入に当たるので大きかったのです。
2006/3/24(金) 午後 7:10
初めまして! 色々なところでお見かけしていたのですが、karenさんのところからやってきました。貧富の差は本当に大変な問題だと思います。都市部でもホワイトカラーとワーカーでこんなに差があるのに(うちの会社ですら!)、さらに農村部との差異を考えると・・・ 恐ろしくなります。全て平等、皆中流も逆に問題だとも思いますが・・・ 適度な水準というのは難しいんでしょうね。
2006/3/25(土) 午後 5:39
guifuさんようこそ!ジニ係数で言うと「0」は、国民全て同じ収入、「1」は一人の人が全収入を得て他の人は収入ゼロの場合です。公平過ぎると働く意欲、進歩が無くなるという問題があり、0.5を越えると貧富の差が多き過ぎ、危険値です。(中国は危ない所です)日本はバブル後業種による差が大きくなって、専門家によって違いますが現在0.33〜0.35くらいです。適度な水準は0.2〜0.25だそうです。
2006/3/25(土) 午後 9:34
すごく勉強になりました。北京や上海は日本の地方都市よりも豊かに思えるほどになっていますが、農村で、1本しかないズボンを回し穿きする大家族の話なんかがテレビで紹介されたりで(一人出かけると他の家族は家から出られないという可笑しみのある悲惨)、ひずみの大きい国だと思います。
2006/3/26(日) 午前 1:43
「1本しかないズボンを回し穿きする大家族の話」って、まともなズボンが一つで、あとはボロボロの衣服なのでしょうね。ほんおじも間接的に不要になった衣類を農村の方に差し上げていますが、「こんな良い服生れて初めてだ」とか「一生大事にする」とか言われると、差し上げたかいがあります。
2006/3/26(日) 午前 9:46
私の聞いた西北の話ですが、極端の水不足で洗顔にも不自由している地域だそうです。村長さんが町に出張すると、洗面器いっぱいのお湯を出され、さあ、せっかくだから顔を洗って、とおもてなしをされますが、いやいや、先月洗ったばかりでもったいないから結構ですと断る村長さんのお話になんだか切なくて涙が出ました。
2006/3/26(日) 午後 1:08
凄い話しですね。whyさんこのような地域が少なくないのでしょうね。
2006/3/26(日) 午後 10:24
周りの中国人の月収を聞くと、まだまだびっくりする位安いのに、農村部ではもっと厳しい状況なのですね。不要になった衣類等、私も差し上げたいな。中国にはそういう機関があるのですか?
2006/4/2(日) 午前 0:12
世界の富豪の最新ランキングで、アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が世界第2位の座に躍り出た。
ベゾス氏の資産額は約756億ドル(約8兆4000億円) 。同指数は日毎に値が更新される。
アマゾン株には最近、熱い視線が向けられている。同社の株価は年初来16%以上上昇し、29日に中東の電子商取引大手スークの買収を発表した後は上場来高値を更新した。
ベゾス氏は宇宙探査企業ブルー・オリジンも所有している。同社の目標はいつか「宇宙観光」を実現することだ。
ブルームバーグのランキングでベゾス氏と第2位の座を争ったのは、投資会社バークシャー・ハサウェーのウォーレン・バフェットCEO(資産額749億ドル)と、ファッションブランド「ザラ」の親会社インディテックスの創業者であるアマンシオ・オルテガ氏(同742億ドル)だ。
フォーブズの長者番付では、2位はバフェット氏でベゾス氏は3位だった。4位のオルテガ氏とは10億ドルほどの差があった。
どちらのランキングでも1位はマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏で、ブルームバーグによると資産額は860億ドル。
2017/3/31(金) 午前 6:58 [ トルコ観光旅行は安全で良かったよ ]