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先日の連休に楽しみにしていた映画「理髪師」を観るために、王府井の映画館に行きました。
この映画「理髪師」のことは、色々な方が既にブログに載せているので、あらすじについては省略させていただきます。
この映画に日本軍の隊長として出演されたアクトさんこと宮路さんのブログ「電影報道」http://blogs.yahoo.co.jp/artcinema_actで、撮影中の状況がそれも宮路さんの人柄の良さもあって、とても楽しく(実際は大変だったと思いますが)、よく理解出来ました。
撮影期間中のたった一人の日本人の中で、とても流暢とは言えない(失礼^^)中国語を駆使して、主役の陳坤(チェンクン)や中国人スタッフのみなさんと日ごとに親しくなっていきます。
宮路さんのジョーク、多彩な手品などで陳坤(チェンクン)はじめみなさんが、次第に宮路さんの魅力に引き寄せられていく過程も面白いです。この撮影現場の輪を作った功労者でもあると言えるのではないでしょうか。
ほんおじは、中国に来るようになった時は、テレビや映画で日本軍が出て来ると嫌な気分になったものですが、欧米の作品でドイツ軍が今でもよく出てくる映画と同じように、違和感なく「理髪師」を楽しく観ることが出来ました。
さらに、ブログ「電影報道」を読んでいたことから、色々な場面で撮影状況を思い出し、2倍楽しく観ることが出来ました。
宮路さんのご了解をいただきましたので、この映画の撮影に関して、ほんおじが強く印象に残った写真と記事を紹介いたします。詳しくはブログ「電影報道」の中の理髪師をご覧下さい。
長くなってすみません。
写真1 撮影スタッフのみなさんと一緒に
長期の撮影には、そうそう気ばかり張っていられない。たまにはジョークも必要となる。
いつも顔を付き合わせるスタッフ、共演の相手、敵対する相手にも、日常の距離を縮める事が相手を知り、より深く役柄として相手にアタックできるからだ。
主役の陳坤(チェンクン)は周りに人(エキストラなど)が居ないと実に気さくだ。
空き時間に問いかけてみた。
小生 「今回、中国へ来る前にあなたの事を調べたよ!」
陳坤 「本当ですか、あなたの事は知らない。すいません。」
小生 「この作品、《理髪師》をブログで紹介していけど、写真を載せても良いだろうか」
陳坤 「そんな事をやってるんですか。」
小生 「あなたのファンもたくさん居るよ」
陳坤 「かまいません!私にも見せてください!」
彼の承諾も得ました。これからは主役の顔もお楽しみに・・・
現場の特権かも知れませんが、
写真2 陳坤と宮路さん
暫くすると陳坤の鼻歌が始まった。余程好きなのか、この姿をよく目にする。
そこでひとつ切り出してみた。日本の歌を知っているかと・・・
平井堅、玉置浩二、尾崎豊、木村拓哉、木村拓哉は別としても、どうやら陳坤はバラードが好きらしい。感心しているのも、つかの間次なる攻撃が来た!
陳坤 「歌えるか?歌って!」
またもや周りで囃し立てる。頭の中で平井堅がぐるぐる回った。何か無いか・・・
「古時計」が浮かんだ、これには彼も鼻歌で参加、
次に「見上げてごらん夜の星を」も良く知っていて鼻歌も次第に大きくなり、乗ってきた。
「ワインッレドの心」これまた鼻歌参加、間奏のギターの真似をやって見せたら笑っていた。
(つかみは、OK!)
「I love you」は聞いた事はあるが難しいという。
「花」は中国でも有名で「花信」として広く歌われている。
李麗虹が中国語で小生が日本語で合唱と相成った。
まさか中国まで来て生歌、歌うとは思いも因らなかった。
中国のテレビ局の取材を受けるが、カメラの後で陳坤が笑わそうとおどけてみせる。
真面目な話の時に・・・陳坤!仕返しはきっとするぞ!覚えとけ!
処刑シーン完了!
撮影も無事終了し、手伝ってもらった軍の若手と記念撮影。
この時ばかりは皆、満足した良い顔をしている。(でも緊張してるかな?)
帰りのバスの中、流れる景色を見ながら知らず知らずのうちに
「見上げてごらん夜の星を」口ずさんでいた。
写真3:髭を剃っていた隊長(宮路さん)が主役の陳坤(チェンクン)を殴る場面
いよいよアップ、助監督の説明もそこそこに、テスト、そしていざ本番、とにかく音を出してくれの要求
陳坤(チェンクン) 「本当に殴ってください、構わないから」
小生 「明白!(わかった)」
もうためらいも無い、本番!開始!
