読書のあしあと

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書評289 吉田兼好

「徒然草」

山崎正和訳『徒然草・方丈記』(学研M文庫、2001年)所収

今年の宿題にしている古典シリーズ第1弾。
最近読んだ小川洋子や丸谷才一が何かと「方丈記」を褒めているのが記憶に残っていて、一度読まなければならないと思っていたところに、「徒然草」とセットで山崎正和が訳しているということを知って即刻買ってしまった次第である。

今回はまず同時収録の「徒然草」から。


【著者紹介】
よしだ・けんこう (1283年頃〜1352年頃) 鎌倉末期〜南北朝時代にかけての官人・遁世者・歌人・随筆家。本名は卜部兼好(うらべ かねよし/うらべのかねよし)。
古来より神祇官を出す卜部氏に生まれたが、卜部氏が後の時代に分家したため江戸時代以降は吉田兼好と通称されるようになった。その作品『徒然草』は日本三大随筆の一つとされている。

やまざき・まさかず (1934年─) 劇作家、評論家。大阪大学名誉教授、LCA大学院大学学長。
京都大学大学院博士課程修了。大阪大学文学部教授、東亜大学学長などを歴任。戯曲とともに文明的な観点からの評論を数多く著す。『世阿弥』(岸田國士戯曲賞)、『オイディプス昇天』(読売文学賞)、『柔らかい個人主義の誕生』(吉野作造賞)、など受賞多数。
本ブログで取り上げた作品に書評101:『社交する人間』、対談に書評64:「教養を失った現代人たちへ」がある。


【本書の内容】
平安末期から鎌倉初期の乱世を見つめた鴨長明。鎌倉幕府の滅亡から南北朝の争乱へとつづく、激動の時代に生きた吉田兼好。現世を捨てて、それぞれ出家遁世の道を選んだ二人は、はげしく変転する世の中に何を見たのだろうか。中世随筆文学の傑作は、現代に生きる私たちに、人生とは何かを鋭く問いかけ、生きるヒントを与えてくれる。


お薦め度:★★☆☆☆

【本書の感想】
日本三大随筆の一つとされる本作。
読み始めて気づいたのだが、やたら矛盾が多い。
色恋沙汰を戒めたかと思えば恋を賛美し、暴飲暴食の害を説いては「酒飲みは罪が許されるほどおもしろい」と言う。友は持つべきもの、と言った端から「人づきあいは一切捨てるべし」と書く。
この矛盾をどう考えるべきか、と思っていたところへ山崎正和の「解説」が的確な指針を与えてくれた。

「徒然草」も、一見すると、いたるところに矛盾に満ちた主張や判断を併存させてゐるが、おそらくその矛盾こそが、じつは著者のほんたうの主張の内容なのである。(215項)

つまり月花の美しさであれ、男女の恋であれ、無常観であれ、その真実は一本道の一方の極にあるのではない。
美しきものから距離を置いて見るからこそ美しく、恋に溺れず一定の距離を置いて付き合うことに味があり、俗事にこだわるからこそ無常観が切実に感じられる。

山崎によれば、この兼好の「根本において理想を認めながら、あへてそれに向かって徹底することを拒む思想は、日本中世に広く探し出すことができる」。同時収録の「方丈記」然り、世阿弥然り。
実はこの真実は曖昧なもの、中間的なものにあるという考え方こそ今後の脱近代哲学の手がかりである…というのが山崎の思想なのだが、「徒然草」からずれてしまうので書評101:『社交する人間』に譲る。


ともあれ上記のことを念頭に置きながら読んでみると、本作の主張がすっきりと理解できるようになる。
丸谷才一は「日本の随筆の伝統は好きなものづくしである」と喝破したが(書評286:『文学のレッスン』参照)、本書は「好きなものづくし」にとどまらず「世の中観察日記」とも言うべき冷静な観察眼とブレない芯があったと言うべきだろう。


