読書のあしあと

訳あってしばらく閉店します。

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クリスマスを前に、ブログの意義を問い直す?


最近本の書評が少ない。


そうは言っても、読んでいることは読んでいる。ただ、読み終わっても書評が難しい(書評しにくい)本が多いのである。もちろん書評するために本を読んでいるわけではないので、書評しにくいものもあるのは当たり前だ。

例えば、書評57・パウロ・コエーリョ『アルケミスト』などは感想を言葉にするのが非常に難しかった。あるいは、書評11・坂本多加雄『明治国家の建設』書評52・井上寿一『日本外交史講義』などの通史ものは、ある記述を文脈がわかるような仕方で引用し、コメントを加えていくという手法になる。これはこれで、文脈がわからない読者にどう伝えるかが難しい。

さらに、内容を紹介しただけではあまり意味がない。少なくとも、私がやる意味がない。紹介だけなら他の誰かがやるだろうし、本人に読んでいただいた方が早い。


私がこのブログを通して書評をやっている理由は色々あるが、最大のそれは以下のようなものである。

政治外交、社会、文化、哲学、歴史など──つまり人間がかたちづくる様々なもの──に関して、本という媒体を通じて、自分の頭で考えること。そしてそれを公開し、他者に批判してもらうこと。そのことで自らの無知を知り、過ちを認識し、偏見を是正すること。
それは自分一人では絶対にできない。皆さんのコメント一つひとつに啓発されることがいかに多いか、自分の視点がいかに独りよがりであったか、ブログを開設してから身にしみてわかるようになった。
日本のネット社会だって、まだまだ捨てたもんじゃない。


自分が本という素材を通して考えたことを、未知の匿名者にいかにうまく伝えるか。伝えただけで自己満足に陥らず、いかにお互いに高めあっていけるような記事を書くか。
このブログは、私にとってその修行の場でもある。



…と、全く関係ない話をしてしまいましたが、明日はいよいよクリスマス・イヴですね。
皆さんはどんな夜を過ごされるのでしょうか?

ちなみに私は…写真のようなプレゼントを渡す予定です。
中身は何でしょう〜?

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大三元さん、私も同じようなことを考えていました。読んでも記事にするのが難しいものはありますね。確かに「これ、読んだよ。」で終わるなら何冊でも記事になるけれど、意味がないですね。共感しました。

2006/12/23(土) 午前 9:25 miffy_toe

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前段部分の自己啓発部分は、ググッと引き込まれ、後段のプレゼントの記述では思わず、笑ってしまいました。そのメリハリこそが、大三元さんなのですね!中身は、本ではないと思います。ケーキかな?

2006/12/23(土) 午前 10:09 コウジ

はじめまして。ランダムから来ました。私は仕事が忙しく、また、疲れてしまってのうたた寝の日々ですから、読みたい本が溜まってしまってます。どうにかしたいな。

2006/12/23(土) 午前 10:28 長尾啓生

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>miffy_toeさん:コメントありがとうございます。そうなんですよね〜、「読んだ」ことを見せびらかすだけのブログにはしたくないなぁと思っています。ただ、内容が濃い本ほど記事にしにくいというジレンマはあるわけで…。ともかく、それもこれも、皆さんに支えていただいた上での、自己研鑽ですね。

2006/12/23(土) 午前 10:50 大三元

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>kouziさん:メリハリというのは、当たっているかもしれません(笑)。プレゼントの中身は、前々日から家にあるくらいだからケーキではありませぬ。本だったら分厚すぎますしね(笑)。中身の正体は、いずれカミングアウトする予定です。予定は未定ですが…

2006/12/23(土) 午前 10:52 大三元

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>ながおさん:初めまして、ご訪問&コメントありがとうございます。仕事がお忙しいとのこと、ごもっともと思います。私はまだ時間を作れる身ですので、今のうちにできるだけ読書をしようと思っています。

2006/12/23(土) 午前 10:54 大三元

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ブログの本来の意味であるweblogからすれば、別に「○月×日チョメチョメを読む」でも良いと思うんですけどねぇ。意味がない事は絶対にありません。誰も見てくれなくてもコメントが無くても自分自身の大事な記録です。自分の読んだものを全部時系列で並べられたら凄い財産ですよ。あまり「良いものを」とか「修行」とかなんて考えると疲れちゃって長続きしないのではないでしょうか?

2006/12/24(日) 午前 1:40 [ kohrya ]

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>kohryaさん:まぁ、そんなに肩肘張ってやってるわけでもありませんが、疲れきって長続きしなかったら、その時はその時と思っています。ただ、自分の個人的な読書記録であればブログを開設する前から自分でやっていて、今でも続けています。しかしやはり独りよがりになってはいけないと思い、ブログを始めた次第です。それで続かなかったらそれまでのモノだったということなんでしょうね。ブログにも色んな在り方があるんだと思います。

2006/12/24(日) 午後 2:09 大三元

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個人的な読書記録は別でやっているんですね。素晴らしい!私は高校からの読書記録を取っておきたかった!きっと私の精神史、青春史を表現できたかと思います。ただ、読む本は基本的に手元に取ってある(図書館はほとんど使わない)ので本箱を眺めればタイトルは解るのですが、やっぱり一言でも記録を取ってあるのとないのとでえらい違いです。それに蔵の中に押し込んだのも多いしね

2006/12/24(日) 午後 3:05 [ kohrya ]

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>kohryaさん:なるほど、確かに一言でも後に残してあるのとないのとでは全く違いますね。本は借りると線を引けないので、私も図書館はほとんど使いません。その結果、線を引きまくった読了本と、古本で大量購入した未読本のせいで、自分の部屋が図書館みたいになっちゃってます(笑)。

2006/12/25(月) 午後 9:02 大三元

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大三元さん、真面目ですね。私なんか、読む人のことを考えて書いたことありません。最初の目的が個人的な読書記録だったのですが、いつの間にか友人が出来ましたもので、まだ続いている次第です。

2006/12/26(火) 午前 0:42 [ gak*1*66* ]

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>gakiさん:私がまじめというより、ブログに対するスタンスの違いなんでしょうね。「個人的な読書記録」でも「日々の雑感」でも「社会に対するオピニオン」でも、使い方が自在であることにブログの利点があるわけですし。目的や形式が違っても、ちょっとでも面白いと思ってもらえればいいなと思ってやっています。

2006/12/26(火) 午前 4:25 大三元


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