「好!(ハオ)」オーケーの言葉にホットする、
小生 「対不起!(ごめん)」
陳坤(チェンクン) 「大丈夫、グッドフィーリング!」
彼を殴る事3回、あくまでもお芝居としてですから、彼も小生も満足!これで、良い酒が呑めるかな!
写真4 監督「陳逸飛」死す
今日2005年4月10日午前8:50頃、監督である陳逸飛(チェンイーフェイ)が上海の病院で亡くなられました。
私は、中国での撮影が本日で全て終了し、気持ちも晴れやかに成れる筈でした。撮影は敗戦を迎えた日本軍、私はもう既に死体でした。
思えば2年半前、姜文(ジャンウェン)との確執で頓挫したこの作品。
だが陳逸飛(チェンイーフェイ)は、私を呼んでくれた。
いつもニコニコしていた 陳逸飛(チェンイーフェイ)
温和だった 陳逸飛(チェンイーフェイ)
話す時間が無くてごめんねと言ってた 陳逸飛(チェンイーフェイ)
俺の事を「好人(ハオレン)」と両手で迎えてくれた 陳逸飛(チェンイーフェイ)
上海蟹を腹いっぱい食べさせてくれた 陳逸飛(チェンイーフェイ)
「絵をプレゼントするよ」と言っていた 陳逸飛(チェンイーフェイ)
いつも隣に座らせてくれた 陳逸飛(チェンイーフェイ)
この作品を愛してた 陳逸飛(チェンイーフェイ)
もう、ビデオでしか見られない 陳逸飛(チェンイーフェイ)
そして、さよならも言わないでひとりで逝ってしまった 陳逸飛(チェンイーフェイ)
撮影日誌はまだまだ書きます。そして出番は無くても次のロケ地南京へも同行します。
それは監督との約束だからです。
撮影も続行しています。
(ブログの書き込みが)遅れてすみません!
ただ、もう少し泣かせてください・・・・
写真5 陳坤初来日
成田からの移動時間を見計らってフロントで待つ事30分、日中通信社の方が最初に現れ次にマネージャー、そして陳坤が爽やかな顔で現れた。
陳坤はこちらに気付いてない。
これを良い事にそっと近づく、いち早くマネージャーが気付いたが笑顔になる。
(撮影でマネージャーとも面識があったからなるのも当然)
背後から低い声で
小生 「ニイ、ハオ!」
怪訝な顔で振り向いた陳坤は、表情が一変した!
陳坤 「ゴンルー!」 (宮路!)
小生 「陳坤、来了!!」 (チェン・クン、よく来たな!)
二人抱き合った。(普段はそんな事はしないが、友情がそうさせた)
陳坤 「何故、解った?」
小生 「陳坤の事は何でも知っているさ!」
陳坤 「ホントかい?」
小生 「違う違う、日中通信社の方とファンから聞いて、ここに来た!」
陳坤 「逢えて嬉しいよ!日本のファンから花をもらったよ!」
小生 「ようこそ、日本へ!歓迎するよ!」
立ち話もなんだからと、チェックインが終わるまでソファーに座って話し込んだ。
話は留まる事を知らない。
気が付けば深夜の2時になろうとしていた。
明日もある事、解散となったが陳坤はドアを開け、いつまでも見送ってくれた。
陳坤 「明天見!ゴンルー!」 (明日又逢おう、宮路!)
小生 「明天見!晩安、陳坤!」 (明日逢おう!おやすみ、チェンクン!)