以下、印象に残った部分を引用しながら感想を加えていく。


長らく隔たっていて、久しぶりに会った人が、自分の側にあった話を、あれこれと片はしからしゃべり続けるのは、興ざめなものである。……教養品格の点で二流の人物は、ちょっと外出しても、今日あったことだといって、息もつぎあえずに語り興じるものである。(60項)
いわゆる「自分の話ばかりする人」ですね。これは頷くこと大。気を付けよう。


どうかしたおりに、今現に人の言っていることも、目に見えているものも、さらには自分の心のうちも、このようなことはいつかあったような気がして、いつとは思い出すことができないながらに、たしかにあった心地がするものであるが、こんな感じは、私ひとりだけが感じるものなのであろうか。(75項)
兼好さん、それデジャヴって言いますよ!
デジャヴって昔からあったんですねえ。


狂人のまねだといって大通りを走るなら、その人はすなわち狂人である。悪人のまねだといって人を殺すならば、悪人そのものである。逆に、千里を行く駿馬を見習う人は、その駿馬と同類であり、中国上代の聖天子、舜に見習おうとする人は、すでに舜の仲間である。偽りからはじめるにせよ、賢人をまねようとする人こそ、賢人といってよいのである。(88項)
要するに「偽善も善」ということ。


田舎の人間が賀茂祭を見物する様子を評して、
「見物の行列がひどく遅い。やってくるまでは桟敷にいる必要はない」といって、奥の部屋で酒を飲みものを食べ、囲碁や双六などをして遊び、桟敷には見張りの人を置いておく。そして、見張り人が「行列が通ります」と知らせると、めいめいあわてふためいてわれがちに桟敷にかけのぼり、落ちてしまいそうなほど簾を外に張り出して、押し合いながら、一事も見落とすまいと目を見張る。「ああだ、こうだ」と、見るものごとに言葉をさしはさみ、行列が通り過ぎてしまうと、「また次の行列が通るまで」といって、桟敷からおりてしまう。こういう人たちはただ、雰囲気を忘れてものだけを見ようとするのであろう。(130項)
京都に住んでいた頃に感じたことだが、観光客が観光名所ばかりに群がっている様は本当に味気ない。
葵祭や祇園祭など、観に行っても人の頭だけ見て帰ってくる、なんてことがオチで、祭りそのものを楽しめる状況ではない。清水寺などThe・観光名所よりも、哲学の道などちょっとマイナーなところの方が人通りが少なく風情があって好きである。
これも、よく考えてみると「一歩ひいて美しいものを見る」精神の一例かもしれない。


老人のやることは、ぶざまであっても気の毒で人も笑えず、また、老人が衆に交わる姿も、不似合いで見苦しい。だいたい、老人はすべての仕事をやめて、暇のあることこそが見た目もよく、このましいものである。(142項)
この点は時代が変わったとつくづく思う。今や「人生六十から」という時代であり、溌剌としたご長寿を見るのも、悪い気はしないだろう。


他人に勝る点があるというのは、じつは大きな欠点なのである。人品の高さにおいても、学問・芸術にすぐれていることにおいても、また先祖の誉れにおいても、人に勝っていると思っている人は、たとえ口に出しては言わないまでも、すでに心のうちに多少のあやまちを犯しているものである。(147項)
人間気づかないうちに慢心を飼ってしまっているもの。はじめに引いた「自分の話ばかりする人」とともに、常に自戒しておきたいことである。

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書評288 斎藤勝裕/花くまゆうさく絵

『科学者も知らないカガクのはなし』

(技術評論社、2003年)

職場の理系の人が貸してくれた本。
理系の本を取り上げるのは書評214:『相対性理論を楽しむ本』以来。
こっちは寝っころがって読む類のものですが。


【著者紹介】
さいとう・かつひろ (1945年―) 名古屋市立大学特任教授。専門分野は有機化学、物理化学。
東北大学大学院理学研究科博士課程修了。名古屋工業大学大学院工学研究科教授を経て現職。理学博士。

