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上野国立博物館でやっている、「写楽[特別展]」に行ってきました。
東洲斎写楽が生涯で描いたほぼ全ての作品を網羅している、充実した展示会になっています。
かなり混んでましたが、それに見合うだけの内容はあると思いました。
写楽の作品だけでなく、勝川春英や歌川豊国らの他の役者絵、喜多川歌麿の美人画との比較や、
写楽の画の版による違いを見せるなど、視点も盛りだくさん。
初心者にも楽しめる内容になっています。
他の画家が描いた同じ役者の画と並べてみると、写楽の画の個性がよくわかります。
特に第一期の写楽は、このポスターに典型的な、顔と手の構図、いわゆる歌舞伎役者の「キメ顔」が
印象的。逆に勝川春英が描くとダメ男に見えたりして面白いです。
こちらは随分前に観に行ったのだけど、同じ上野で同じ版画展ということで、ついでに記事にします。
レンブラントを「光と闇」をテーマにやるということで、当然『夜警』を目当てに行ったのですが、完全に
的外れでした。
展示されている作品の8割は版画で、期待していた『夜警』的な鮮やかな絵画はほとんどなく・・・。
まあ、版画だから悪いってことはないんですが、吸い込まれるような光/闇の使い方が印象的な
絵画を目当てに行った私としては、肩すかしをくらった感じ。記事にもしませんでした。
二つの版画展を観て思ったのは、日本と西洋では、同じ版画でも表現しようとしているものと方法が
全然違うなということ。
写楽の場合、役を演じている役者の「キメ顔」を題材とし、表現も単線でシンプルに、どちらかというと
全体の構成で勝負しているようなところがある。
上野の二つの版画展も、比較してみると面白いのではないでしょうか。
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素人の芸術鑑賞
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とりたてて美術には興味はないけど有名な絵画は見たいな、という程度の普通の日本人なんですが、知人から小学館の「原色日本の美術全30巻」ってのをもらったのでパラパラと見たら浮世絵の特異なすばらしさに感動しました。きっと日本の漫画技術の原点はここにあるんでしょうね。ちなみに上記の図鑑はブックオフでも一冊2500円で売られていて、合計75000円かよ、と思ったらタダでもらったのは申し訳なく思いました。
2011/6/6(月) 午前 11:18 [ kohrya ]
両方とも是非観てみたいですね。レンブラントは12日でお終いですか。急がなくちゃ。
2011/6/6(月) 午後 9:40
同じく版画という手法を使っていても、ここまで方向性が違うとまさに別なジャンルですね。
浮世絵の、これでもと言うほどの明快さは結構好きです。
2011/6/7(火) 午前 6:21
なんと、面白そうな展覧会、
と思ったらもう終わっていたのですね。残念です。
2011/6/12(日) 午後 10:14
>こーりゃさん:『原色日本の美術全30巻』は初めてききました。そんな良書なら、探してみたいですね。
2011/6/12(日) 午後 11:03
>かえるさん:レンブラントもさることながら、写楽展の素晴らしさ!是非ご堪能ください。
2011/6/12(日) 午後 11:10
>オブ兵部さん:浮世絵をまじまじと観賞したのは初めてだったのですが、思ったより楽しむことができました。レンブラントと比べると、まさに別のジャンルでした。
2011/6/12(日) 午後 11:51
>すてさん:レンブラントは終わってしまったかもしれませんが、写楽展は震災の影響で開始が遅れたため、終了も延びていると思います。
体調が回復されたら、是非足を運んでみて下さい!
2011/6/12(日) 午後 11:53