マネージャー曰く、
「彼がここまでするのは珍しい、よっぽど嬉しかったみたい。有難う宮路さん!」
小生 「僕だけの力じゃない、ファンと陳坤を迎えてくれる皆のおかげだよ!僕は中国でお世話に成ったお返しをしているだけだよ!」
アクトさんこと宮路さんのブログ「電影報道」http://blogs.yahoo.co.jp/artcinema_act
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らん訪です。国境なんかなくて悲しい事を乗り越えた皆の作品ですね。彼の事を忘れず、これからもいい作品を作るの頑張って下さい。
2006/5/14(日) 午後 2:08 [ vii*814 ]
素晴らしい方をご紹介くださってありがとうございます。映画がみたくなりました。
2006/5/14(日) 午後 3:58
いい映画にいい人たち・・・、私も応援してます!映画、観たいですね。
2006/5/14(日) 午後 4:11 [ karen ]
映画を観てみたいです。、私に何処まで理解出来るか怪しいですが。でも、きっと画像から一緒に気持ちも流れてきそうですねぇ。
2006/5/14(日) 午後 5:08
らん訪さん!こんにちは。日中合作の良い作品が、これからどんどん出来て欲しいですね。中国の映画制作も俳優さんのレベルも高くなって来ています。宮路さんのような方が活躍してくれると嬉しいです。
2006/5/14(日) 午後 8:17
おあはかさん!ほんおじも宮路さんのブログを読んで、観たくなったのですが、なかなか上映されなくてやきもきしていました。陳逸飛監督の一周忌に合わせて上映されました。
2006/5/14(日) 午後 8:22
日本でも是非上映してもらいたいです。カレンさん!「陳坤」が徐々に日本で人気が出てきているようなので、上映が期待出来るかもしれません。
2006/5/14(日) 午後 8:26
ひろえさん!宮路さんのブログを読んで行けば、とても判りやすく理解できます。宮路さんは、日本語で話しますがデブちゃんの通訳が何か可笑しいです。^^
2006/5/14(日) 午後 8:31
ほんとに日本での上映を期待しています。みてみたいな〜。姜文(ジャンウェン)との確執ってどういうことだたんでしょうか?
2006/5/14(日) 午後 11:26
まだ見てません〜、私もアクトさんに感想を伝えたいのですけど。
2006/5/15(月) 午前 3:19
未音さん!ほんおじも「姜文(ジャンウェン)との確執・・・」が判らないので、アクトさんに聞いています。こちらにコメントをいただけるか「電影報道」の方で教えてくれると思います。
2006/5/15(月) 午前 10:38
みんみんさん!是非ご覧になって、感想をアクトさんにお伝え下さい。喜んでいただけると思います。^^ただアクトさんはお忙しい様子なので、コメントの返事は少し時間がかかるでしょう。
2006/5/15(月) 午前 10:42
皆さんそしてほんおじさん、有難うございます。初めまして宮路です。未音さん質問にお答えします。姜文は、かつて「鬼子来了」で当局の忠告(脚本の変更、カンヌへの出品禁止)を無視して無期限監督禁止処分になりました。だから監督したくてウズウズしていて、実業家・芸術家の陳逸飛に事有る語とに口を出していました。映画は素人だと思ったのでしょう。「監督は私だ」陳逸飛の言葉で止まってしまいました。私と葛優は遠巻きに見てましたよ。
2006/5/16(火) 午前 5:34
かつて、チャンイーモーも「活着」で禁止処分になりました。姜文も「紅いコーリャン」の頃からチャンイーモーとは関わりが深く、また映画を作るスタンスに多大の影響を受けました。次代を担う仲間達は世界を視野に入れてたのでしょう。「鬼子来了」も去年、当局も中国優秀作品として認めました。そして、「ジャスミンの花」で久々に2人タッグを組み上映してますね。姜文も陳逸飛が亡くなった事で肩身の狭い思いをしたらしいです。私は(監督)言われた事をただ精一杯やるだけです。長くやってると監督もやりたくなるんですよね!
2006/5/16(火) 午前 5:56
アクトさん!詳細にご説明いただき有難うございました。ブログを読み、映画を見てアクトさんのファンになりました。皆さんもそうだろうと思います。これからのご活躍をお祈りします。
2006/5/16(火) 午前 8:00
はじめ、途中から読んで、ほんおじさん俳優???と、勘違いしてしまいました。┐(´ー`)┌ う〜〜ん 観てみたい!!
2006/5/22(月) 午後 10:30
TORONさん今現在何故か表示が出ていませんが、最新のコメントでは見えています。ほんおじを俳優と間違えたのですか?よく言われます。「渡哲也さんですか?」って。^^理髪師の写真を見て間違えたのか?主役の陳坤さんをほんおじと思ったのでしょう?若い頃に似ています。(いい加減にしろ!!)
2006/5/23(火) 午前 2:56
ははは(o^艸^o) おちゃめな方ですね。ほおんおじさんて
2006/5/23(火) 午後 10:46
チョッとはしゃぎすぎました!
2006/5/23(火) 午後 11:54