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編集主幹の佐藤優をはじめ錚々たる面々10人がノンフィクションの傑作をそれぞれ100冊ずつ選び、延べ1000冊のノンフィクション・リストを作ってしまおうという企画だ。 ルポタージュに自伝、歴史研究に海外モノまでカバーされており、まさに保存版と呼ぶに相応しいリストになっている。 選ばれた1000冊のうち、総合ベストテンは以下の通り。 立花隆『日本共産党の研究』全3巻(講談社文庫)
眺めてみると、吉田満しか読了していない。歴史関係はともかく、いわゆるノンフィクションは私の読書歴からすっぽり抜けてしまっている。『ベスト&ブライテスト』や『日本共産党の研究』はつまみ読みした程度だった。吉田満『戦艦大和ノ最期』(講談社文芸文庫) ※これは書評:25で取り上げた 大岡昇平『レイテ戦記』全3巻(中公文庫) 松本清張『昭和史発掘』全9巻(文春文庫) 本田靖春『誘拐』(ちくま文庫) D.ハルバースタム『ベスト&ブライテスト』全3巻(朝日文庫) 沢木耕太郎『テロルの決算』(文春文庫) 石牟礼道子『苦海浄土──わが水俣病』(講談社文庫) 山崎朋子『サンダカン八番娼館』(文春文庫) 鎌田慧『自動車絶望工場──ある季節工の日記』(講談社文庫) さらに1000冊の中で特に気になったものを備忘録的に抜書き。 【加藤陽子 選】
佐藤優も挙げている佐野眞一『阿片王』やハスラムのE.H.カー伝など、伝記ものに惹かれる。満州については山室信一『キメラ』も読みかけなので、セットで読みたい。加藤典洋『アメリカの影』(講談社学術文庫) 佐野眞一『阿片王 満州の夜と霧』(新潮文庫) 米本昌平『バイポリティクス』(中公新書) 吉田健一『英国に就いて』(ちくま文庫) ※「相手になりきる想像力があって初めて息の根を止められる」 J.ハスラム『誠実という悪徳 E.H.カー 1892-1982』(現代思潮社) 【佐藤優 選】
吉村昭はいずれしっかり読まないといけないなぁ。佐野眞一『甘粕正彦 乱心の嚝野』(新潮社) 吉村昭『戦艦武蔵』(新潮文庫) ※「合理性と狂気が並存できることを見事に描いた」 原武史『大正天皇』(朝日選書) 同 『昭和天皇』(岩波新書) 原武史『昭和天皇』は毀誉褒貶が激しいが、実際どうなんでしょ。 【佐野眞一 選】
『暗黒日記』もつまみ読みのままだった。『外政家としての大久保利通』とともにいつか完読したい。渋沢栄一『雨夜譚』(岩波文庫) ※「維新のエネルギーが伝わってくる」 J.リード『世界をゆるがした十日間』全2巻(岩波文庫) 清沢洌『暗黒日記』全3巻(ちくま学芸文庫) 開高健『ずばり東京』(光文社文庫) 『世界を〜』は高校生の時に背伸びして手に取ったことが懐かしく思い出される。久しぶりに手にとって、あの時の青臭い向学心を思い出すのもいいかも。 【魚住昭 選】
『中村屋のボース』、早く文庫にならないかな。本田靖春『誘拐』(ちくま文庫) ※「ノンフィクションの最良の教科書」 中島岳志『中村屋のボース』(白水社) 山際淳司『スローカーブを、もう一度』(角川文庫) オーウェル『カタロニア賛歌』(岩波文庫) 『スローカーブを、もう一度』はbookloverさんのブログでも紹介されていましたね。 【原武史 選】
佐藤優の『国家の罠』よりも個人的には『自壊する帝国』の方に興味がある。いずれも選者の間で高評価。井上章一『愛の空間』(角川選書) 佐藤優『自壊する帝国』(新潮文庫) マーク・ゲイン『ニッポン日記』(ちくま学芸文庫) 古本屋巡りの参考とすることにしよう。
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書評 いろいろ
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またたくさんの読みたい本が増えちゃいますね〜(^^;)