はなくま・ゆうさく (1967年―) 漫画家&イラストレーター。
主な作品に「東京ゾンビ」ほか。


【本書の内容】
「サウナでやけどしないのはなぜ?」「マムシはマムシに噛まれると死ぬ?」「つむじを刺激すると下痢になる?」「人は霞を食べて生きていけるのか?」「iPS細胞で人は死ななくなる?」など、素朴な疑問から世間でよく言われる迷信や噂、現象、はたまた最新の科学についてまで、科学者でも答えにつまりそうなさまざまな疑問に、スーパー理学博士、齋藤勝裕先生が答えていく。専門知識を持たない一般読者でも手軽に読めるよう、花くまゆうさく先生のおもしろ4コママンガも楽しめ、二倍お得に!


お薦め度:★★☆☆☆

【本書の感想】

<全体の感想>
日常の疑問から最新の科学までを各項目2ページで説明する、科学読み物。

素朴な疑問が中高生でも読めるように平易に説明されているので、科学に興味を持つとっかかりとしては面白いかもしれない。
日常の疑問を扱った章では、中学高校で習った化学・生物の知識が日常生活に応用できることがわかる。
昔勉強したな〜と懐かしく思いながら読むのも一興だろう。

ただし本書では入門書どころか門前書だと思うので、各設問ごとにより深く突っ込むための読書案内などが欲しかったところ。

ちなみに、挿入されている漫画は微妙に笑えるが、理解の助けにはならない。というかそういうことを目指していない。ギャグ挿絵なので。この絵柄はたまに書店で見かけるけど、嫌いじゃない。


以下、Q&Aの例をいくつか抜書きしておく。


■日常のカガク/健康と食品のカガク
90℃のサウナでやけどしないのはなぜ? ⇒ 蒸発熱。中学で習いましたね。
お酒をチャンポンすると悪酔いする? ⇒ 迷信。結局は摂取アルコールの量。
ドライクリーニングは本当にドライ? ⇒ 水ではなく油洗浄。
ネギがインフルエンザに効くって本当? ⇒ 本当。
キウイとパイナップルのゼリーは作れないの? ⇒ 難しい。酵素があるから。

■地球と宇宙のカガク/生命のカガク
宇宙の中心はどこ? ⇒ あらゆるモノがお互い離れていくため、中心はない。逆に言うと全ての点が中心。
鮭は淡水魚?海水魚? ⇒ 淡水で生まれるため淡水魚に分類。浸透膜は高校で習いましたね。
キリンの睡眠時間は20分というのは本当? ⇒ 本当。しかも熟睡時間は1〜2分。草は燃費が悪いため草食動物は延々と食べ続けなければならず、睡眠時間は極端に短い。

■最新のカガク
レアアースってなんなの? ⇒ レアメタルのうち、砂状に近いもの。より現代的用途に特化している。
酒が超伝導に役立つ? ⇒ 合金を酒で煮ると超伝導が発現するらしい。
ビールを飲むと筋肉の老化が止まるって本当? ⇒ 本当だが、1日数万リットル以上飲み続けないと効果はない。

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せんとくんの家族?

今や百花繚乱状態のゆるキャラですが、元祖ゆるキャラともいうべき「せんとくん」に
家族がいるとは知りませんでした。
 
 
 
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左がせんとくんの兄、右が祖父だそうです。
二人の登場は2008年にさかのぼるとのこと。
兄はキモカワイイどころか、もはや単にキモイ。
祖父にいたってはもはやコンセプトが謎。
 
 
 
 
 
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そして最近、JR大分駅に登場したのがこのモニュメント。
作者はせんとくんと同じ彫刻家だそうで、せんとくんの弟にあたるのかどうか、もっぱら噂になっていたとのこと。
 

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書評287 竹森俊平

『通貨「円」の謎』

(文春新書、2013年)

今最も信頼できる経済学者による、アベノミクス本。
さて今回も鮮やかなお手並みを堪能したい。


【著者紹介】
たけもり・しゅんぺい (1956年─) 慶應義塾大学経済学部教授。専攻は国際経済学。
1985年慶應義塾大学大学大学院経済学研究科修了。1989年米ロチェスター大学より経済学博士号(Ph.D.)取得。経済産業研究所ファカルティフェローなどを経て現職。『経済論戦は甦る』で読売・吉野作造賞受賞。他の著作に『世界デフレは三度来る』、『資本主義は嫌いですか』など多数。
本ブログで取り上げた著作に書評147:『1997年 世界を変えた金融危機』書評276:『ユーロ破綻 そしてドイツだけが残った』がある。


【目次】
第1章 危機で円高になるのはなぜか
第2章 アベノミクス成功の条件
第3章 通貨安とV字型回復
第4章 実質金利の低下こそ重要な鍵


【本書の内容】
通常、金融危機に陥った国の通貨は下落するのに、危機に際してなぜ円高になるのか?デフレ以上に、この円高こそ、日本経済長期停滞の原因だ。「失われた10年」の核心に迫り、アベノミクスの成否を占う。


お薦め度:★★★★☆

【本書の感想】

<全体の感想>
このブログで扱った前二著の書評で「タイムリーで、ためになって、面白い、三拍子揃った傑作」と書いたが、今回の新書も例に漏れない好著である。

本書のテーマは主に二つ。一つは「なぜ他の通貨とは違い円だけが危機に際して高騰するのか?」という謎。もう一つはアベノミクスの行方である。
歴史と理論と時事とエピソードを縦横無尽に論じ尽くすスタイルは相変わらず知的好奇心をビンビン喚起するが、これまでの著書に比べると若干まとまりを欠いているのはご愛嬌。

以下、本書の二つの柱を中心にレビューしていきたい。


<日本だけが円高になる理由>
2008年のリーマンショックから東日本大震災に至ってピークを示した“超円高”の傾向に際して、一部のエコノミストや日銀総裁は「強い円は日本の国力の証明」と強弁した。しかし大震災のような国家的危機が日本の国力を強くし円高になる、というのは明らかにおかしい。

「金融危機などが起こればその国の通貨は弱くなる」という経済の常識に反してなぜ日本だけが円高になるのか、という疑問に、本書は1ページで答えている。

日本の民間企業は、国内で困ったことが起こると、海外に蓄えているドル資産を取り崩して、国内に持ち込もうとする。それで国内の資金繰りをつける。この場合、ドルを円に戻す必要が出てくるから、円買い、ドル売りの殺到となり、「円高」になるわけだ。さらにそれに「思惑」が拍車をかける。資金繰りに問題のない投資家まで、「円高」への流れを読んで、円買い投機をする。それでただの円高ではなく、「超円高」になるのである。(30項)

要するに、日本が多額の資本輸出国であることが全ての発端であり、しかもこの「海外資産の国内への逆流⇒それを見越した投機的円買い」のサイクルがリーマンショックのみならずバブル崩壊以降の平成不況を長引かせてきた主要因だというのだ。
多額の対外純資産を持つノルウェーでも同じような挙動が見られることから、本書の指摘は非常に説得力がある。
(同様に「失われた20年の主要因は円高」と指摘したものとして書評237:『経済成長は不可能なのか』。)


<日本には円安主導の経済回復しか残されていない>
伝統的なレッセ・フェール思想に立てば、ある国が危機に陥っても 海外資本が逃避→通貨が下落→輸出競争力が向上→輸出をテコにV字回復 というシナリオで平常な経済状態に戻ると考えられる。
実際、90年代前半のスカンディナビア危機や90年代後半のアジア通貨危機では、スウェーデン、フィンランド、韓国といった国がこのシナリオでV字回復を果たしている。