忙しいとゆっくり読む暇もなく、読みたい本、読もうと思って
積み重なっている本がどんどん増えていきます・・・(笑)
のんびり読んで行ってくださいね〜(^^)
2009/6/13(土) 午後 6:44
この中では、私もかなり前に『世界をゆるがした十日間』を読んでいます。そして、引き続き、ジョン・リード役のウォーレン・ビューティー、ダイアン・キートンの映画「Reds」を観て、感激した覚えがあります。良い映画でした。
2009/6/13(土) 午後 9:17
うわ〜、ノンフィクションベスト10は全部面白そうですねえ。大岡昇平『レイテ戦記』はいずれ読みたいと思っている作品です。佐藤優さんの著作も積ん読のままです(汗)。佐藤さんの著作はどうですか?とても参考になりました。ありがとうございます♪
2009/6/13(土) 午後 11:18
面白そうなベストですね^^開高健は好きな作家なので『ずばり東京』は読んでみたいです^^あっ、『テロルの決算』29歳の時に買って読もうとしたまま積読で・・・。読まねば〜^^;
2009/6/14(日) 午後 3:58
>あつぴさん:そうそう、こうやって「傑作リスト」みたいなものばっかり読んでるから、積読本が増えていくんですよね(笑)。いかんいかん。自重しなければ…。
2009/6/18(木) 午前 0:49
>genteelさん:ジョン・リードを読まれたことがおありですか!『世界を揺るがした十日間』は思い出の書でして、私の高校時代の恩師の愛読書だったのです。私を歴史の世界へ誘ってくれたきっかけの本でもあります。
映画化もされているとは知りませんでした。今度チェックしてみますね。
2009/6/18(木) 午前 0:52
>mepoさん:大岡昇平は多くの知識人が褒めるのですが、正直私はそこまで理解できずに四苦八苦しています(笑)。『野火』よりは遠藤周作の『悲しい歌』なんかの方がしっくりくるんですよね。『レイテ戦記』は当分先になりそうです。
佐藤優は単著をまだ読んだことがないので、とりあえず評価の高い『国家の罠』『自壊する帝国』あたりから入ってみます。
2009/6/18(木) 午前 0:58
>内緒さん:私も佐野眞一は『本は誰が「殺す」のか』以来信頼しているノンフィクションライターで、いつも著作には注目しています。今回のリストの中では『阿片王』『甘粕正彦』が気になったので、いつか書評したいですね。
山崎豊子も限りなくノンフィクションに近い作品を書く小説家ですが、私はまだ未読なんですよ。やっぱり『大地の子』『白い巨塔』あたりから入るのがベターでしょうか。
2009/6/18(木) 午前 1:01
>あんごさん:開高健は名前は知っていましたが恥ずかしながら未読の作家さんです。今回のリストでも何冊か挙がっていましたが、『ずばり東京』が一番多かったので、とりあえずこのあたりから読んでみたいですね。
2009/6/18(木) 午前 1:03
>内緒さん:そうですか、『沈まぬ太陽』もチェックしてみます。多作な作家なので迷っちゃいますね。以前『二つの祖国』も薦められたことがあって、これも気になっています。
それにしても、私の境遇まで正確に把握されているとは、ものすごい洞察力ですね!びっくりしてしまいました。いや本当。…何モノなんですか?(笑)
2009/6/21(日) 午後 3:05
はじめまして
私も,「「傑作・名作セレクション100冊×10人」をブログで取り上げました。これは「完全保存版」だと思います。
2009/7/30(木) 午後 6:27 [ あさ一番 ]
>あさ一番さん:初めまして、ご訪問&コメントありがとうございました。これはいい雑誌でしたね。こちらからも早速訪問させていただきます。
2009/8/1(土) 午前 10:59