ところが、日本だけは円高に振れてしまう。ではどうしたらよいのか?著者の結論はこうだ。
「日銀が長期国債に焦点をあてた買いオペを進め、円安に誘導して輸出主導で経済を軌道に乗せる」
つまりアベノミクスの方向は正しく、「それ以外の方法は、筆者は正直思いつかない」(214項)とまで言う。
実際、小泉政権時代の戦後最長の好景気は輸出主導であり、それもグリーンスパンFRB議長時代のアメリカの好景気に引っ張られたものだった。ゆえに、アベノミクスの成否もアメリカをはじめとする世界景気に依存している、という当たり前といえば当たり前の結論になる。


日銀と結託した政府の円安誘導政策に対する批判に対しては、以下のように答えている。

・通貨安政策は貿易戦争を招くのではないか
⇒「外需」を「輸出マイナス輸入」とするのはマクロ経済学の悪しき伝統であって、重要なのは「輸出」である。輸出を伸ばすと同時に輸入も伸ばせば、設備稼働率は上がるため経済は成長する。

・政府が日銀に圧力をかけるのは中央銀行の独立性を侵している
⇒「中央銀行の政治的独立性」という言葉はもはや時代遅れ。FRBやECBは政治の領域にかなり踏み込んで仕事をしており、それは現代では当然のこと。


<おわりに>
本書にはトリビア的な面白ネタも満載で、それがまとまりを欠いている要因ではあるのだが、著者の小泉首相に対する評価が面白かったので最後にメモ。

当時の小泉首相の発言「いま日本は構造改革の結果復活した米英と同じことをやろうとしている。しかし改革の最中の米英では通貨は弱くなったが、日本はデフレの上に円が強くなっている。これはおかしい」を評して曰はく、「ワンフレーズ・ポリティクスの小泉氏とは思えない、深淵な思想である」「別に経済学博士号を持っていなくても、経済がよくわかる人がいるという当たり前のことの証明だろう」。
一方で、郵政民営化は「あれだけはやってはいけません」。

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このブログでは、本の書評と同じくらい「あの本がいいらしい、これも面白そうだ、それも読みたい」
というふうに、読みたい本を並べた記事を書いてきた。
年末の各紙まとめをレビューした記事、皆さんのお薦め本を募った記事、作家の書評集の書評。
これだけ風呂敷を広げて、いったいどれだけ追いついたのか?
と、一回まとめてみようと思った。
 

凡例  ◎:読了、書評済み   △:購入済み、積読   ×:古本で漁り中
 
 
2008年・この3冊
◎ 堂目卓生『アダム・スミス』(中公新書)
× ポール・コリアー『最底辺の10億人』(日経BP社)
△ 『広田弘毅』(中公新書)
△ 松木武彦『列島創世記』(小学館)
◎ ロナルド・トビ『「鎖国」という外交』(小学館)
× 子安宣邦『昭和とは何であったか』(藤原書店)
× 内田亮子『生命をつなぐ進化のふしぎ』(ちくま新書)
× マーガレット・アトウッド『またの名をグレイス』上下(岩波書店
× 水村美苗『日本語が亡びるとき』(筑摩書房)
△ ウィリアム・トレヴァー『密会』(新潮社)
◎ アリステア・マクラウド『冬の犬』(新潮社)
◎ アリステア・マクラウド『彼方なる歌に耳を澄ませよ』(新潮社)
 
ノンフィクション傑作・名作セレクション100
× 立花隆『日本共産党の研究』全3巻(講談社文庫)
△ 大岡昇平『レイテ戦記』全3巻(中公文庫)
× 松本清張『昭和史発掘』全9巻(文春文庫)
△ 本田靖春『誘拐』(ちくま文庫)
△ D.ハルバースタム『ベスト&ブライテスト』全3巻(朝日文庫)
△ 沢木耕太郎『テロルの決算』(文春文庫)
× 石牟礼道子『苦海浄土──わが水俣病』(講談社文庫)
× 山崎朋子『サンダカン八番娼館』(文春文庫)
× 鎌田慧『自動車絶望工場──ある季節工の日記』(講談社文庫)
△ 加藤典洋『アメリカの影』(講談社学術文庫)
△ 佐野眞一『阿片王 満州の夜と霧』(新潮文庫)
△ 米本昌平『バイポリティクス』(中公新書)
× 吉田健一『英国に就いて』(ちくま文庫)
× J.ハスラム『誠実という悪徳 E.H.カー 1892-1982』(現代思潮社)
△ 佐野眞一『甘粕正彦 乱心の嚝野』(新潮社)
△ 吉村昭『戦艦武蔵』(新潮文庫)
◎ 原武史『大正天皇』(朝日選書)
△  『昭和天皇』(岩波新書)
△ 渋沢栄一『雨夜譚』(岩波文庫)
△ J.リード『世界をゆるがした十日間』全2巻(岩波文庫)
△ 清沢洌『暗黒日記』全3巻(ちくま学芸文庫)
△ 開高健『ずばり東京』(光文社文庫)
△ 中島岳志『中村屋のボース』(白水社)
△ 山際淳司『スローカーブを、もう一度』(角川文庫)
× オーウェル『カタロニア賛歌』(岩波文庫)
× 井上章一『愛の空間』(角川選書)
△ 佐藤優『自壊する帝国』(新潮文庫)
△ マーク・ゲイン『ニッポン日記』(ちくま学芸文庫)
 
2009年・この3冊
× 佐々木毅『政治の精神』(岩波新書
△ ジェームズ・メイヨール『世界政治』(勁草書房)
△ 猪木武徳『戦後世界経済史』(中公新書)
× 佐藤俊樹『意味とシステム』(勁草書房)
◎ 内田樹『日本辺境論』(新潮新書)
× 秋山聰『聖遺物崇敬の心性史』(講談社選書メチェ)
× 鷲田清一『噛み切れない想い』(角川学芸出版)
◎ 池内恵『中東危機の震源を読む』(新潮選書)
△ 細谷雄一『倫理的な戦争』(慶應義塾大学出版会)
× 辻原登『許されざる者』(毎日新聞社)
△ 山田詠美『学問』(新潮社)
× 古井由吉『人生の色気』(新潮社)
△ リュドミラ・ウリツカヤ『通訳ダニエル・シュタイン』(新潮クレスト・ブックス)
△ カフカ『訴訟』(光文社古典新訳文庫)
× 持田叙子『荷風へ、ようこそ』(慶應義塾大学出版会)
× ジェイムズ・ジョイス『若い藝術家の肖像』丸谷才一訳(集英社)
◎ アラン・ベネット『やんごとなき読者』(白水社)
 
書評200:『『こころ』は本当に名作か』
◎ スウィフト『ガリヴァー旅行記』
△ ルソー『孤独な散歩者の夢想』
△ バルザック『従妹ベット』
× ディケンズ『荒涼館』
△ トルストイ『クロイツェル・ソナタ』『イワン・イリッチの死』
△ マーク=トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』『乞食と王子』
△ 川端康成『眠れる美女』『山の音』『掌の小説』
◎ 谷崎潤一郎『細雪』『吉野葛』
× 田山花袋『蒲団』
 
2010年・この3冊
× 渡辺浩『日本政治思想史――十七〜十九世紀』(東京大学出版会)
× ジョン・W・ダワー『昭和――戦争と平和の日本』(みすず書房)
× 大津透『神話から歴史へ 天皇の歴史01巻』(講談社)
× 渡辺京二『黒船前夜――ロシア・アイヌ・日本の三国志』(洋泉社)
× アンドリュー・ロス・ソーキン『リーマン・ショック・コンフィデンシャル 上・下』(早川書房)
× チャールズ・テイラー『自我の起源』(名古屋大学出版会)
× 楊海英『墓標なき草原』(岩波書店、全2冊)
× 阿部和重『ピストルズ』(講談社)
× 中島京子『小さいおうち』(文藝春秋)
◎ 丸谷才一/湯川豊『文学のレッスン』(新潮社)
× 角田光代『ひそやかな花園』(毎日新聞社)
× ウェルズ・タワー『奪い尽くされ、焼き尽くされ』
× ミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』
× アリス・マンロー『小説のように』
× ウィリアム・トレヴァー『アイルランド・ストーリーズ』(国書刊行会)
◎ ラッタウット・ラープチャルーンサップ『観光』(ハヤカワepi文庫)
× チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『半分のぼった黄色い太陽』(河出書房新社)
 
2011/09/11 宿題
× アゴタ・クリストフ『悪童日記』
× 正宗白鳥『何処へ』
◎ 須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』
◎ 谷崎潤一郎『細雪』
◎ 加藤典洋『言語表現法講義』
◎ 木下是雄『理科系の作文技術』
△ 山際淳司『スローカーブを、もう一球』
◎ 武田百合子『犬が星見た』
 
2011年・この3冊
× 井上正也著『日中国交正常化の政治史』(名古屋大学出版会)
× 服部龍二『日中国交正常化』(中公新書)
△ 宮崎市定『中国史の名君と宰相』(中公文庫)
× 宮崎市定『史記列伝抄』(国書刊行会)
× 『ブレア回顧録』(日本経済新聞出版社)
× ジョン・ルカーチ『評伝ジョージ・ケナン』(法政大学出版局)
× 若森みどり『カール・ポランニ』(NTT出版)
× J.S.ミル『大学教育について』(岩波文庫)
× ロールズ『正義論』(紀伊国屋書店)
× マキァヴェッリ『ディスコルシ―「ローマ史」論』(ちくま学芸文庫) 
× 鷲田清一『「ぐずぐず」の理由』(角川選書)
× 岸田一隆『科学コミュニケーション』(平凡社新書)
× 野嶋剛『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)
× ベン・マッキンタイアー『ナチを欺いた死体』(中央公論新社)
× 丸谷才一『持ち重りする薔薇の花』(新潮社)
× 大野晋編『古典基礎語辞典』(角川学芸出版
× 辻原登『韃靼の馬』(日本経済新聞出版社)
× 津村節子『紅梅』(文芸春秋)
× 稲葉真弓『半島へ』(講談社)
× 小川洋子『人質の朗読会』(中央公論新社)
× 川上弘美『神様2011』(講談社)
 
2012年・この3冊
× ジョセフ・E・スティグリッツ、アマティア・センほか『暮らしの質を測る』(金融財政事情研究会)
× 中北徹『通貨を考える』(ちくま新書)
△ 白石隆、ハウ・カロライン『中国は東アジアをどう変えるか』(中公新書
× 山崎正和『世界文明史の試み――神話と舞踊』(中央公論新社)
× 安田浩一『ネットと愛国』(講談社)
× 斎藤環『世界が土曜の夜の夢なら−−ヤンキーと精神分析』(角川書店)
× 水村美苗『母の遺産−−新聞小説』(中央公論新社)
× 金井美恵子『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』(新潮社)
× 丸谷才一『快楽としての読書−−日本篇・海外篇』(ちくま文庫)
× 小川洋子『ことり』(朝日新聞出版
× リュドミラ・ウリツカヤ『女が嘘をつくとき』(新潮クレスト・ブックス)
× ミハイル・シーシキン『手紙』(新潮クレスト・ブックス)
△ マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』(新潮文庫)
 
書評275:『心と響きあう読書案内』
△ 梶井基次郎「檸檬」
△ 川端康成「片腕」
× 中勘介「銀の匙」
× 村上春樹『風の歌を聴け』
△ 梨木香歩『家守奇譚』
△ 田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」
× マンスフィールド「遊園会」
△ 向田邦子『思い出トランプ』
△ フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』
× 佐野洋子『100万回生きたねこ』
 

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